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騎士の口付け
2バージョンあるので一緒に。後半が新しいの。
「夢じゃないさ。俺はちゃんとここにいる」
感極まって泣いてしまったエノを抱きしめた。長かった髪は短く、目つきも鋭くなった。だが、内に秘めた強さと、優しい性格はそのまま。
「エノ。お前を愛している。どうか……最期まで守らせてくれ」
お互い顔を真っ赤にする中、彼女の唇にそっと触れた。
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「エノ、お前が大好きだ。愛している」
透き通る目はゆっくりと瞬きをする。そして、言葉を理解した彼女の顔は真っ赤になった。
「どうか、最期の時まで守らせてほしい」
俺の気持ちはちゃんと届いてくれた。細い指が頬に触れる。
「……良いのか?」
小さく頷く彼女に、ゆっくりと唇を重ねる。