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フィルター越しの君
私は 結菜 小6の女の子
なぜかいじめられてた
1年生から それから誰にも心を開けてない
そして小6の春
「こんにちは 希空です よろしくお願いします」
引っ越してきて転校した男の子 宮城希空(みやぎのあ)
偶然私の隣へ来た
「よろしくね」
キラキラ光る笑顔が眩しくて
手を差し伸べられて ・・・その手を握った
話すのが怖くて怖かったけど・・笑顔はどうしても忘れられなかった
いじめっ子はその様子を見て 睨んでた
「っ」
私は・・彼と話してよいのだろうか
休み時間
希空さんはいじめっ子たちに呼ばれた
いじめられてたって訳ではなく 仲良くしたかったのかもしれない
彼女は恋におちたのだろうか
私も
・・・いいや なんでもない
帰りの時間が訪れて彼は私にこう言った
「カメラを見せてあげる」
「カメラ?」
一つのカメラを見せてくれた
「わっ」
最新型のカメラだった
「綺麗だね」
私は出来るだけ微笑んだ
心を開いた 最初の一歩
怖くても大丈夫
「野崎さん 結菜ちゃんでいいかな」
結菜ちゃん
心臓が大きく跳ね上がる
なぜだろう
「う、うん いいよ」
「ありがとう 結菜ちゃん」
「希空・・くん」
心が苦しい ぐらい嬉しい
苦しいけど一緒にいたい 隣がいい
なんだろう ーーーこれ
恋 なのかな
「希空くぅん」
いじめっ子の声がして ビクッと肩が跳ね上がった
いじめっ子は私を見て睨んだ
「希空くぅん 一緒に か・え・ろ?」
でもすぐにそう言った
「うん いいよ またね 結菜ちゃん」
「うんっ またね」
カメラ・・かぁ
また話したいな 宮城さん・・いや 希空くんと
次の日も次の日も 話してくれた
「希空くん 私・・カメラのこともっと聞きたいな」
大好きです
そこまで言いたかった
でもいじめっ子がまた来た
「希空くぅん♡ちょっと来て」
「うん 分かった」
もしかしていじめ?
そう思って私は希空くんに付いて行った
いじめっ子がいるのに 付いて行けるのは
何でかな・・・
そして屋上
「ぁ」
よく叩かれたりしたっけ・・・
急に寒気がする
いじめっ子・・あなたは何をするの
私は息をのんで見ていた
「希空くん 私と・・・付き合ってください」
あ
春風 が舞い上がり 桜の花びらが2人にかかる
祝福・・・なの?
立っても居られなくて・・私 ふらふらした
恋なんだね やっぱり
失恋して大好きの気持ちがやっと分かった
「ねぇ返事は?」
大好き だよね
成功しちゃうのか・・
初恋 隠して・・ッ隠して・・終わるんだ
「ごめんなさい」
え
私は希空くんの方へ向く
「ごめんなさい 好きな人が居るんです」
そう・・なんだ
それって・・失恋私がしたんだ
「それって・・誰なのぉ」
いじめっ子が慌てて言った
「それは」
クラスの人気者の勇崎さん?優しい 坂本さん? ぶっきらぼうだけど優しい 大森さん?
「野崎 結菜ちゃん」
え
わた・・し 私?
私なの・・・?
