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入学式 #1
一日目、ドキドキの入学式を迎えた主人公。
はたして、友達はできるのか…?
高校生活、一日目。俺は岸部 蒼汰(きしべ そうた)。まるで、新入生の俺たちを歓迎してれているような快晴だ。桜も満開、今日からこの高校で過ごしていくんだ…ドキドキとワクワクが止まらない。って、入学式に急がなければいけないに何考えているんだ俺。体育館に行かなければ。
ー体育館ー
「皆さん、入学おめでとう。今日から君達は我が校の生徒だ。その事を忘れずに考えて行動してもらえるよう、我々も精一杯頑張らせてもらいます。校長からは以上です。」
校長の話って長いって言うけど、それって中学校までなのかな?あと、ハゲとも言うけど…
「では、各クラスに移動してもらいます。このあとの流れについて、簡単に説明させてください。クラスに移動したあと、教科書等が机の上に置いてあると思います持参してきてもらった名前ペンで名前を書いてください。そして、その後には自己紹介を行います。皆さん、今から考えといてください。それでは、各自移動をお願います。」
学年主任はしっかりしていて、厳しそうだ。仲良くできるかな?いや、それ以前にクラスの人と打ち明けられるかだ。
ークラスー
「はい。皆さん聞いてください。」
俺の担任の先生か、それにしても若いな。男の先生だけあって筋肉もムキムキだ。体育の先生かな?
「皆さんの担任になりました。佐藤 光輝(さとう こうき)です。この度は入学おめでとうございます。では、早速ですが教科書に名前をか」
「ちょっと待った!」
先生の話をさえぎった声は後ろから聞こえた。振り返ってみると男の子が立ち上がって目をキラキラさせながら言った。
「皆の自己紹介が先に聞きたいです!したら仲良くなれるかもしれません!」
皆が一斉に笑い始めた。緊張して張り詰めていた空気も一気に溶けたような気がする。
「わかった。確かに、自己紹介のほうが先かもな。じゃあ、出席番号順にいこうかな。名前と好きな教科、趣味とクラスのみんなに一言、この流れでいこう。」
一番・二番と自己紹介が淡々に進められ、14番の俺が自己紹介する番になった。
「えっと…岸部 蒼汰です。好きな教科は体育で、趣味は映画鑑賞です。一年間よろしくおねがいします。」
『パチパチパチ』とみんなが揃って拍手をしてくれた。歓迎してくれるような拍手に聞こえた。その後も自己紹介は続き、先程の男の子の番がやってきた。
「中田 悠真(なかた ゆうま)です。好きな教科は、うーん、そうだな、強いて言うなら体育かな?趣味はスマホゲームで遊ぶことかな?俺、うるさいと思うから一年間迷惑かけます!」
彼はきっと中学でも、みんなをひっぱてくれる素敵な人なんだろう。語尾の疑問形が気になったけど…そんな事を考えているうちに、中田さんの次の人が立ち上がった。思わず見とれてしまうほどの綺麗さだった。
「根崎 鈴(ねざき りん)です。好きな教科は理科で、趣味はダンスです。一年間よろしくおねがいします。」
ボブの可愛い内巻きが特徴の根崎さん、モテそう。
自己紹介が全員終わったあと、俺たちは教科書に名前を書き、そのまま下校した。一日目で友達はできなかったが、明日は頑張りたいと思えた今日だった。
えーと、締りがいまいちよくわからなくて、笑
なにかここ変だよ、とかここはこうした方が良いよというアドバイスや意見があれば、ファンレターでビシバシ言ってください!
少しでも、自分に力をつけたいのでよろしくおねがいします!
じゃあ、また。