公開中
文字と平民
子供がたくさん集まってきた。チョークはないので、硬い地面に字を書くことにした。
硬いから字が分かりやすい(笑)。
「ねぇねぇ。おねーさん」
「何?」
「ぼくのお名前書けた!」
子供の字だけど、上手くかけてるなぁ。
「私も!」
「僕も!」
全員かけてる…。次は数字かな。
「みんな、数字って知ってるかな?」
子供たち「知らなーい」
「数字っていうのはね、数を表すものなんだ」
子供たち「へぇ」
「今日はそれを教えるね」
子供たち「はーい!」
123456・・・
100まではとりあえず教えて、足し算をしてみることに。
「1と1で何になる?」
「2!」
「正解!」
みんな優秀だなぁ。いつの間にか夕方だよ。
「今日はここでおしまい。宿題を出すからね」
「宿題?」
「お家で、足し算をやってみること。何と何を足してもいいからね」
「はーい!」
子供たちはダッシュで家に帰ってる…。運動神経いいなぁ。
次の日、子供たちは予定通りの時間にダッシュで来ている。午後からの学校だからね。
「みんなこんにちは!」
「こんにちはー!」
「今日は、引き算するよー」
「はーい!」
「5から、2をなくすとどうなる?」
子供たちはすぐに
「3になる!」
と言った。即答だよ?天才じゃね?
「そんな感じの計算のことを、引き算って言います!」
「引き算!!」
あと文書も読ませないと。
やることいっぱいだ!