「フィルター越しに見てたいんだ」
「そんな・・なんで・・なんで あんな真面目っ子・・」
「好きだから 全部受け止められる」
私は走って 彼の前へ行った
「なんで・・!?」
彼はびっくりしてるみたい いじめっ子もびっくりしてる
私の目・・私のフィルターには彼しか映っていない
「私も フィルター越しに 希空くんしか映っていない」
付き合ってください 大好きです
絶対
今度こそ言える
「で・・あの・・」
言えない・・どうして・・口が動かないの
「僕も・・フィルター越しに映る君が大好きです!僕のフィルターには君しか映ってない」
あ
「付き合ってください!君が大好きです!」
「はい!私でよければ・・!」
気づけば泣いていた
今日もフィルターには君が映ってます
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僕の名前は 宮城希空 小6
顔がいいからっていじめられてた
だから小6の春風が注ぐ 4月に転校してきた
「父の転勤で」とごまかすことにした
「こんにちは 希空です よろしくお願いします」
「席はそこな」
案内された席は静かそうな女の子が座ってる席だった
遠くからクスクスと笑い声が
「よろしくね」
僕はとりあえずそう言って 手を差し伸べた
すると
「よろしくお願いします!」
と言って握り返してくれた
脈の回数が早くなる ドキドキする・・・
彼女は手を離して
さっきクスクスと笑い声がした方へ向いた
その子たちは野崎結菜さんを睨んでいた
休み時間
「希空くん」
ニヤニヤしてた子が来て
話を一緒にした
彼女は 顔を赤らめていた
恋したのかな
そして帰りの時間
「カメラを見せてあげる」
僕はそう言った
それを言うだけでドキドキとした
「カメラ?」
彼女は不思議そうに顔を傾けた
一つのカメラを見せた
「わっ」
びっくりしたようだ
最新型のカメラだからね
「綺麗だね」
微笑んでくれた それが嬉しくて僕も微笑んだ
そしたらするりと言葉が出てきた
「野崎さん 結菜ちゃんでいいかな」
「う、うん いいよ」
言ってくれた
嬉しくて・・
ドキッ とした それが恋だとも分かった
僕 フィルター越しに彼女を見つめてたい
「ありがとう 結菜ちゃん」
照れ隠しに言ってみたら
「希空・・くん」
そう言ってくれた
嬉しい 苦しいほどドキドキする
そう思ってたら
「希空くぅん」
あの人たちが来た
結菜ちゃんはビクッと肩を震わせていた
やっぱり・・いじめてたのかな
「希空くぅん 一緒に か・え・ろ?」
聞かないとダメそう・・
結菜ちゃんと帰りたかったな
「うん いいよ またね 結菜ちゃん」
でも仕方なくそう言った
「うんっ またね」
彼女の声は暖かかった
また話したいな 明日もカメラ見せて見よ
次の日も次の日も話した
その度に笑顔で聞いてくれた
「希空くん 私・・カメラのこともっと聞きたいな」
そんなことを言ってくれた
嬉しい
好きです そう言ってほしいな
簡単にはできないけど・・
「希空くぅん♡ちょっと来て」
いじめっ子さんはいつも以上にあざとく緊張しながら呼んできた
「うん 分かった」
結菜ちゃんと別れて
僕はいじめっ子に付いて行った
すると屋上へ行った
何をするのだろう
「希空くん 私と・・・付き合ってください」
え
いきなり告白してきた
春風 が舞い上がり 桜の花びらが僕たちににかかる
僕・・
春風に勇気をもらたよ
僕は・・あなたと付き合えない
僕は・・だって・・結菜ちゃんが・・好き・。。だから
「ねぇ返事は?」
「ごめんなさい」
言えた
「ごめんなさい 好きな人が居るんです」
「それって・・誰なのぉ」
いじめっ子が慌てて言った
それはね・・
君ではなく・・あの子でもなく・・フィルター越しに愛せる
結菜ちゃんだよ
「それは」
「野崎 結菜ちゃん」
僕が 好きな人
優しくて・・強くて・・いい人
「フィルター越しに見てたいんだ」
見てたい
隣に・・居たい
彼女が・・今ここに居ればいいのにな
「そんな・・なんで・・なんで あんな真面目っ子・・」
いじめっ子が絶望のように言った
あなたを好きになるわけない
「好きだから 全部受け止められる」
そういったとたん
タッタッタ
走ってこっちに来る音が聞こえた
結菜ちゃんだった
「なんで・・!?」
びっくりした
今の話・・聞いてたのかな
「私も フィルター越しに 希空くんしか映っていない」
あ
今 世界一幸せなのかもしれない・・
好きな人からそんなことが聴こえるなんて・・
「で・・あの・・」
ありがとう 次は僕の番だよ 結菜ちゃん
「僕も・・フィルター越しに映る君が大好きです!僕のフィルターには君しか映ってない」
仕上げ・・・だよ
僕は・・君のことが
「付き合ってください!君が大好きです!」
言えたよ・・
結菜ちゃん・・・!
「はい!私でよければ・・!」
彼女は泣いていた
今日もフィルターには君が映ってます