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現代から鬼滅の刃の世界に飛ばされた紫音!最終章 壱
最終章 壱
今回の始まりわけわからないです(自分もわからない)
最終章 壱
あれから…何日経っただろうなぁ。
“上弦の零 紫音”はそう思ったのだ。
ベベンベン
「…」
ヒューーー (落ちてる
ベン
「…お久!鳴女ちゃん」
「お久しぶりでございます。紫音殿」
「…そういえば猗窩座達はー?」
「もういらっしゃいます」
「やぁやぁ、久しぶりだねー。会うの」
ニコニコ
「だね〜。“童磨”〜」
ベン
「久しいな紫音」
「猗窩座ー、そういえばあの時以来会えなかったもんねー。会議も鬼殺隊と遭遇しちゃって来れなかったしー。僕もだけど」
「あぁ、最近を運がないものだ」
「あっははー!」
「おいおい猗窩座殿〜俺には何かないのかい?」
「視界に入るな」
「酷いな〜」
「黒死牟もこっち来なよ!」
「!」
「居たんだ!」(ボソ
「紫音の…次に来た…」
「うんうん」
「そうだったんだ!」
ベン
「獪岳ー!」
「お久しぶりでございます。紫音殿」
「あのさぁその“殿”ってせめてやめてくれない?」
「やめません」
「ふぇぇ…」
「…半天狗も玉壺も…堕姫ちゃんも、妓夫太郎も…やっぱり居なくなっちゃったんだもんね」
「うん、俺は悲しいよ…友人がいなくなってしまって…」
「ちゃんと感情込めてないね」
「酷くない?」
「無惨様がおいでになります」
ベベンベンベン
「お久しぶり、無惨さま」
「久しいな、紫音」
「何の会議をするの?」
「「「「…」」」」
「今日から十日後、産屋敷へ行く」
「誰か護衛をおつけになられるのですか?」
「いや、私一人で行く」
「「「「⁉︎」」」」
「そうなんですか?」
「あぁ」
「誰か一人でも…護衛をつけた方がよろしいかと…」
「いい」
「お命に関わるかもしれません。一人だけでも…」
「いいといっている」
「ですが!」
「獪岳、ダメ」
「…ッ」
「お前らは普段通りにしていろ。待っていれば鬼殺隊共は来る」
「…」
煉獄…さん…。元気…かな?それと…宇髄さんも…堕姫兄妹のせいで目がダメになったもんね。けど…腕は無事だしまだ鬼殺隊やってるか。
「解散」
「…」
テクテク
「紫音はここにいろ」
「なんで?」
「お前、妓夫太郎達を邪魔したそうだな」
「…」
「柱がいたんだぞ」
「…」
「あそこで殺しておけば今が楽だった」
「…」
「黙っていないで何か言ったらどうだ」
「…」
「…」
「の?」
「…」
「ダメなの?人間を生かしてちゃ」
「ダメだ」
「なんで?人間はいい人がたくさんいるよ?」
「私を侮辱する」
「炭治郎、いい人だよ」
「私を殺そうとしている」
「それは炭治郎の家族を無惨さまが殺したから、妹を鬼にしたから。ほかのひとたちを傷つけたから」
「鬼を増やすためだ」
「増やして?それからどうするの?」
「太陽を克服する鬼を作る」
「そうだね。無惨さまは太陽だけがダメだもんね」
「! お前」
「けど、無惨よりは下の私は克服した」
「…」
「なんで喰わないの?私を喰えば克服できるかもだよ?」
「…気に入っているからな」
「お気に入り?」
「…」
「お気に入りなら好きにさせて」
「鳴女ちゃん飛ばして」
「分かりました」
ベンベン
「それじゃ」
ヒュン
ー十日後ー
「…」
そろそろだ…。お館様、お助けできず申し訳ございません。無惨がいる、仕方がございません。
