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暴風雨が来た
黎夜「マジかぁ…」
蒼羅「どうしたんですか」
黎夜「豪雨で幼稚園と小学校、中学校お休みだって」
黄詠璃「えぇ…流石に下3人だけ残すのは…」
藍生「高校も休みだとさ」
胡橙音「やったぜ」
蒼羅「なら、任せられますかね?」
胡橙音&藍生「任せろ」
黄詠璃「私達は豪雨でも行かなきゃならないので、よろしくお願いします」
蒼羅「辛い(´・ω・`)」
黎夜「頑張ろーぜ」
零桜「おはよ~…ふぁあ(´о`)。о゚」
赤斗「おはよ!」
翡翠「おはよー」
蒼羅「おはようございます!」
黄詠璃「今日幼稚園、小中学校、高校はお休みですよ。」
翡翠「あれ、そうなの」
黎夜「豪雨がひどいからね」
零桜「よーちえん、お休み?」
蒼羅「そうですよー」
赤斗「そら兄とれい兄ときよ姉は?」
黄詠璃「私達はお仕事と大学行きますよ」
翡翠「うわ、大変」
蒼羅「いい子にしててくださいねー」
零桜「あい!」
黎夜「皆揃ったし朝ご飯食べよっか」
赤斗「はーい!」
ご馳走様&準備完了
黎夜「昼ごはんは冷蔵庫の作り置き温めて食べてね。料理しても良いけど、怪我しないように気をつけて。」
胡橙音「分かってるって」
黎夜「不安なの!何かあったら連絡して。ゲリラ豪雨で停電でもしたら大変だから。」
藍生「防災グッズ出しといた方がいい感じ?」
蒼羅「お願いしますね。」
黄詠璃「連絡来たら私達もなるべく帰れるようにはしますが、帰れないかもしれないので」
翡翠「オッケー」
黎夜「それじゃあ、よろしく」
蒼羅「行ってきます!」
黄詠璃「行ってきまーす」
胡橙音「いってら」
藍生「行ってらっしゃい」
翡翠「行ってらっしゃーい」
バタン
胡橙音「さて何するか」
藍生「まあ、皆で遊んでよう」
翡翠「やることないしね」
零桜「おにいちゃ!遊ぼ!」
藍生「いいよー」
胡橙音「防災グッズ出しとくね」
藍生「よろしく。あとキャンプのランタンと寝袋も欲しいかな。」
胡橙音「おっけー取ってくる。」
藍生「零桜何して遊ぶ?」
零桜「しゅごりょく!」
翡翠「すごろく?」
零桜「さいころころころするー!」
藍生「オッケー、準備するね」
ザー
翡翠「…雨ヤバいね」
赤斗「雨凄い!」
零桜「おそらさん、泣いてる?」
藍生「そうだね、悲しいことがあったのかもね」
胡橙音「はい防災グッズ」
翡翠「わぁ…学校で見たやつだ」
零桜「これなにぃ?」
胡橙音「防災グッズ。大変なときに使うの。」
赤斗「カバンみたい。なに入ってるの?」
胡橙音「水とか、非常食が入ってるよ」
藍生「入ってる物書いてる紙あったわ」
翡翠「ナイス」
ラジオ
水
非常食(乾パン、味付きごはん、羊羹、お菓子)
紙皿
食品加熱袋
タオル
非常用簡易トイレ
アルミブランケット
手指消毒液
エアーまくら
アイマスク・耳栓
スリッパ
非常用給水袋
緊急用呼子
レジャーシート
軍手
歯ブラシ・歯磨き粉
布ガムテープ
レインコート
カイロ
三角巾
乾電池
マスク
緊急時連絡シート
防災アドバイス
救急セット(絆創膏、包帯、ピンセット、ハサミ、消毒液)
藍生「おお、結構入ってる」
零桜「えあーまくら?」
藍生「空気をふーってすると、枕になるの。」
赤斗「どれも大事だね!」
胡橙音「他個人で持つものだとスマホ、モバイルバッテリーは必要かもね」
翡翠「連絡するために必要だからね」
零桜「全部だいじ!」
胡橙音「そうだね。それじゃそろそ遊ぶ?」
赤斗「すごろくー!」
零桜「わーい!」
昼ごはん
藍生「昼ごはんだよー」
胡橙音「はい」
零桜「やった!」
赤斗「ご飯ー!」
翡翠「飲み物何飲む?」
零桜「牛乳!」
赤斗「麦茶!」
翡翠「はーい」
ピロン
藍生「あ、メールだ」
---
--- 大人、高校生組 ---
黎夜
<「ご飯食べた?」
「食べてる。」>
黎夜
<「分かった。何かあったら連絡ちょうだいね。」
「おけ」>
黄詠璃
<「雨どの位強いですか?」
