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第10話《初任務》
--- 次の日 ---
今日から、仕事。
最初のうちは珀陽の部下が手伝ってくれるらしい。内容は、北の方の森に行った少女が行方不明になっており、見つけて欲しいと言うこと。
北の森…妖怪が沢山いる『妖怪の森』一般人が近づくと最後。
「あッ!貴方が煌陽さんですか?」
煌陽「そうだけど。貴方は?」
「初めまして!"そら"って言います!珀陽さんの部下やってます!!」
煌陽「初めまして。今日はよろしくね。」
そら「はい!森…入りましょうか。」
煌陽「うん。」
そらと一緒に森へ入って行った。
森の中は、暗く光がほとんど入ってこない。
一般人が入ったら最後っていうのも納得できる。
煌陽「…。」
そら「煌陽さん?どこを見てるんですか?」
煌陽「血の匂い…?……嫌な予感がする。」
そら「へ…?そんな匂いしませんけど…。」
煌陽「行ってみようか。」
そら「マジすか?」
道を外れ、血の匂いがする方へ行った。
---
煌陽「…。」
そら「こ、これって…」
煌陽「死体。」
そら「ですよね?!ま、まさか、この人が行方不明の少女じゃ…。」
煌陽「写真と一緒のネックレス。この子かも。」
そら「…もう息してませんよ…。」
煌陽「…今すぐに、病院に運んで!」
そら「は、はい!!って煌陽さん?!どこ行くんすかッ?!」
---
--- 森の奥 ---
煌陽「見つけた。」
「あ"?誰だてめぇ?」
煌陽「…。君…女の子知らない?この写真の。」
「あー。そいつならさっき食ったぜ?あの年の娘は美味しいからな〜!」
煌陽「…そう。」
「お前も美味しそうだな〜」
煌陽「きも…」
なるべく式神を使わずに、戦って自分自身の力もつけておきたい。
お母さんの短刀を使ってみるか。
「誰がキモいだと!!このチビが!」
煌陽「うるさい。」
「んだこいつ今まで会った奴より、早いッ⁈
しまっt!」
グサッ
煌陽「君…弱い?」
「…ッ⁈体が溶けて…」
煌陽「バイバイ。次は人間で生まれてくるといいね。」
そら「…ハァ…ハァ……煌陽さん!心配したんすよ!」
煌陽「はい。」
そら「これって…」
煌陽「もう犯人は倒したよ。弱かった。それ写真、珀陽に送っておいて。」
そら「は、はい。(仕事はや〜…。これでまだ順位低いのおかしいだろ。)」
意外と早く終わるもんなんだな。
帰りにアイス買って帰ろ。
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