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第一話 生贄
あの日、僕は村の生贄になるはずだった_
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村人A「やれ!30年に一度の蛇神様の生贄だ!」
村人B「蛇神の怒りを鎮めろ!」
村人達「こ〜ろ〜せ!こ〜ろ〜せ!」
ジャラ…(鎖)
おらふくん「…」
村人C「本当に白髪青眼の男子だったのか…」
そう。この村では30年に一度、
蛇神の怒りを鎮めるために生贄を捧げる。
恐ろしい大蛇の姿をした蛇神に…
護衛A「これから、おらふさまには山に登ってもらいます。」
護衛A「そして、蛇神様の住処とされる洞窟の前で寝てもらいます。」
護衛A「護衛には屈強な男達5人をつけておきますので、心配はありません。」
護衛A「何か質問はありますか?」
おらふくん「…いいえ」
護衛A「では、出発いたしましょう。」
護衛A「これを食べてください。」
おらふくん「…モグモグ」
おらふくん「…パタッ スーッスーッ」
護衛A「…慎重に輿に乗せろ」
ざっざっざっざっ_
シャーッ…シャーッ…
護衛B「ひぃ!化け物!」
蛇神「…(怒)」
護衛B「ぐああああっ!」
ゴキゴキィ!バキッ!グチャ…ブチィ!
護衛A「まさか…そんな…本当にいたなんて…!」
護衛C「う、うわああああ!(逃)」
護衛D「ぎゃああああ!」
ゴギャッ!バキャッ!
護衛E「に、逃げろっ!(逃)」
護衛A「あ…あ…」
蛇神「…我が花嫁になんということを…万死に値する」
護衛A「や、やめてください!私には妻も子供もいるのです!」
蛇神「ほう?この傷…やけども殴られた痕もあるが?」
護衛A「ぐっ…それは…」
蛇神「別にお主を生かしてやっても良いが…」
護衛A「…!」
蛇神「妻と子供を連れてこい。花嫁がされたことと同じことをしてやる。」
護衛A「やめてください!」
蛇神「ギャアギャアとうるさいのう…」
蛇神「もう良い」
グサッ!
護衛A「あがっ! …」
蛇神「早く花嫁を中に入れて温めなければ…!」
蛇神「と、その前に…蛇の姿だと怖がらせてしまうかも…」
シュン!
蛇神(人間の姿)「これでよし」
新シリーズでございます(?)
なんか新作ばっか作ってる気がする…気のせいか?
次回もお楽しみに!ばいちゃ!