「心なしか朝の時より強い気がする。」>
蒼羅
<「気をつけてくださいね!」
「うん。そっちも気をつけて」>
蒼羅
<「はい!」
---
胡橙音「何だった?」
藍生「ご飯食べてるかの確認と何かあったら連絡ちょうだいってこと」
胡橙音「大分雨強くなってきてるし…最悪停電とかもありえるかもね。」
藍生「浸水したりして本当にヤバくなったら2階に行くぞ。」
胡橙音「うん。」
零桜「ごちそさまでした!」
赤斗「ご馳走様でした!」
翡翠「お皿キッチンに置いておいてね」
零桜&赤斗「はーい!」トタトタ
胡橙音「…ご馳走様。置いてくるね」
藍生「おっけー。」
翡翠「雨、凄く強いけど大丈夫?」
藍生「…最悪停電したり、家が浸水するかもな。」
翡翠「お兄ちゃん達、大丈夫かな…?」
藍生「大学、病院、水族館の方が家より階層高いだろうし、大丈夫だと思う。心配しないで。お兄ちゃん達は強いから。」
翡翠「そうだよね…」
藍生「っと、皿洗ってくるね」
翡翠「あ、お皿置かないと…」
藍生「そうだ。お風呂に水溜めとくぞ」
翡翠「停電したら水が出ないから?」
藍生「そ。頼めるか?」
翡翠「任せて!」
零桜「…お日さま、出てこないね」
翡翠「雲さんが邪魔してるからね」
ピカッ
零桜「わっ!」
翡翠「雷だ!」
ピシャーン
藍生「うわ、結構近いな…」
胡橙音「直撃しないよね…?」
(停電)
赤斗「わわっ!真っ暗!」
零桜「ふぇ…お姉ちゃん!怖い!」
翡翠「お姉ちゃんのところおいで。大丈夫だからね。」
零桜「うぅ…(´இωஇ`)」
藍生「ほら。こっちおいで。」
零桜「ライトだ!」トテトテ
胡橙音「私達には防災グッズがあるからね。大丈夫。」
赤斗「防災グッズ凄い!」
藍生「あ、停電したって連絡しないと」
翡翠「零桜、赤斗、私達から離れないでね」
赤斗「うん!」
零桜「ぎゅー!」
翡翠「ぎゅー」
---
--- 大人、高校生組 ---
「停電した」>
黎夜
<「マジ?ヤバいじゃん」
「防災グッズあるからひとまずこれで耐えるわ」>
黎夜
<「俺そろそろ終わるから、せめてそれまで耐えてて。」
「任せろー」>
---
藍生「送った」
胡橙音「よし」
零桜「暗いから遊べない~…」
赤斗「すごろくの字が見えない!」
翡翠「我慢ね」
藍生「おやつ食べる?ライト使って取ってくる」
零桜「食べたい!」
赤斗「食べる!」
胡橙音「ランタンの出番だね」
藍生「置いとくんなら懐中電灯よりランタンの方がいいしな。行ってきます」
翡翠「生きて帰ってきてね…」
藍生「死なんわ。」
藍生「ほいおやつ」
零桜「やったぁ!いただきまーす!」
赤斗「いただきます!」
胡橙音「うちらの分までありがと」
藍生「雨は弱まってきたし、浸水は今のところそんなに心配しなくていいかもな。」
翡翠「一応警戒警戒…」
藍生「まぁ、そうだね」
黎夜「ただいまーって暗!」
零桜「あ!黎夜お兄ちゃん!」
黎夜「あ、いたいた。ただいまー零桜~」ナデナデ
零桜「(\*´ᴗ`*)」
藍生「服濡れてるじゃん」
黎夜「傘があんま意味なかった。というかごめんね。こんな時に皆だけ残して…」
翡翠「仕方ないよ、大学は休みならなかったし」
黎夜「まぁ、雨で早く終わったしそれは良かった」
胡橙音「とりま着替えてくれば?ライトあげる」
黎夜「ありがと!着替えてくるね!」
藍生「今思い出したけど、停電したから水道出ないわ。」
翡翠「溜めといて良かった…」
胡橙音「あ、浴槽に水溜めといてくれたの!?ありがと!」
藍生「翡翠ありがとね」
翡翠「藍生お兄ちゃんが気づいて言ってくれたから…」
黎夜「着替えてきた!」
赤斗「れい兄!」
零桜「わぁい!」
黎夜「よしよし。あ、風呂場に水溜めてる?」
翡翠「うん」
黎夜「ナイス!ガスコンロとガスなら家に沢山あるし、最悪火使った料理も出来る!」
藍生「火と水あればインスタント系作れるな」
胡橙音「カップめんとか、スープとか?」
黎夜「うん。温まるしいいと思うよ。」
