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当シリーズにおけるオメガバースの扱いについて。
本編を読む前に読むことを推奨します。
本作におけるオメガバースの設定等です。
独自設定や造語も含まれています。
【世界について】
α、β、Ωの第二の性別が存在する。
βが全人口の70%で、αとΩが15%ずつ。
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【α性について】
全人口の15%の性別。身体機能としては男。βの女性、Ω性を孕ませることができる。
世間からは優遇されている身分であり、身体能力、知能においても他の性別よりも高い傾向にある。
細かい階級が存在し、最上位のαは威嚇フェロモン※1を制御、操ることができる。
また、他のαを牽制することができ、下位のαはそれに従わざるを得なくなる。
『ラット』と呼ばれる発情期が存在し、番のΩのヒート※2によって引き起こされたり、勝手に起きてΩのヒートを引き起こすこともある。
Ωと番※3になることができ、番のΩに対しては庇護欲が過剰なほど増幅して、攻撃的な性格になるが、個人差がある。
※1
威嚇フェロモンとはαが他のαに対して発するフェロモンのことで、αの階級によって威力に差がある。威嚇フェロモンはαだけでなく、Ωにも有効であり、最上位のαはβにも効力がある。
※2
『Ω性について』で紹介
※3
『番について』で紹介
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【β性について】
人口の70%を占める性別。現実世界の男性、女性となんら変わりはない。
Ωのヒートやαの威嚇フェロモンを受けない。
稀にだが後天的にΩになるケースもある。
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【Ω性について】
人口の15%の性別で、身体機能は女性。孕むことができる。
世間からは冷遇されている性別で、昔は差別の対象となっていたが、現在は少しずつ差別は無くなりつつある。
『ヒート』と呼ばれる発情期が存在し、3ヶ月に一回、一週間ほど本人の意思なく引き起こされ、より強い発情フェロモンを撒き散らす。ヒートの期間中は近くのα性やβ性に見境なく欲情し、発情と繁殖以外に何も頭に入らなくなるため、嫌悪されている。
ヒートを抑制する薬(抑制剤)があるが、副作用や体質に合わないこともある。また、番がいるとヒートがくる頻度が減るが、その分ヒートの期間が長くなり、妊娠する確率があがる。
番の服や持ち物で無意識に巣作りをしてしまうことがある。
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【番について】
αとΩの間にのみ成立する。
αがΩの|項《うなじ》を噛むと、Ωの発情フェロモンが変化し、番のαにしか効かなくなる。
また、番はどちらか一方が死ぬまで解除されない。本能的なつながりのため、Ωは以後行為を番のαとしか行わなくなる。
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以上が設定です。不明な点等あれば、やきとり🐔までご連絡ください。