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メンバーだから【第三話】
注意 病み表現有り。
-ないこside-
俺らの前からほとけが消えたあの日。
あの日は、月すらも見えないような曇ってた日。
あの天気がほとけっちの心を表してたような感じがして怖かった。
あの時から、、『メンバー皆』おかしくなってしまった。
もちろん俺も。でもリーダーだから。
ほとけっちが助かる確率は少ないみたいで。
今はダイポラ病院ですやすや寝ている。
ダイポラ病院は精神病院の役割もしてる。だからもしほとけっちが起きたらなんか精神病をなおしてあげたいなって。
ほとけっちの隣には顔が見えないけど赤い髪の子がいる。
顔はコンプレックスだから人に見せないようにするらしい。
赤い髪の子はほとけのことを心配してるみたい
りうらは 「俺が悪いのかな....」ってずっとつぶやくようになった。
初兎は相方がいなくなってからは無言になるようになった。
|悠祐《アニキ》は、「最年長なのに...」って自分を責めてた。
lfはあれから毎日謝るようになった。
俺は、どうだろ。
わかんない。
すべてわかんなくなっちゃった...な。
そういや、赤い髪の子が低い声で
「なんで起きる保証もない人を見るんですか?」
って聞いてきたから
「大切なメンバーだから」
って答えたら赤い髪の子がにっこりわらって
「いい仲間なんですね」
って言ってた。
それくらいかな?赤い髪の男の子との思いでは。
メンバーは大切。俺の身をすりへってでも、守らなきゃいけない相手だから。