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10 焼肉に来た一同
小毬「人が多い……うるさい……」
やっぱりゲームの対戦相手とか掲示板の50人と生身の人間の50人は違うな……と、心の中で呟いた小毬であった。
可愛い|友達《ペット》を月夜の友人のところへ預けて、焼肉屋に向かった。
月夜「ここですよ~!」
小毬「……」
念願の「みんなと焼肉」なのに、いざとなると何も言えなくなる。
「いらっしゃいませ~。2名様ですか?」
月夜「予約していた月夜です!」
「8名でご予約の月夜様ですね!お席へご案内いたします!」
月夜「1番でしたね、私たち!」
小毬(リアルの人間との会話って疲れる……)
月夜・小毬到着:集合15分前。
飴宮「こんにちは~」
白鳥「よろしくで~す」
月夜「あ、早いですね~」
小毬(「早いですね~」と言いつつ自分の方が早く着いていることはツッコまないでおこう……そんな勇気ないし……)
飴宮・白鳥到着:集合12分前。
飴宮「すみませーんプリンくださ~い」
月夜「じゃあお米8人分もお願いしま~す!」
ファーストオーダー:集合10分前。
百年「失礼しまーす!」
月夜「あ、入ってください!どんどん!」
百年到着:集合8分前。
赤衣「やっほ~♡今日はよろしくお願いしま~す♡」
月夜「どうぞ入ってくださ~い!」
「失礼します、こちらプリンとお米で~す」
赤衣・プリン・米到着:集合5分前。
天海「こっここぁっこんにちわぁぁっ……⁉」
月夜「あ、どうぞ入ってください!」
小毬「……あの」
天海「えぁはいっ⁉」
小毬「そのロリィタ服……汚れるんじゃ」
天海「あ、えーと、その……これ着ないと、影薄すぎて気づいてすらもらえなくて……」
天海到着:集合時間ピッタリ(夜は強い)。
……みなさんお忘れではないだろうか、あの人の存在を。
飴宮「……たく、あの馬鹿、忘れてんじゃないでしょうね……」
百年「いやー、それはないと思うよ?めっちゃ楽しみにしてたから――」
冬月「遅れてすんませぇぇぇんっっ‼」(With満面の笑み)
飴宮「その顔ですまないって思ってるなんて言わせないからね⁉」
冬月到着:集合時間10分遅れ。
冬月「いやーゴミの分別してたら意外と面白くなっちゃったんだよねー!」
飴宮「なんでよ」
天海「……あの……これ代わりに頼んでもらえませんか……?」
白鳥「わかった。すみません、ブルークリームソーダください」
ということで、明日、やっと肉を焼きます。
ほぼ焼肉店に入店しただけの回に新学期が当たった人はいないでしょう、だって今日土曜日だもん
土曜日から学校あったらマジでキツイよ。