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【東方ヤンデレ#1】フランドール編
「あなたの名前」は下の名前だけ入力してください。
・著しいキャラ崩壊(フランドール)
・時々ネタ枠
・東方二次創作
・ヤンデレ
・ちょっと怖い
・夢小説
注意事項は以上です。
ヤンデレをどう表現するか悩んだ結果、結局夢小説にしました。
ぜひぜひ自分目線で楽しんでください。
時々ネタ枠ですが、メインはヤンデレなので、
文章力 Full Power Mode!! です。
前振り長いですが気長に見てください。ちゃんとヤンデレあるので!!!
#あなたの一人称#が幻想入りしたのは、博麗大結界がとても薄まっていた時。
そろそろ修復時だろうと河童たちが思っていた時に#あなたの一人称#は幻想入りした。
#あなたの一人称#が初めて来たのは、霧の湖のすぐ近く。
1番最初に会ったのは、偶然その辺りを歩いていたフランドール。
フランドール「…?人間?」
#あなたの名前#「……。」
#あなたの名前#「さっきまで、散歩をしていたはず…なのに?」
フランドール(これが幻想入りってやつなのかな…?最近結界が薄いって聞いてるし)
#あなたの名前#「あの…あなたは?」
フランドール「私はフランドール。すぐにお姉様を呼んでくるから、待ってて!」
#あなたの名前#「ありがとうございます…。」
それからというもの、#あなたの一人称#は紅魔館に住まわせてもらっている。
すっかり紅魔館の一員となり、時々メイドの手伝いもしている。
だが、フランドールの様子がおかしい。
---
フランドール「#あなたの名前#!!おはよう、お人形さんごっこしましょう?」
#あなたの名前#「そ、え、ちょっ…起きたばっかりなんだけど」
フランドール「そんなの関係ないでしょう#あなたの名前#?私、ずっと暇してるの。」
#あなたの名前#「……でも」
誰かがドアを開け放った。
レミリア「そこまでにしなさい、フラン。あなた、最近やりすぎよ?」
フランドール「お、お姉様!!」
レミリアさんだ。
フランドールは驚いたのか、びっくりした表情をした。
レミリア「#あなたの名前#は、起きたばっかりなの。そう突然起きれるわけないでしょう?」
フランドール「お姉様は、何もわかってないんだもん!!私、ずっとやることもないし、
それに、初めて幻想郷で#あなたの名前#と会ったのは、私でしょう!?」
起きたばかりだと言うのに、姉妹での喧嘩が始まってしまった。
レミリア「…何もわかっていないのは、あなたのほうよ。
#あなたの名前#は昨日からたくさん疲れているから、休ませてあげなさい」
#あなたの名前#「レミリアさん…」
フランドール「なんでよ!!疲れているのも、どうせお姉様のせいでしょう!?」
レミリア「自覚がない、わがままな子ね!!あなたがそこらじゅう連れ回してるから
でしょう!?#あなたの名前#の目元を見てみなさい、
夜通しあなたが#あなたの名前#と遊んだこともあったわよね、
そのせいでほら、疲れた目をしてる…。
気づけないなら、もうフランは私の妹じゃないわよ!!」
フランドール「そんな…っ!!お姉様、酷いっ!!」
#あなたの名前#「う…#あなたの一人称#のせいで…」
レミリアさんはこちらに駆け寄ってきた。
レミリア「違う、#あなたの名前#は何も悪くないわ。とりあえず、今日は
ゆっくり休んでちょうだい。」
#あなたの名前#「ありがとうございます…」
レミリア「フラン。あなたはしばらく、また地下室で休んでいてちょうだい。
これ以上、#あなたの名前#に迷惑をかけるわけにはいかないわ」
フランドール「嫌だ、いやだ!!私…もっと#あなたの名前#と遊びたい!!」
レミリア「…」
レミリアさんは、さっきとは違う、静かな口ぶりで話していた。
だいぶ本気で怒っているように見えた。
フランドールは泣きながらレミリアに手を引かれていた。
咲夜「#あなたの名前#さん。お身体のご様子は大丈夫ですか?」
#あなたの名前#「ええ…だいぶ、よくなってきました。」
咲夜「にしても、疲れているように見えますわ。弾幕ごっこに付き合わされることも
あったようで。」
#あなたの名前#「あの時は大変でしたよ…。なんとかかすり傷ですみましたが、
運がとても良かったのでしょうね。弾幕ごっこは
博麗の巫女とだけにしてほしいです」
咲夜「そうですね…。」
咲夜さんはいつでも優しい。なんでこんなに優しいのだろう。
気を遣ってくれるし、たくさん守ってくれる。
フランドール「#あなたの名前#ーっ!!!」
地下の方向から、微かに声が聞こえた。
多分フランドールの声だ。申し訳ない気持ちが加速した。
咲夜「ぁ……妹様の声でしょうか。」
#あなたの名前#「何か、申し訳ない気持ちになりますね…」
咲夜「そうそう、しばらく紅魔館にいるのは危険ですわ。それに、お身体のご様子も
心配ですから、永遠亭に行くのもいいかと」
#あなたの名前#「そうですね…やはり今日中には行きたいところです。
永遠亭まで、だいぶ遠いですけど」
咲夜「それなら大丈夫ですわ。私が時間を止めますから。」
#あなたの名前#「頼りになる能力ですねー…」
咲夜「妹様が地下室から出ないように、私どもも全力で止めますから、
安心してください。」
#あなたの名前#「ありがとうございます…。」
少し悩ましい表情をしたレミリアさんが、廊下を歩いて行った。
咲夜「お嬢様。#あなたの名前#さんはこれから永遠亭に向かいます。
私が時間を止めて送りにゆきますわ」
レミリア「ええ、ありがとう。…フランドールは、どうしておかしくなって
しまったのかしら」
咲夜「……自らの理性さえも、破壊してしまったのでしょうか。」
レミリア「そう考えるのが自然かしら。」
だめだ、会話に追いつけない…。
自分の理性とかも破壊できるんだ。「ありとあらゆるもの」って、汎用性がある。
---
咲夜「ここが永遠亭よ…あ、物騒な声が聞こえるけど、気にしてはいけないわ。」
#あなたの名前#「あ…はい。」
妹紅「輝夜!!今日は100回くらいまとめてぶっ殺す!!!」
輝夜「ふふふ、やれるものならやってみなさい?妹紅!!」
#あなたの名前#「………」
咲夜「……………」
妹紅「“パゼストバイフェニックス”!!」
#あなたの名前#「…………………」
咲夜「…………………………」
---
鈴仙「あら、#あなたの名前#さん。咲夜さんから話は聞いていますよ!