翡翠「めっちゃ使われると思って2リットルペットボトルにも水入れといてよかった…」
黎夜「神がいた。」
零桜「てーでん、なおんない…」
赤斗「怖いぃ…」
黎夜「これは…まさかこの状態で一夜明かす?」
藍生「そら兄ときよ姉きたら必要な物持ってすぐ2階行くぞ」
胡橙音「了解」
ちょっと後
蒼羅「ただいまです!」
黄詠璃「ただいまですー」
赤斗「来た!」
翡翠「お帰りー」
蒼羅「わ…まだ停電してるんですね…」
黄詠璃「濡れちゃったので、着替えてきてもいいですか?」
胡橙音「ほれライト」
蒼羅「ありがとうございます!行ってきますね!」
黄詠璃「行ってきますね!」
黎夜「俺らも2階上がる?」
藍生「そうしようか。零桜、赤斗、転ばないように気をつけてね」
零桜「はぁい!」
赤斗「りょーかい!」
翡翠「なるべく皆で固まった方が良くない?」
黎夜「だね。ベッド…どうする?」
胡橙音「寝袋あるよ?」
藍生「あとはベッドに2人で寝るとかした方がいいかもな」
胡橙音「男女で二部屋に分かれる?」
黎夜「シュラフはそれぞれ2つでいいかな?」
翡翠「ベッドには誰かと零桜か赤斗乗せればいいだろうからね」
藍生「あ…男女だったら男子組5人、女子組3人だけど…」
翡翠「零桜女子組の方に来る?」
零桜「僕?」
黎夜「お姉ちゃん達と一緒にいられる?」
零桜「うん!零桜できる!」
黎夜「よし決まり~」
翡翠「きよ姉の部屋行くね」
黎夜「男子組はそら兄の部屋ね」
零桜「またね!」フリフリ
赤斗「またねー!」フリフリ
女子組
黄詠璃「あらいらっしゃ~い」
零桜「きよりおねえちゃん!」
胡橙音「男女(零桜は例外)で分かれた。」
翡翠「寝るところどうする?」
黄詠璃「成る程…それじゃあ零桜君と翡翠ちゃんがベッド使います?」
胡橙音「そだね」
翡翠「夕ご飯…」
黄詠璃「もうこんな時間なんですね…」
零桜「おなか空いた!」
胡橙音「零桜どれ食べる?」
零桜「これ、パン?」
胡橙音「うん。これにする?ご飯とかもあるけど…」
零桜「れおパン食べる!」
胡橙音「それじゃあ私もパンにしようかな。他パン食べたい人居ない?」
黄詠璃「エビピラフ食べるのでいいです」
翡翠「私もエビピラフ食べる。」
黄詠璃「お湯沸かすので2人は先に食べていてください」
胡橙音「はーい。零桜、私達は先に食べるよ」
零桜「はぁーい!」
翡翠「これ缶開けるやつ?」
胡橙音「ありがと。よっと……!」
零桜「パンだぁ!.。.:\*・'(\*º▽º\*)'・*:.。.」
胡橙音「そう。はい零桜」
零桜「ことねおねえちゃんありがとう!」
胡橙音『可愛すぎないこの子??』
零桜「ことねおねえちゃんありがとう!いただきまーす!」
胡橙音「どう致しまして。私もいただきます。」
零桜「モグモグ(\*´ч`*)モグモグ」
翡翠「美味しそう…」
黄詠璃「エビピラフも美味しいですよ。お湯入れたのでここから15分待ちます」
翡翠「意外と短い…」
黄詠璃「水だと30分かかりますよ」
翡翠「え長い……でも水でも食べられるんだね」
胡橙音「ラジオ聞く?」
黄詠璃「聞きましょうか。」
零桜「らじおさん!」
胡橙音「ちょっと待ってねカチッ」
ラジオ「今朝から星降市では暴風雨が続いており、停電が○○戸で発生しています。明日の朝には暴風雨は弱まると予想されていますが、各家庭で対策を……」
零桜「ぼーふーう?」
翡翠「凄く強い雨と風が吹いてること。」
黄詠璃「明日には弱まったとしても、電力復旧はまだかもしれませんね…」
胡橙音「早く寝よう。」
翡翠「ピラフ出来たんじゃない?」
黄詠璃「本当ですね!食べましょうか!」
零桜「はみがきする!」
胡橙音「歯磨き…歯ブラシ下だ…」
黄詠璃「ティッシュで磨きましょう」
零桜「みがけるの?」
翡翠「確か出来るよ」
零桜「へー(・ο・)」
黄詠璃「歯磨きしたら寝ますか」
胡橙音「おけ」
翌日
コンコン
翡翠「どうぞー」
ガチャ
赤斗「すい姉おはよう!ダイニングに集まるって!」
翡翠「オッケーありがとう」
黄詠璃「あ、そうなんですか?」