ド ン
「始まった…まず、童磨の所…」
タッタッタッタッ…。
「できるものなら 竈門、炭治郎!」(遠いので小さい音
「無惨様の…声」
もう決戦は始まった…。私は鬼だから、鬼殺隊は殺そうとする。
---
「童磨〜」
「ん?紫音か!もう始まったのにここに来ていいの?」
「…また食べてるの?」
「鬼だからふぇ」(ヒトタベテル
「た、助けて…‼︎」
「…」
「しー」
「…」
カタ…
ボリボリ…
「ん?あれぇ来たの?グルリ わあ女の子だね!」
(上弦が…二人⁈)
「若くて美味しそうだなあ。後で鳴女ちゃんにありがとうって言わなくちゃ」
「…」
クルッ (紫音が胡蝶の方を向く
「ッ⁉︎紫音、さん⁈」
「…ありがとう、首の怪我を治してくれて…」 (第一話詳細
「…」
「知り合いかい?」
「うん」
「やあやあ初めまして。俺は紫音ちゃんの親友の、童磨。いい夜だねぇ」
「た…たす、助けて。助けて…‼︎」
「しーー!今話してるだろうに…」
シュヤ“ッ
トッ
「大丈夫ですか?」
「わあ!速いねぇ。柱なのかな?」
「はっ…はっ…」
ゴフッ ドシャ
「…」
「あ、大丈夫!そこにそのまま置いておいて。よいしょ、後でちゃんと食べるから」
「童磨…私の前では」
「ごめんよ。けど、今は仕方ないだろ?」
ジャッ
「俺は“万世極楽教”の教祖なんだ。信者の皆と幸せになるのが俺の務め。その子も残さず綺麗に食べるよ」
「………皆の幸せ?惚けたことを、この人は嫌がって助けを求めていた」
「だから救ってあげただろ?その子はもう苦しくないししらくもないし、怯えることもない。誰もが皆死ぬのを怖がるから、だから俺が|喰べてあげる《・・・・・・・・・・・・》。俺と共に生きていくんだ。永遠の時を、俺は信者たちの想いを血を、肉を、しっかり受け止めて救済し高みへと導いている」
「正気とは思えませんね。貴方頭大丈夫ですか?本当に吐き気がする」
「えーーっ、初対面なのに随分刺々しいなあ。あっそうか、可哀想に。何かつらいことがあったんだね…聞いてあげよう話してごらん」
「つらいも何もあるか。私の姉を殺したのはお前だな?この羽織に見覚えはないか」
「ん?…ああ!花の呼吸を使っていた女の子かな?優しくて可愛かったなあ。朝日が昇って喰べ損ねた子だよ。覚えてる。ちゃんと喰べてあげたかっ…」
「た“」
ズッ
蟲の呼吸 蜂牙ノ舞 “真靡き”
ブシッ
「凄い突きだね。手で止められなかった」
血鬼術 |蓮葉氷《はすはごおり》
パキパキ
「っ」
「うーんパキパキ 速いねぇ速いねぇ。だけど不憫だなあ。ペチペチ 突き技じゃあ鬼は殺せない。頸だよ。やっぱり頸を斬らなきゃ」
「突きでは殺せませんが毒ならどうです?」
バチン、キリキリ
「?」
ドクン
「ぐっ」
「…」
「諸刃の剣…」
ドッ
「ガハッ」
ビシャァ
「これは…累君の山で使った毒より強力だね」
「!」
「調合を…鬼ごとに変えていると、あの方も仰っていたなあ…」
「ゲホッ、グッ」
「…」
毒の分解が出来てる…童磨も強くなったなあ。
「あれぇ?毒、分解出来ちゃったみたいだなあ。ごめんねえ。せっかく使ってくれたのに。その刀、鞘にしまう時の音が独特だね。そこで毒の調合を変えてるのかな?」
「…」
私も、死ぬのかな?あの毒を喰らったら。
「うわーーーっ楽しい‼︎毒を喰らうのって面白いね。癖になりそう!次の調合なら効くと思う?やってみようよ!」
「?」
たのしんでる。今まで上弦が可笑しかったのって童磨のせいだったのかな?