大丈夫…でしたか?」
#あなたの名前#「おっと…話が早いですね。もちろん大丈夫ではありますが…」
咲夜「私は仕事があるからこの辺で。それでは、しばらくお元気で。
鈴仙、あとは任せたわ。」
鈴仙「ええ、任せてください。」
#あなたの名前#「ありがとうございました!」
---
夜になった。空を見ると、なんだかフランドールを思いだす。
#あなたの名前#「いま、フランドール、どうしてるかな…。
#あなたの一人称#のせいなのかもしれない……」
コンコン
ノックが聞こえた。永遠亭のお客さんかな?
なんにせよ、#あなたの一人称#が出るところじゃないよね。
と、もう一度窓の方に目をやると、変な声が聞こえた。
「“クランベリートラップ”!!」
#あなたの名前#「えっ…!?」
---
声の主は、フランドールだった。
フランドール「なぁんて、私が簡単に地下室から出られることを忘れたの?」
掠れたような声で、フランドールが話しかけてきた。
先程の「クランベリートラップ」で、#あなたの一人称#は永遠亭の外に連れられていた。
#あなたの名前#「え、う、うそ…っ!!」
フランドール「嘘じゃないよ。本当だよ?私、#あなたの名前#に嘘はつかないから。」
#あなたの名前#「そ……っ」
フランドール「さあ、これから」
フランドール「ずぅーっと」
フランドール「ずっと」
フランドール「一緒だよ」
フランドールは4人に分身して、1人ずつ#あなたの一人称#に話しかけた。
#あなたの名前#「いっ、嫌だよ!いつまでも、遊べるわけじゃないんだよ!」
フランドール「そんなの嘘だ!#あなたの名前#、本当は人間じゃないでしょう!?」
4人のフランドールが同時に叫んだ。
#あなたの名前#「#あなたの一人称#は、ちゃんと人間だよ!
人間には、限界があっ…」
フランドールは、#あなたの一人称#にぎゅっと抱きついた。
突然のことだったので、目を見開いたままになってしまった。
フランドールは知らないうちに1人になっていた。
フランドール「嫌だ、いやだよ。#あなたの名前#がいなかったら、
私はいる意味がないから。」
フランドール「私、#あなたの名前#のためにいるの。」
#あなたの名前#「……」
正直怖くて、言葉が出なかった。
フランドールのひんやりとした手が、#あなたの一人称#の頬に触れた。冷たい。
フランドールは詰め寄ってきた。#あなたの一人称#は小さく後ずさりをした。
フランドール「ねっ?」
#あなたの名前#「……」
フランドールは#あなたの一人称#にキスをした。口を塞がれて、少し苦しい。
それと同時に強くハグをして、完全に#あなたの一人称#はフランドールのものに
なった気分になってしまった。
---
気がつくと、#あなたの一人称#は地下室にいた。
ほんの少しだけ見せてもらったことのある、見覚えのある地下室だ。
記憶が色褪せたのか、なんだかいつもより地下室が暗く見えた。
それはまるで、フランドールの苦しみや心の内を表しているかのように。
#あなたの名前#「…」
フランドール「#あなたの名前#は、私の最高のお人形さんだよ。」
フランドールは4人に分身して同時にしゃべった。
「いつまでもいっしょだよ」
#あなたの一人称#の背中には、とても大きく黒いような、
輝かしい白のような羽が生えていた。
#あなたの一人称#は流石に焦った。
#あなたの名前#「えっ、えっ、どういうこと」
フランドール「#あなたの名前#は私のお姉様なんだよ。ねっ、お姉様?」
#あなたの名前#「……」
どうやら#あなたの一人称#は吸血鬼になってしまった。
本当なら絶望するところなんだろうが、なぜだろう。
なぜか嬉しさと楽しみがたくさん込み上げた。
#あなたの名前#「そうだね。ずっと一緒だよ、フランドール。」
なんかヤンデレかというとビミョいですがどうでしょうか。
レミリアさんと咲夜さんがイケメンすぎますねぇ。
次回は妹紅編です。お楽しみに!
永遠亭のみんなはどうして「クランベリートラップ」に気づかなかったのでしょうかね。
鈍いんですね。
それかフランドールの能力によるものかも。