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『刃に咲く華』
う〜ん....ちょっと内容薄いかな.....?
でも、色々なものを詰め込んだので、
様々な読み方(考察)ができると思います!!
その剣は、あまりにも静かに抜かれた。
風の音すら止まるほどに。
「……来るなと言ったはずだ、エルナ」
森の奥。大樹の根にひっそりと咲く、一輪の白い華。
その前に立つのは、黒い外套を羽織った青年だった。
彼の名は**『カイ』**
古の時代、“魔”という概念そのものを斬るために造られた、
特別な刀__《断魔の刃》の継承者。
世界で最後の刀使い。
そして、彼の前に現れたのは、小柄な少女。
片手に古びた杖を持つ魔術師、**『エルナ』**だった。
「その華が……“魔の源”なんでしょう?
なら、私が封じるべきなの。魔術師の務めとして」
「封じるだと? その華がどれだけの年月を越えて、
今も咲いていると思っている?」
「でも、それが生きている限り、
世界は魔に蝕まれる! 君はそれを知ってて…」
カイは静かに目を閉じた。
「俺はもう、世界を救うつもりなんてない。
この華は、俺の――“想い人”の魂そのものだ」
エルナの目が揺れる。
「想い……人?」
「彼女は、かつて世界を救うために、
自らを魔の核にした。そして、全てを終わらせた。
俺はそれを……斬れなかった。
ただ、傍にいると誓った。それだけだ」
空気が、緊張に張り詰める。
すると、華のまわりに、黒い霧が立ち込める。
魔の残滓。それに反応して、空間が歪む。
次元の裂け目から、無数の魔獣が這い出してくる。
「来るぞ」
カイが刀を抜いた瞬間、時間が凍ったように感じた。
黒い魔獣が一斉に飛びかかる….
「断界__**“虚斬” **!」
彼の一閃は、魔という存在そのものを断ち切る。
斬られた魔獣は、絶叫すら残さず、空気の中へ消えていく。
10体、100体、1000体__。
数えるのも嫌になる程、湧いてくる。
それでも、華を踏む者はいなかった。
すべての斬撃は、一輪の華となった彼女を守るためにある。
「この量......さすがに捌ききれないわ!カイ!」
「なら攻撃をやめろと?」
カイは攻撃をやめない。魔獣が尽きる、その瞬間まで__。
その刀、姿には、カイ自信の想いが強く感じられる。
そう、エルナは思った。
そしてカイは残りの魔獣へとトドメを刺す........!
“魔”という概念そのものを断ち切る、刃で__。
「そろそろ終わりだ。絶殲__**“魔天裂斬” **!!」
…….斬った。決して返り血などで汚さず、
一輪の鏡く白いの華を残して。
その一撃を持って、魔獣との戦いが終わった。
そしてようやく静寂が戻ったとき、カイは膝をついた。
あの華を優しく撫でるように、手を添えて__。
その肩に、そっとエルナが手を置く。
「……君の想い、よくわかった。
でも……私も、魔術師として、これ以上放っておけない」
「なら、斬ればいい。俺ごと」
エルナは目を閉じ、しばらく沈黙した。
やがて、ゆっくりと花の前に歩み寄り、小さく呟く。
「……転写__**封華の術式、起動**」
彼女の杖が淡く光る。
その光景は、実に不思議で幻想的なものだった。
夢幻の魂が眠る地.....***|理 想 郷《アヴァロン》*** のように___。
「この魂、世界に再び戻らず。ただ、大切な人とともに、一輪の記憶として咲け」
彼女の魔術により華が眩く光り、その光はそっと空に舞い上がった。
静かに、誰かが微笑んだかのように輝いて__。
そして華の中にあった魂は、光の粒となって消えた。
「……これで、いいの?」
「……ああ。あの人は、世界に還った。ありがとう」
カイは最後に微笑んだ。
その目には、確かに涙があった。
そして舞い上がった光とともに、カイの姿も薄れていった。
数年後。世界から魔の気配が消え、各地に平穏が戻った。
そして、静かな丘に、小さな石碑と、一輪の白い華が咲いていた。
そこに名はない。ただ、風に揺れる華たちが現代へ語る___
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--- **“かつて、剣と魔法が、ひとつの魂を守った” ** ---
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という伝説を____。
--- **〜 END 〜** ---
ヤバい、話の展開おかしいかも…..
※ジャンル:ファンタジー