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2日 ~これも日常~
m=モブ
ミナミside in 人通りの多い道
__もぐもぐ…__
先程買ったイチゴのドーナツを食べながらスーパーへと向かう。
ミナミ「ん…今日はどうしようか…なるべく荷物多くない方がいいし…お弁当でいっか。__さっさと行こう__」
早歩きでスーパーへと向かう。
in スーパー
人が多い。当たり前だけど…さっさと買ってこんな所から出よう
ミナミ「お、この弁当割引されてる、ラッキー。」
【割引されたお弁当×2GET!】
__てくてく__
ミナミ「…はぁ、ちょっと辛い…」
いくら荷物は少ないと言っても、ちょっと重く感じる。…体が弱すぎるからだけど
いい加減、体力付けたい
ミナミ「って思っても…すぐ吐血するしな…__ハァ__」
__ギィン__
ミナミ「…?」
一瞬、”ナニカ”から殺意のような視線を感じた。
後ろからだけど、人が沢山いるから誰かは分からない。
ミナミ(今の感じ…んー、こういうときアイノスいたら良かったんだけど…しょうがない)
今、ちょっと体調悪いからやったら無茶苦茶危ないけど
早歩きしよう
__スタタタ__
ミナミ(ほぼ私と同じ歩幅で着いてきてる奴が…)
ミナミ「ヴ…__グッ__」
瞬間、強い目眩が私を襲う。思わずふらついて電柱に寄りかかる。片手は体を支え、もう片手は口を抑える。
ミナミ(お弁当崩さないようにしなきゃ…)
肘に上手く袋を引っ掛けて歩き出す。
ミナミ(視線はまだ感じる…不味いな、今弱ってるって絶対バレた)
ミナミ「…?!」
突然、こちらへいきなり近づいてくる気配がする。
やば…!
思わず走る。
いきなり走り出したからか、またさっきと同じような目眩がする。
少し走っただけで息が切れた。
足がとても重い。
目の前の視界がぼやける。
…家は、まだ少し距離がある。
__ミナミ「ゴプッ…ッ”…ぅ”ェ」__
口からは沢山の赤い液体が出てくる。
ぼやける視界で何とか見えたのはすぐ隣に薄暗く、ジメジメしてる裏路地が見える。
ミナミ(一旦ここに行こう…ここなら、誰にもみられないから《《やりやすい》》。)
in 裏路地
ミナミ「…はぁ、はぁッ…」
心臓が締め付けかれるような、切り裂かれるように痛い。
頭がぐちゃぐちゃになってる感覚。
ようやく、呼吸をまともに出来るようになった。
…まだ、《《全然マシ》》だった。
ミナミ「さて…誰かな…__ハァ、…__」
刺客「見つけるのに時間がかかっちまったが…やっと見つけた、ミナミ…さ、戻るぞ」
ミナミ「絶対嫌なんだけど?ッ…」
刺客「__ニヤ__そんなんでどうやって抵抗するんだよ?」
めちゃくちゃ舐められてる…
ミナミ「…消えて」
手のひらを刺客に向ける。
刺客「あ”?やンのか?!」
その男は、ナイフをもってこっちへ向かってきた。
ミナミ「…」
__ぼわっ__
手のひらからよく見るオレンジっぽい炎が大量に出る。
刺客「ぐあぁァ”あァアァ”ァ”ッ”ッ”?!?!あッ””いヴグッ…__や”めろッッッッ…!__」
普通の炎にも耐えることが出来ない…金目的のただの一般人か。
そんなことを思いながら、火の海で悶え苦しむ刺客をただ眺める。
気づけば、体調も回復してきた。…
帰るか。
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アイノスside in闇病院
アイノス「やっべやっちまった☆」
なんと!僕!!間違えて監視カメラに堂々映りました☆__顔は映ってないよ!__
m「まてゴルァ”!」
沢山の人に追っかけられてるけど、みんな正直遅いわ。目的のものもげっちゅ出来たし
とかなんか思ってたら屋上来たわ
m「…HAHAHA!まさかわざわざ袋のネズミになってくれるとはなぁ!」
アイノス「僕ネズミじゃないよ」
m「…四面楚歌だなァ!?」
アイノス「僕歌歌ってないよ」
m「とにかく!追い詰めたぞ!」
初めからそういえばいいのに
アイノス「…真昼間だけど、なかなかいい景色だよねー。じゃあ、僕逃げるね」
m「はぁ?まさか屋上から飛び降りようと思ってるのかぁ?残念DES!ここは15階…」
ぴょーん
m「…は?」
アイノス「久しぶりにこんな所から落ちたなー。結構楽しい紐なしバンジー」
着地する瞬間に念の為に一回転して衝撃を和らげる。
アイノス「えっと、目的のモノは…おっけ、あるある。よっしゃあ金がっぽがぽだぜいぇぇぇあ☆」
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夜頃、in 自宅 アイノスside
アイノス「ただいまー」
ミナミ「おか。レンチンして弁当食っといて」
言われた通りにレンチンする。
__アイノス「何分くらい?」ミナミ「私は30秒を向き変えて計2回」__
ミナミ「そういやさ、今日また狙われたんだけどまじ辛い」
アイノス「えー?、またー?大丈夫だった?」
ミナミ「貧血」
アイノス「oh...」
ひににち、久しぶりの更新。