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『いやマジでお前なんかめっちゃ嫌いだ!』
⚠︎御本人様方には一切関係はございません⚠︎
・CP 紫桃(一部 桃紫 要素あり)
・投稿された歌ってみた最高です(´ཀ`)
・紫くん不良 × 桃くん生徒会長
・キャラ崩壊あるかも
⇒地雷さん、純粋さんは回れ右!
読みたい人だけお進み下さい^ ^
「 」セリフ
( )心情
--- ・・・ ---
LAN side ___。
生徒会茶の俺としては見逃せない生徒が1人。
それは、幼馴染の不良だ。
何回注意しても聞く耳持たずに校則は破る。
授業もまともに受けないし、孤立している。
体に風を感じたと思えば噂のあの人。
桃「おい、いるま!廊下を走るな!」
紫「あー、うるせぇな。急いでんだよツ!」
桃「止まりなさい!」
紫「誰も居ないしこれくらい良いだろ。じゃ」
桃「あ、おい!」
俺の声にスピードが緩くなったのもほんの束の間。構う必要がないと判断したのか、またスピードを上げて廊下を突っ切って行った。
桃「はぁ. . . 」
思わずため息をついてしまう。
昔はこんなんじゃなかった。ルールは守るし、誰にだって笑顔で接する奴だった。
今は、ルールは守らないし、三白眼のキリッとした目つきで見られたら怖い怖い。
でも根が優しいのが変わっていない事は知ってる。あいつはどこまでも人に優しい。ただ、それが行動に出せない。出れば万事解決なのに。
桃「てか、なんであんなに急いでたんだ...?」
ふと疑問に思った事を静かな廊下に呟いた。
--- *** ---
授業中___。
先生「ここはこうだから。ここはこうで〜〜」
紫「ふぁぁ〜. . . 」
桃(あいつが授業を受けてる!?)
手で口を覆って欠伸をし、退屈そうに授業聞くいるまが隣の席に座っている。普段は、授業なんて受けずにいるのに。
いるまと言えば、先日廊下を走っていた。その理由はなんとも彼らしく、友達から聞いた話で「紫髪の強面の奴が木から降りれなくなった猫を助けていた」との事だった。
桃(それを表に出しゃいいのに。)
そんなことを考えつつ、隣のいるまをチラッと盗み見する。
たいぎそうに片肘を机について、ノートも教科書も広げずに先生の話を多分聞いている。
こんなんでも頭が良いんだから羨ましくなる。
裏で努力とかしてんのかな。
それはさておき、いるまが隣に居る事実は一旦頭の片隅に置いておく。俺自身、頭が良いわけではないので少しでも後れをとったら危ないからだ。
視線をいるまから自分の手元に移して、先生の説明を聞きながら板書していく。
そうしたい所だが、邪魔してくるのはいつもの事ながら、あいつのようだ。
紫「せんせー、」
「体調悪いんで保健室行っていいですか?」
先生「. . . そうか。一人で行けるか?」
紫「全然ヨユーなんで大丈夫です。」
突然いるまが挙手をした。授業についての質問というこさめが猿に永遠ならないくらいあり得ない選択肢は除外。その上で、何事かと思う。先生も一度疑いの目を向けるが、それも一瞬のことで「先生」らしく振る舞っていた。
クラスメイト1「あれ嘘だろ。」
クラスメイト2「だよね、普通に元気そうだし。」
クラスメイトのそんな小声が耳に入った。それを聞いて、今一度しっかりいるまの方を見る。
顔色は悪くなさそうだけど。体の内でなにかあったのだろうか。それとも、面倒臭くなってただサボりたいだけか。
先生「念の為、学級委員!付き添いで行け。」
桃「分かりました。ほらいるま行くよ。」
紫「らんは来んな。」
既に教室の扉の前に居たいるまに、自席を立って歩み寄る。が、俺の気遣いも虚しく却下された。いるまは、そさくさと一人で行ってしまう。それを追いかけるように小走りで教室を出た。
--- *** ---
半歩前を歩くいるまに追いつき、隣に並ぶ。俺の方が少し身長が高いけれど、何故か顔を覗き込むようにして、いるまに問いかける。
桃「いるま、体調悪いの?無理してない?」
紫「だから、ついて来んなって!」
桃「俺はいるまのこと心配してんの。」
紫「ッ!. . . 」
いるまは何か言いかけようとして口をつぐんだ。俺がついて来ないようにするのは諦めたのか、黙って保健室に向かって俺より先を歩く。一歩先を歩くいるまに、また問いかける。
桃「で、どこが悪いの?」
紫「うるさい」
桃「ねぇねぇ、ちょっと聞いてんの。」
紫「あーはいはい、もう分かりました」
「まー聞く気はないけどねっ笑」
怖いはずの三白眼が柔らかく細められ、ケロッと笑われた。まるで俺を揶揄うように。
桃「いやほんとお前__ 」
言葉を紡ごうとした時、いるまの体が不自然に前方へ傾いた。いるまの進む先には平面の床ではなく、階段が広がっている。
危ない、そう思うよりも速く体が動いていた。
桃「いるまっ!」
手を精一杯前に出す。届け、届いて!
