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鈍足 4
次の日は、気まずくて部活に行けなかった。
「中江先輩が好き。」
私の中でこの言葉が頭の中を駆け巡っていた。
もし私が中江のことを気になっていることを知られたら?
もし私が中江とつるんでいるのを明日香ちゃんがよく思っていなかったら?
私が明日香ちゃんに責められるようで、
怖くて、手足の先が冷たくなった。
トボトボと、足元のアスファルトを見ながら帰る。
どうしたらいいのだろう。
ぽろっと涙が出た。
「あぁ、勘弁してよ。もう。」
ジャージの袖で目元を拭いた。
青いジャージに、暗く、紺色に染みた。
朝が辛くて辛くてしょうがない。
まだ、7月なのに。
なんで、もう行きたくないんだろ。
明日香ちゃんも、中江も悪くないのに。
何もしてないのに。
自分が嫌で嫌でしょうがない。
「起きる、学校行かないと。」
そう自分に呼びかけても、起き上がれない。
体が言うことを聞かない。
「やばい、遅刻する。」
無理やり体を起こして、
急いで支度をして出た。
最悪だ。
外は雨で、傘を持って皆が歩いている。
この雨は私の感情だろうか。
「澪海ー!おっはよ!」
後ろからドンっと勢いよく押された。
「|莉亜《りあ》ぁ、やめてよー濡れるでしょ。」
「澪海ちゃんは暗い顔をしているので、あたしと行く義務があります。」
「してないよー。」
「してる、顔引き攣ってるじゃん。」
莉亜は小学校からの付き合いで、
私は小学校の頃は酷く人見知りで、
誰かと話すのが苦手だったのに、莉亜は変わらず話しかけてくれた。
莉亜は友達が多かったから紹介してくれたりもしたので、
おかげで人見知りを直せたし、中江を紹介してくれたのも莉亜だった。
莉亜は昔から可愛くて、男子からも女子からも人気があった。
優しいし、裏もない純白な子。
しなやかな体は、モデルなだけあってスタイルがとてもいい。
友達もたくさんいるけど、私とずっと仲良くしてくれたのは莉亜だった。
「莉亜は、最近モデルの調子どう?」
「あー、どうだろう。最近売れ始めたばっかだからね。ガルキャンの表紙とインタビューくらいしか仕事来てないよ。」
莉亜は小学四年生からモデルの仕事をしていた。
『ガールキャンディー』という小中学生向けの雑誌の表紙を担当したりや、
大手ブランドの服を着たりと、
莉亜にはモデルの仕事もあった。
「ガルキャンの仕事は相変わらずかなー。」
「でも期末の勉強できるから、いいんじゃない?」
「たしかに、でもあたし期末の勉強してないよ。」
「あと3週間だよ?ちゃんとやろうよ。」
「じゃあ今日マックで勉強しよぉ。」
「帰宅部め、私は空いてる日なんて、」
言葉が詰まった。
行きたくない。
部活に行きたくない。
そういえば莉亜と遊べていなかった。
私は俯いてしまった。
少し間が空いた。
「澪海?」
莉亜が心配そうに顔を覗いた。
「いや、今日は、部活ない。」
「まじ!?やったー!行こ行こ!」
本当は、部活があった。
嫌で嫌でしょうがなかった。
莉亜は嬉しそうにぴょんぴょん跳ねた。
「じゃあ、今日一緒に帰ろ。」
「うん、帰る帰る〜!」
莉亜は声を弾ませた。
雨が一層強くなった。
ゐわのです
全然書けねー!!
スランプかなぁー全然書けないよ( ;꒳; )
ずっとYouTube見てばかりでねー
指衰えるっちゅーねん!
もういやーーー頭働かない!
それはそうと期末が終わってテストが返ってきたので
特別に点数を教えます(誰得?
9教科です!
国語 65/100
数学 80/100
理科 59/100
地理 29/100
英語 92/100
音楽 80/100
保体 40/100
技家 47/100
美術 48/100
酷すぎやしません?
特に地理…ඉ́ ̫ ඉ̀
私は地理の勉強を頑張ってきます
4教科は音楽以外点数が半分もない……
読んでくれてありがとうございました!