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1-3 殺し屋とターゲット、友達になる
1-1
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1-2
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最近、ターゲットである近藤雷夏と着々とだけど、仲良くなっている。恵那と居る時と同じで、安心感と楽しさがある。何でだろう。。。
雷夏「なぁ萩原、今日空いてる?」
沙奈「うん!!」
雷夏「またあの駅前のカフェに行かね?」
沙奈「うん!!行く!!」
真央「沙奈ちょっと。。。」
沙奈「あ、ちょっと待って!!」
雷夏「あぁ、待つ」
タタタタ
沙奈「何?今日は任務行かないよ?もう疲れてるし、、カフェ行くし」
真央「その事何だけど、、、、」
沙奈「ん?」
真央「あんた、ターゲットなのに何馴れ馴れしくしてんの?ターゲットってこと、忘れたの?」
沙奈「あぁ。。いや、実はさ。。。何か雷夏君と居ると、恵那と一緒で、安心感と楽しさを感じて、、つい」
真央「ハァ。。。まぁいいけど。。"殺し屋"って事、忘れないでね、ターゲットは近藤雷夏。あんたは殺し屋の萩原沙奈。その事を忘れないでね」
そう言うと真央は帰っていった。忠告なんだろう。。
沙奈「ボソッ昔っからの癖、治ってないよ、真央」
雷夏「あ、居た居た。早く行かねぇと、席取られんぞ、萩原」
沙奈「そうだね!!行こ行こ!!!」
スタスタスタ…
沙奈「着いた!」
雷夏「ん?あ‥」
沙奈「どうしたの?あ‥」
雷夏「すまん萩原…今日は定休日だった…」
沙奈「へー!今日って定休日なんだ!!!よし、これで一つ知れた!雷夏君、ありがとう!」
雷夏「『何で俺、感謝されてんだ。。?』別に、たまたま定休日だっただけだし…」
沙奈「さーて!じゃあ、どこ行く?」
雷夏「うーん。。。猫カフェ。。。とかどう?」
沙奈「良いじゃん!!行こ行こ!!!」
そういや、雷夏君って猫好きだったよね。。。
雷夏「この辺で一番近い猫カフェって?」
沙奈「あぁ…『あそこしかない…でも恵那としか行ったことない!終わった!』」
沙奈「一応知ってるけど…」
雷夏「どこ?」
沙奈「すぐそこ。」
雷夏「行くか」
沙奈「うん」
やっば、マジでキレられたら終わりじゃん!!気をつけなくちゃ!あ、事前にラインしとこ…
ポコッ
雷夏「もしかして、、ここ?」
沙奈「うん、真央の親が経営してる所」
来ちゃった…!
カランカラン
??「いらっしゃいませ~!ん?あ!沙奈ちゃんよねぇ?お久しぶり!」
沙奈「あ、アハハ、、お久しぶりです。。。」
??「任務は順ちょ..モゴッ」
雷夏「どうした萩原?」
沙奈「あ、なんでもない!!先に席取りしてて!トイレ借りてくる!(小声で)ちょっと来て、真央のお母さん!!」
タタタタ
真央の母「何よ」
沙奈「真央のお母さん!!いくら何でも、ターゲットの前で任務の事を口出さないでよ!真央に怒られちゃうじゃん!」
真央の母「あ‥.!ごめんねぇ、沙奈ちゃん」
真央「お母さん?何話してるの?…って、沙奈?」
沙奈「あーあ、最悪…」
真央「沙奈、ここに来たってことは…」
沙奈「そうだよ、ターゲットも一緒」
真央「と、その前に…」
真央の母「ギクッ」
真央「お母さん!!沙奈は、私が許可出してるの!!なのに、何ターゲットの前で任務の事、喋ってんの?!だから沙奈はこの店にあんまり来てないんだよ!恵那としか!」
真央の母「そ、そうね。。。ごめんなさい」
真央「ったく…てか沙奈、早く戻ってあげなきゃ、勘違いされるよ」
沙奈「マジじゃん!!じゃあね、真央!また夜!」
真央「夜って言っても、今日は私家に居るんだけど、、、まぁいっか」
雷夏『遅いな…』
沙奈「ごめんごめん!!混んでて遅くなっちゃった‥」
雷夏「いや、良いけど…もう頼んだよ?」
沙奈「え、私のも?!」
雷夏「うん、またフルーツパフェのクリーム大盛りだろ?」
沙奈「ウッ大正解…」
店員「お待たせ致しました!いちごパフェと、フルーツパフェのクリーム大盛りです!」
雷夏「ありがとうございます。ペコッ」
沙奈・雷夏「いただきまーす!」
沙奈「ん〜!やっぱりフルーツパフェ美味しいぃ〜〜!」
モグモグ
沙奈・雷夏「ごちそうさまでした!」
カランカラン
沙奈「美味しかったぁ!てか雷夏君がパンケーキ以外の物食べてたの、初めて見た!」
雷夏「俺もたまには別の食べるよ」
沙奈「てかさ‥」
雷夏「ん?何?」
沙奈「私達って、友達で良いんだよね!」
雷夏「フッあぁ、」
沙奈「いえーい!!!」
沙奈「あ、そうだ!ねぇ雷夏君の事、送っても良い?寄りたい所あるんだ!」
雷夏「いいよ」
私は"ある所"に向かった
沙奈「ここ!」
雷夏「…夕日?」
沙奈「そうだよ!!一緒にみたいな〜って思って!友だちになった記念に!」
雷夏「まぁ、たまにかいっか」
沙奈「でしょう?!」
昨日は星が綺麗だったが、今日は夕日がとても綺麗に見えた