--- *** ---
いるま side ___。
体に重みを感じて目が覚めた。
霞がかかった視界がだんだんとクリアになっていき、真っ白な天井とカーテンが見える。
どうやら俺は保健室の布団の上に居るらしい。また、俺に掛けてある掛け布団に顔を沈めて、恐らく寝ているだろうらんが重みの原因なようだ。
紫「、、らん?」
「てかここ . . . 保健室か。」
周りの状況が分かるようになってくると、ここまでの記憶が蘇ってきた。
そうか。らんと話している時、目の前が急に真っ暗になって倒れたんだ。それで、、、らんがここまで運んだのか?
噂の本人は、ベットぎわに置かれた丸椅子に座って、上半身を布団に預けて寝ている。
本人に聞いた方が早いと思い、らんを起こす。
紫「おい、らん起きろ。」
桃「. . . う?」
頭を軽く叩いただけで、すんなり顔を上げた。
まだ眠たげなようでトロンとした目で上目遣いをされる。
紫「は?」
桃「どぉしたの?」
紫「お前、目元赤いけど。泣いてたん?」
桃「うぇ。嘘っ!?」
らんは、布団に預けていた上半身を勢いよく起こしてそこら辺にあった手鏡で顔を見ている。
目元を触ってはどうにもならない事を自覚しているらしい。あっちが喋るまで待つか。
桃「なんもないから大丈夫だよ。」
紫「なんもなくねぇだろ。」
ずいっとらんに顔を近づける。後ろに下がろうとするらんを、腕を掴んで引き止める。しっかりとらんの瞳を捉えて離さない。
そうしてしばらくすると観念したのか、やっと口を開いた。
桃「...急に倒れるからびっくりして。それで、
ここまで運んで。起きなかったらどうしよ
うって。」
紫「はぁー、そんな簡単に死なないから。」
桃「だってぇ、」
必死に訴えかけるような眼差しを向けられる。その眼は、少しばかり潤んでいて眉も下がっている。お人好しなこいつの事だから、それこそらんが死ぬほど心配していたんだろうな。
紫「心配かけて悪かったな。ありがと。」
桃「いるまが起きて良かった。」
感謝の言葉と共に頭をくしゃりと撫でてやる。小さい頃はよく頭を撫でてあげた。最近じゃ、らんが嫌がるからする時なんてなかったけど。
普段拒む割には、らんは、満更でもない嬉しい時にする表情を浮かべている。
桃「これからはきちんと言えよ!」
ひとしきり撫で終わると、ビシッと人差し指を俺の前に立ててそう言われた。さっきまで撫でられていたせいか少しだけ頬が赤い気もする。
後から恥ずかしくなったパターンだろう。
桃「なんで早く言わなかった?」
紫「気分。」
桃「なわけないでしょ。俺は言ったんだから、
いるまも言わないと不公平だ!」
紫「. . . 誰かの前で弱ってるトコ見せたくなか
ったから。それだけ。」
桃「俺は?」
紫「お前もだけど、、、まぁ特別。」
言ってて気恥ずかしくなり、目を逸らす。
桃「特別、特別か。」
こっちの気も知らずに、らんは俺の言葉を反芻している。優しく噛み砕いて理解するように。ニコニコして機嫌が良さそうなのを見ると、なんだか無性に腹が立ってきた。
紫「ド勤勉 真面目ヤクザ 変態前髪ピンク」
「少しルール破っただけでキレすぎだろ。
ほんとしつこいわー。」
桃「え、急に何?頭のネジ落としてきた?」
紫「イラついたから思うまま言ってやった。」
さっきまでの和やかなムードはどこかへ吹っ飛んでいき、らんもピリピリしているのが見て取れる。
桃「あー、そうですか。」
「今度言ったら許しません。」
口を尖らせて拗ねているらんが滑稽で、もっと虐めたくなってきた。面白い方が楽しい。
らんの綺麗に結ばれた学生服のネクタイを勢いよく引っ張る。案の定、らんは急な出来事に抵抗できずに体のバランスが崩れ、俺の上に覆いかぶさってくる。耳元で大声で言ってやる。
紫「いやほんとお前なんかめっちゃ嫌いだ!」
桃「いや絶対に仲良くとかしないからな!」
お互い睨み合う。が、同じタイミングで堪え切れなくなって吹き出して、ゲラゲラ笑う。
紫/桃「この先もずっとずっと嫌いだ!」
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ここまで読んで頂きありがとうございます🙇♀️