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浜富学園の恐怖 「ま」の謎
「あ~怖かった。」
ふわりはそう言った。いやいや、私(城願寺菜々)からしたらそんなの初めの1歩でしかない!
「とにかく、次、ま。なんだと思う?」
あー怜もちょっと冷たい、、、
「ま、、ま、、マラソン大会と関係あるかな?」
私はすべてを勘に頼り答えた。
「え~でもそれって運動場じゃん。絶対漫画で図書室だって。」
「ふわりに賛成ー。」
というわけでしぶしぶ図書室に、、、。
「ひゃぁっ!さっきの人体模型が本読んでる!」
「やぁ。君たちつい最近も見たね。ぼくは最近この漫画にはまってるんだぁ。」
そういって笑った。どこか不気味である。
「でも、、本物は今不在。ぼくが代わりにここにいる。残念でしたぁ~」
怜は見るからに怒っている。そりゃそーだ!
「本物の特徴教えてくださいっ!」
そんななか1人真剣なふわり。おもしろーい。
「え~?仕方ないなぁ。本物はマリオネットだおぉ。詳しくは本人に聞きたまえ。」
「じゃあいついるのよ!」
怜、、、?まだ怒ってんだ。おもしろいおもしろい。
「鴫野ちゃんはうるさいねぇ。」
え、待って。なんで名前知ってるの?
「今日の放課後にはいてるよぉ。」
あーなのその喋り方。かわいいけど、むかつく。
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そして放課後~音楽の授業でのどからっからな中図書室へれっちゅらごー!
「あ、え!待って。あれマリオネットじゃん!」
そこには漫画を描いているマリオネットがいた。
「あ、あのぉ、」
私が話しかけると、そのマリオネットが、
「1ちゃんから聞いてるよ。菜々、ふわり、怜だよねー。」
となれなれしく話してきた。
「私、ここでの名前は2だけど、本名はまり。だからマリオネット。100年前のこの学園の生徒。もう今はさすがに死んじゃってるけど幽霊としてマリオネットにさせられたんだぁ。ま、浜富学園は3回の建て替えを行ってるんだからこんなにきれいなんだけどー、結構歴史あるんだね。」
私たちはなぜか圧倒された。
「で?なに。1ちゃんがダンスしてるって?」
は?全くそんなこと思ってないんやけど。
「もぅ、あんたたち、ほんと馬鹿なのね。」
え、100年前の人ってこんなにギャル風やの!?
「1ちゃんはねー、この学園の生徒じゃないけど、人体模型研究をしてた人なんだ。で、あれダンスじゃないよ。早く幽霊卒業したいって神に頼んでるの。」
ま、まさか、ね。
「え、じゃあまりりんも幽霊卒業したいって思うの?」
ちょ、ふわり!勝手にあだ名付けてるし!
「んふぅー、私は思わない。3年前にもあんたたちみたいな人が偵察に来たし、それって結構嬉しいし。」
「とーにーかーく。私はもう漫画書かなきゃいけないんだから早く出て行って。次の「と」を探すんでしょ!」
「どっからどーみてもトイレやんけ。」
おいおいふわり!その口調どうした!
「ふふっ。じゃあね~」
長くなりすみません!
てかこのマリオネットのまりりん、どっからどうみても美奏ちゃんじゃないか!(嘘)
前回のプロローグは美奏ちゃんに任せましたが今回はちゃんと私が書きましたのでっ
それでは黒猫s、よろしくね。