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転生者
みーちゃん
今回も全年齢でご視聴いただけますので、皆さまに楽しんでいただけると幸いです。また、区切りは場面が変わることだと思っていただくと分かりやすいです。
まぁ、転生者とはいっても、俺の前世の記憶は|曖昧《あいまい》だ。
前世では誰だったのか、自分が何者なのか、《《毎晩誰に呼ばれているのか》》
――全てがわからない。
けれど、一つだけ言えることは…
水木「何か、大切なことを……」
--- 『**《《`忘れている`》》**』 ---
---
ガタンッゴトンッ
水木「……」
???「__|現《げん》にそらお主の後ろ…、__」
バッ
水木「あ、すみません…」
水木(はぁ…俺は何をやってるんだ。)
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カタカタカタ
新人社員「水木さん、これお願いできますか?」
水木「あ〜…その資料ですか、、」
新人社員「どうしても手が回らなくて…|先輩《せんぱい》が忙しいのは十分|承知《しょうち》なんですけど……」
水木「…わかりました。任せてください、」
新人社員「助かります!」
タッ
水木(しんどー…)
スゥ~ッフーッ
水木「…!、」
水木(また俺…、タバコ吸うみたいな|仕草《しぐさ》しやがって…)
---
チッチッチッ
カタカタカタ…
社員「先に上がります。お疲れ様です、」
水木「お疲れ様ですー」
カタカタカタ
水木(うげ、もう12時かよ…今日こそ2時に終わらせようと思ったのに、無理そうだな…)
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カタカタ パタ…
水木「終わったぁぁ__ぁ__、、…」
ギィッ…
水木(……3時か…)
水木(さ、帰ろ帰ろ……)
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フラフラ…
水木(やべぇ……|眠《ねむ》れてないから真っ直ぐ歩けん…)
水木(明日は、ちゃんと…寝ないと……な…)
フラッ ガッ
???「__なんじゃ、|酔《よ》っ|払《ぱら》いか?__」
水木(…ぁ?…誰だ…じゃなくて…すみません…最近の疲れで…、…あぁ、駄目だ…声が出ない…眠い…ね…__む……__)
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チュンッチュンッチュンッ
水木「……ここ、」
水木「どこ??」
ご視聴ありがとうございました!