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    9 4日目
    
    
    
    逃げてる間に夜が来てしまった。どうしようと思いながら強い眠気に襲われる。
これはなんの前兆だったのだろう。
ただ眠いだけだった。でもおかしいほどの強い眠気に襲われたのは何故だろうか。
ずっと走って疲れたのかもしれない。
ちなみ「疲れちゃったね。怪我したのは痛い?」
学「痛いよ。でもちなみの方こそ大丈夫?」
ちなみ「立てないほど痛い。耐えてるけどいろんなとこ痛いからもう限界。」
学「ごめんね。一人でいさせちゃって。」
ちなみ「いいよ。こっちこそ大怪我させてごめん。」
学「いいよ。急に態度変わってどうしたの?いつもと違う態度だから。」
ちなみ「懐かしいからさ。実を言うとちょっと好きだった時期だから。あっこれ冗談」
少し恥ずかしがりながら言う。
学には冗談とは通じなかった。
学「本当っぽい」
ちなみ「やめてよ、もう。でも、でも、__本当の事だよ。__」耳まで赤くなりながら言う。
学「ふふ。面白い。」
ちなみ「変なこと考えないで!」
眠りにつき4日目に入る。
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学「作戦会議しようか。」
ちなみ「分かったよ。」
ちなみ「出会ったらすぐ戦った方がいい?」
学「それはだめ。倒すのにちょうどいいところがあるから。」
少し歩くと今にも崩れそうな崖だった。
学「ここに誘き寄せて崖から落とすことにしよう」
ちなみ「そんなことして倒せるん?」
学「無理かもね。でもやってみるしかないよ。」
ちなみ「で、どう誘き寄せるの?」
学「誰かが連れてくるしか...」
ちなみ「私は戦えないよ」
学「僕が行くの?」
ちなみ「うん」と首を縦に振る
    
        続く
ちょっと後味悪いな