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#14
これは音葉の過去
そして彼女が相貌失認になった理由が今ここに
--- 幼少期 ---
「はぁ何でお前はそんな簡単なものができないんだ」
「そうよあなたは数千年に1人で聴力と視力を持って生まれた子なんだからもっとちゃんとしてよ」
と父上と母上にそう音葉が聞こえる声で言った
(…簡単なものができないってなんなんだよ…片方しか持っていないくせに)
--- 翌日 ---
「音葉!お前は今日から山で修行しろ!」
「で、でもその分の食料や寝床どうすればいいのでしょうか」
「そんなんどうだったなるだろ」
と言った後音葉はそんなのできるわけがないと呟いた
--- あれから一年後 ---
「ただいま戻りました」
と久しぶりに帰った家はまるで静かだった
いつも通りだと弟たちが玄関まできてくれていたが
「…今日はどこかにいったのだろうか」
と呟きながら縁側へ向かい瞑想をしようとしたら…そこには両親が横たわっていた
「…そういえば弦弓たちはどこに」
そう言いながら家中探し回った
---
そして居間に向かうとそこには…弓弦と奏絵、律人が倒れていた
「お前らどうした?何が起きた」
と優しくいうとまだ息のあった律人がこう言った
「姉さんが…帰って…くる前に…怪獣が…来て襲いかかって…外にいた父上たちが…」
「うん分かったありがとう教えてくれて…もう喋らなくていいから」
「律人もう眠ってなさい」
そう優しく呟いた
「姉さん…眠ったらいい…こと起きる?」
「あぁ怪獣のいない世界で生きれる」
「そ…っか」
といった後音葉は律人の目を手で伏せた
「…なんだまだ生きていたのか」
声を聞こえた方を見ると手に血がついた怪獣9号がいた
「…っ!どうして我らの家を襲った」
震える声で言った
「お前らの力が邪魔だからだ」
そう言った後の記憶があまり覚えてなかった
---
「おいここで音葉様が倒れてるぞ早く処置するぞ!」
そう言ったのは防衛隊看護係であった
「…怪獣は?」
「それより貴方様のお体が先です、そのことはあとでお伝えします!」
そう言われ防衛隊本部に連れて行かれた
---
「それであの怪獣は?」
彼女の前にいたのは四ノ宮長官だった
「すみません逃してしまいました」
「そうですか」
と呟いた
「あなたの怪我が治ったら保科家に預かってもらいます」
「そっか、そうですか」
そう言った後ゆっくり目を閉じて眠った
--- あれから半年後 ---
「今日から君は今後2番隊に所属してもらう」
と長官が音葉に言った
「了」
「お前には信用と信頼がある」
「…では失礼します」
そういい長官室を出た
---
「君か今日から13歳で入隊とゆう子は」
後ろから声が聞こえたので振り向いたらそこには… 長谷川エイジがいた
「えっと誰でしたっけ?」
「はは、そうだったね俺は長谷川エイジだ」
「…あぁエイジさんどうしたんですか」
「どうゆう子なのかちょっと気になってな」
と手を顎に当て考えるように続けて言った
「開放戦力74%で副隊長並みの強さで歴代で見ると初めてなんだよ」
「そうなんですね…でもあなただって結構お強いではありませんか?」
「はは良家の子にそう言われるのは嬉しいよ」
とニコニコしながら彼は音葉の元を離れていった
🔚