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女子生徒A 第七話
林沢レオ
学校が始まってしまった。
松葉杖を使いながら集会に参加する姿はさぞかし滑稽だろう。
私は死にたがっているはずなのに、怪我したりするのは嫌だ。
じゃあ何がいいんだ?
何もかも嫌。
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足を怪我したからというもの、インターネットに耽っていた。
目の前を通り過ぎる光、光、光…
ツイートは一つも覚えていない。覚えようともしていない。
こんなこと考えて何になるんだろう。
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気付いたら玄関だった。
この頃、意識がないまま過ごしている感じがする。
Youtubeの10秒スキップを何度も押しているような。
そして周りが見えるようになると、夏休みにあいつらからされた事、兄が死んだ事、自分は世界で一番愚かな存在という事を思い出す。
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夜中また目が覚めた。
私は寝ている時呼吸がうまくできない病気だ。息ができず、誰かに首を絞められている感じがする。
夜中目が覚めるとまたトトが喋りかけてくるんじゃないかと思う。でも大丈夫。一番の友達だ。
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朝学校へ行くとまた乾という生徒が話しかけてきた。私の足を心配してくれた。私はこの頃何もうまく行かなくて…それで…
彼は何か悩みがあったら自分に気兼ねなく言って欲しいと言った。私は黙って頷いた。