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🌤️くんと☔くん ④
`4.逃げた先は危ない深海メトロ`
『…ここはどこだ?』
僕は地下鉄みたいなところにいた。でも何かがおかしい。イカがいなければ電車もない。電気も通ってない物騒なところだ。
『ん?おヌシ誰じゃ?』
後ろから声がしてちょっとびっくりした。
『僕はハレですけど…。あなたは誰ですか?』
僕は名前だけ言って、喋りかけてきたおじいちゃんに名前をきいた。
『言うのを忘れとった。ワシはアタリメじゃ。New!カラストンビ部隊の司令じゃ。』
『なんでアタリメさんはここに…?』
『おヌシは大昔にイカとタコが争った大戦は知っとるかい?』
『はい。学校の授業で習いました。たしかイカが勝ったんですよね。そして負けたタコは地下に追いやられたと。』
『その通りじゃ。だがタコはまだ地上に行こうと日々兵器などを作っておる。それを見張るためにタコの基地に行ったんじゃ。隊員の3号を連れてのう。』
『そしたらこの地下に来てしまったってことですか?』
『そうじゃ。何者かに連れ去られたんじゃ。・・・交戦していたタコと共にのう。』
『で、そのタコは…?』
『8号と名付けて一緒に脱出しようとしてたんじゃ。だが、途中で他のタコに連れ去られてのう』
『その8号さんがですか?』
『そうじゃ。同じ種族同士で争っても無駄なんだがのう。そこでじゃ。おヌシ、New!カラストンビ部隊の8号にならぬか?』
『え、僕がですか?まあいいですけど…。』
『なら早速なのじゃが…。駅を攻略してくれぬか?』
『駅、ですか』
『そうじゃ。ここから出るには駅を攻略しないといけぬ。』
『ああ分かりました。とにかく駅を攻略すればいいんですね。』
『そうじゃ。よろしく頼む。』
『はい。』
僕はここになんで来たんだろう。ここまで多分歩いてきたであろう記憶さえない。でもまずは駅を攻略しなければ。そう思い僕は駅を攻略し始めるのであった。
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『ん?おヌシ…攻略が速いのう。バトルはしたことあるんか?』
『僕なんか記憶なくなってるんですけど…。体が覚えていたんですかね。』
『な、なんじゃと⁉生まれはどこじゃ?』
『生まれたところ…。わからない。』
『じ、じゃあ家族構成はどんなかんじじゃ?』
『か、家族…。なんか一人大事にしているイカがいた気がするけど…わからない。』
『どこに住んでおったんじゃ?』
『すんでいたいえ?ないと思う…』
『そうか…なら地上に出たら3号の家に住まわせてもらうと良い。』
『あ、ありがとうございます!』
『そういや3号はどこに行ったのじゃ?はぐれてから見ておらん。』
まあとりあえず駅を攻略していったらいいのか。僕はより一層攻略に力を入れた。
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『4つのアレが揃いました!それでは約束の地に参りましょう!』
ん?4つのアレってなんだ?
『よし8号、地上にでるぞい。』
『は、はい。』
僕は4つのアレが組み立てられたなにかに入った。ってなんかこれ見覚えがあるな…なんだ?僕はなにか違和感を感じていた。機械の音がする。なんだか嫌な予感がした。その予感は的中した。僕は今からネリモノにされる。さようなら…世界…。
**バキーーーーーーーーーン!!!!!**
すごい音がして目を開けると天井が破られ、ミキサーごとぶっ壊れているデンワがいた。
『おお、3号!どこにおったんじゃ⁉』
え、この人が3号さん…?僕は目の前に転がっている人が助けてくれたのだとわかった。しかし...伸びている。
『っ…』
ズキッと頭が痛み、何か思い出せそうな気がした。でも、なにも思い出せない。
『8号、すまないが先に行ってくれないか?ワシは3号と一緒に後からいく!』
じいさん一人で任せて大丈夫なのかよ…と不安になりながらも、僕はテンタクルズのヒメさんとイイダさんの助けを借りながらエレベーターを登っていった。
こんらえる!作者のTukiraeです!
今回はオクト編ということなのですがこれを書いたときまさかのオクト未プレイでして…(今は全クリしてます)語彙力なくて色々ごちゃごちゃになってるかもなのですが楽しんでいただけたでしょうか
次回はMemorysのメンバー、Yukiくん視点です!