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プロローグ
「ああ…気持ち悪る…」
ゲームしすぎた…苺鉄99年は流石にキツかったか…
頭がぐらぐらする。
「あ、窓閉めなきゃ。」
私はフラフラ窓に向かう。
大きな窓に。
そこから記憶がない
「はっ!」
辺りを見渡す。下にはふっかふっかのベット。最高級の布の掛け布団。
横には薄い紫のレース。高級感漂うラベンダーの匂い。
間違えない、ここは…
ゲームの中だ!悪役令嬢だ!
「しゃっ」
夢に見ていた!
ガサゴ
きぃぃぃぃ…
ドアの音。
え…これホラゲー?
一気に青ざめる。
紫色のレースがサッと開くと…
「あ!お嬢様!目を覚まされたのですね!」
「ho why you?」訳 あなたは誰?
わあああメイドさんか…びびったぜ…
って、え私イミフメイなこと言っちゃった…
「お嬢様…もしかして…」
…バレたか?
「記憶喪失でございますか?」
「え、うん多分」
ああああああああああああ反射的に答えてしまったあああああ
「そうなのですか!?」
「改めまして名乗ります。新人メイドのメリー・パラ・アレイと申します。」
あ、思い出した。
これは私の昔やってた乙女ゲーで、主人公は…こいつ、メリーだ。