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第三話-Iregular-レイニティでの普通とは違う冒険譚!
「本当に分かる...すごい、この地図!」ウィルが目を輝かせて言った。
「じゃあ、早速行くの?」ウィンが訪ねた。
「そう。行かないと。こうしているうちに魔王の力が強くなっていっている気がする」ルアは窓から空を見上げながら言った。
...確かに。最近夏にまだなっていないにも関わらず、凄い暑い。溶けちゃいそう。
これも、魔王の影響なのか...
「それじゃあひとっ飛びにいっちゃおう!!」ウィルがおー!と叫んだ。
そして、アリニシア王国の城の外に出た大魔法使い&特級魔法使いは、あっという間に上空へと飛んだ。
リムカは飛行があまり得意じゃないが、大魔法使いウィンの風の力で飛行を補助してもらっている。
「リムカさん!伝説の島はどこにあるか分かりますか!?」リエが大声で叫んだ。飛ぶのが速すぎて風の音に紛れて聞こえなくなってしまうからだ。
「えっと!ここから南南西にある!」リムカも叫んだ。
「了解!!」全員が返事をして、南南西に向かって飛んでいく。凄い速さだ。リムカも負けてはいられない。リムカはスピードを出して飛んだ。
_そして飛び立ってから約10分がたった。
一行は、ついに伝説の島の上空へついた。
「こ、ここが"伝説の島"...!」リムカは感嘆の声をもらした。
「でも、どうやらここに結界がはってあるみたい。」ルアは島を見下ろして言う。
よくよく見たら、半透明の結界がはってあるのが見える。魔法陣が隅々まで描かれていて、とても強力そうだ。
「け、結構強力じゃん...」クリスが言う。
「ここには古の魔法使いが眠っているせいでその魔力が充満しているだろ?だから高ランクの魔物がたくさんいるのは分かるだろう」サンダが言った。
「どうしましょう...」リエがケーキの形を崩してしまった時のような困った顔を見せる。
「イレギュラー発生だね...」ムークが目を閉じて微笑みながら言う。その顔には汗が流れていた。
...暑いもんね。それにイレギュラー発生って相当きついよね。リムカもきつい。
「これは...無理に等しい」ルアが険しい顔で言う。
皆が諦めかけたその瞬間。
いきなり結界が弾けて。高濃度の強い魔力が吹き出してきた。
...うっ、苦しっ...
こんな高濃度でしかも強い魔力を直に浴びるなんて。みんな辛そうな顔をしている。すると。
「ようこそ!"時空歯車の島"へ!!」
と、声がした。みんな下を見る。
「ボクは【マギア・ソプラ】!5000年ぶりにここに目覚めた【時空の大賢者】だよ!」
閲覧ありがとうございます!
第三話、ついにあの方が出てきましたね...!
さぁ、次回はどうなるんでしょう...?お楽しみに!ばいりむ!
次回予告:第四話 まだ【古の魔法使い】は目覚めない