「……そうですね。いいですよ。まあ、ヒュン このあたりまでは想定内ですから」
---
ズズ
「うーん五回目。これも駄目だね。効かないや。どんどん効かなくなってくるね。あと何回毒を調合できるのかな。ああ、息がもう続かない?汗が凄いな、大丈夫?」
「フゥ…フゥ…」
パキパキ
「肺胞が壊死してるからね。つらいよね。さっき俺の血鬼術吸っちゃったからな」
「!」
不味い‼︎
ダッ
チャッ
蟲の呼吸 蜻蛉ノ舞 複眼六角
ブシャッ
「いやあ君、本当に速いね!今まで会った柱の中で一番かも」
バッッ
「えっ?えっえっ?えーー…」
「っ…」
「何してるの、紫音ちゃん」
ドッ
「紫音さ」
ドクン
「…」
チャ (刀を鞘から出す音
「罪なき人を傷つけようものなら、僕が身を張って守ってみせよう」
「どうしたの?」
「僕の大切な人を殺そうものなら仲間でも、何であろうと…」
「…」
『この刃でお前の命を落としてみせよう』
「…鬼だからって調子に乗らないでね」
「紫音さん…」
(傷が…治っている…)
「胡蝶さん」
「…」
「無理だけは、しないで。栗花落さんや………カナエさんと、約束したんでしょう」
「なんで紫音さんが姉さんの事を…‼︎」
「仇を…打つんでしょう。立って、戦って。生きて、皆のところへ帰ってあげて」
「…」
(カナヲ…姉さん…!)
「最後は胡蝶さんが決めて」
「…はい」
「何い」
「で““」
ドグンドグン
「ごれはっ」
「胡蝶さんを守ると同時にお前に毒を入れた」
「毒はコイツにき」
「毒は人間に有効な毒と藤の花の毒を混ぜてる。そこに他にも何個か…」
「…紫音さん貴方は…」
「ガッッゲホッガハッ」
「効いて…⁈」
ド ロ
「カッ…」
(分解が…なかなかできな、い)
「分解には百時間はかかるよ」
「⁉︎」 (童磨
「ゲホ…ゲホッ」
「そろそろ最後に…」
「分かりました」
ギチッ
蟲の呼吸 蜈蚣ノ舞 百足蛇腹
「っー」
ドッッ
(こんなに脆い頸…私の力でも)
ぐっ
「ッ、ゲホッ」
ズ…ズ… (刀が頸を切る音
(きら、れるっ)
ズッ ゴロ ン
「!」
「きれ、た…!」
「……」
(あー、やっぱり何にも感じないや。死ぬのが怖くないし、悲しくもない…)
「童磨」
「…何?」
「何も感じない?」
「…感じないよ。死ぬことが怖くないし、悲しくない」
「親友と…別れるのは?」
「…なぁーんにも感じないって」
「…もう時間みたいだね。僕、猗窩座と黒死牟の所行かなきゃ」
「…そう」
「最後までいてあげられなくてごめん。いつかきっと、同じところに行くから。それまで、少し長く待つかもだけど、必ず行くから。それまで、待ってて…」
「…来なくていいよ。紫音ちゃんはいい鬼だから、死んだら俺は悲しい」
「何も感じないんでしょ?」
「…嘘泣きくらいできるよ」
「そう。それじゃあ、ね」
「…」
「紫音さん…」
「来ないで、もうしばらく待ってたら栗花落さんが来るから」
「カナヲが⁉︎」
「うん、僕は行かなきゃだから」
「…」
ガタ タタタタタ
終わり。
鬼滅紫音最終章に入りました!ちょっと始まりとか設定が可笑しいんですけど気にしないで下さい(笑)次回は猗窩座の所に紫音が行きます!お楽しみに!
おつ桜🌸