胡橙音「メール来てた。」
零桜「せきとおにいちゃーん!トタトタギュー」
赤斗「零桜!ギュー」
翡翠「下行くよ」
黄詠璃「はーい」
黎夜「明らか寝起きの人がいますが」
藍生「雨ひどかったのによく寝られたな…」
黄詠璃「眠かったんです…髪結うのでちょっと待ってください…」
蒼羅「僕も結構寝ちゃったので…」
胡橙音「何で上2人はこんなにねぼすけなの」
黄詠璃「下の子達がしっかりしてて良かったです」
黎夜「反面教師か」
零桜「?」
赤斗「?」
翡翠「んで、ダイニングに集まったのは何で?」
黎夜「顔見たいしこっちの方が調理しやすいし」
翡翠「確かに」
蒼羅「電気の復旧は明日になるらしいので、今日も非常食食べてくださいね」
零桜「パンおいしかった!」
藍生「意外と旨いよな」
黎夜「俺山菜ご飯食べる」
藍生「俺もそれ」
胡橙音「赤飯もあるんだ…これにするわ」
黄詠璃「私も赤飯にします」
零桜「れおこれ食べる!」
赤斗「僕も!ごめご飯…?」
翡翠「五目ご飯ね。私は普通の白米にする」
蒼羅「僕も白米にします」
胡橙音「明るいうちは色々出来るぞー」
藍生「宿題やるか」
翡翠「昔明かり無いときってこんな感じだったのかな…」
黄詠璃「早寝早起きだったんですかね」
赤斗「昔の人偉いんだね!」
胡橙音「上2人見習え」
蒼羅「(´・ω・`)」
黄詠璃「(´・ω・`)」
零桜「そらおにいちゃん、きよりおねえちゃん大丈夫!れおもねぼーしちゃうことあるから!」
蒼羅「あぁ~いい子ですね…」
黄詠璃「眠いから寝てもいいですよね」
黎夜「ちびっ子と大人じゃ寝る時間が違うでしょうが」
藍生「そんなこと言ってる間に出来たぞ」
翡翠「お先にいただきまーす」
赤斗「いただきます!」
胡橙音「はよ食べるよ」
蒼羅「はーい」
零桜「ごはん~」
昼夜はカットして次の日の昼
藍生「電気復旧!」
胡橙音「水道復旧!」
黎夜「ようやく料理とかトイレ出来る…」
零桜「今日のご飯なーに?」
黎夜「そうだなぁ、何食べたい?」
零桜「オムライス!」
黎夜「皆ーお昼オムライスでいい?」
蒼羅「いいですよ」
黄詠璃「いいですよー!」
翡翠「やった!」
赤斗「食べる!」
藍生「いいよ」
胡橙音「オムライスだー!」
黎夜「それじゃちょっと待っててね」
赤斗「れい兄、はいケチャップとコンソメ!」
黎夜「お、ありがとうね」
赤斗「どういたしまして!(`・ω・´)」
黄詠璃「零桜君、ケチャップで何か書きます?」
零桜「書くの?」
藍生「ケチャップ使えばオムライスの上に絵とか字がかけるの。」
翡翠「星形とかハートもかけるんだよ」
零桜「書く!」
黎夜「オムライス出来たよー」
零桜「れいやおにいちゃん!れいやおにいちゃんのオムライス貸して!」
黎夜「あ、何か書くの?いいよー」
零桜「う、大変…」
赤斗「頑張れー!」
零桜「…………できた!ハート!」
蒼羅「上手ですね!」
胡橙音「何でハート書いたの?」
零桜「れいやおにいちゃん大好きだから!」
黎夜「ゴフッ( ´ཫ` )」
藍生「黎夜ぁぁぁ!」
零桜「Σ(・ω・ノ)ノ」
黄詠璃「口からケチャップが…」
蒼羅「ちょ起きてください!?」
赤斗「ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ」
翡翠「零桜の大好きの威力高!?」
胡橙音「黎夜が弱いだけだ」
この後無事復活して皆でオムライス食べました。めでたしめでたし。
防災グッズの中身の参考元↓
https://www.pro-bousai.jp/smartphone/detail.html?id=000000000001&gad_source=1&gad_campaignid=18966150466&gbraid=0AAAAAD_HkFhvT8sH63Px0N2XB_s8CsgiS&gclid=EAIaIQobChMIktXTnNiljgMVyN4WBR1fZyagEAMYASAAEgIvHfD_BwE
紙皿はいるかなと思って追加しました。