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第二話 あなたの闇
幽香と名乗る、不思議な少女に自身の闇をさらけ出す。
そんな”普通”のサラリーマンが苦痛屋さんに紛れ込む
「俺は、人を、……殺してしまったんだ」
「うん、それで?」
下を向きながら俺は話す。でも、心なしか、幽香さんは嬉しそうな声だった。
「社会人になって25歳ぐらいのとき、付き合っていた女性と結婚したんだ。」
「、……」
「俺と妻の間に、子供が生まれたんだ。」
「でも、子供は、5歳の時、死んでしまった。翌々調べると、妻が虐待してた。と判明したんだ。」
「うん。」
幽香さんは、小さな手でぬいぐるみを作っていた。慣れたような手つきで素早く。
「俺は単身赴任中で、妻と子供と入れなかったんだ。通話中、子供はSOSのサインを出してたのに、俺は気付かなかった。」
そのぬいぐるみは、俺に似たようなぬいぐるみだったが、俺は、自分の持っている苦痛をさらけ出すのに、必死だった。
「そこから、俺の人生は壊れたよ。俺は妻を憎み、妻を殺した。頭の中が、真っ白だったんだ。俺は必死になって処理をして、証拠を隠した。」
「へぇ、」
「そこから俺はずっと一人さ。妻もいなければ子供もいない。自業自得だ……」
「おじさん、やみがふかいね!、ほかには?」
幽香さんは、話を聞き終わった後、傷をえぐるように俺に問いかけた。
「あぁ、後は……」
俺は話した。自分の心の闇は誰にも話せなかったから、彼女は、飴をなめながら、俺の話を聞いた。
「ありがとう、お嬢ちゃん。おかげで心が晴れたよ。」
「まって、おじさん。かみのけすうほんちょうだい。」
金色のはさみを少女は持ってくる
「あ、あぁ?」
ちょきん。髪の毛を切る音がする。
「うん、ありがとう。これ、げんきん」
「ありがとう」
「ここをまっすぐあるけばつくよ。じゃあね!」
大きく手を振る彼女を後ろ目に、俺は前へ歩く。体が噓のように軽く。とても軽快だ
「~♪」
いいところだった帰ったら同僚にこのことを話そう。
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「つかれた。あ、おじさんに、にたおにんぎょうさんにかみのけをいれなきゃ」
ていねいに、ていねいにかみのけをいれる
「うん!よし。」
ここはくつうやさん。あなたのやみをはきだしてごらん?
からだがうそのようにかるくなって、てんにのぼれそうだよ。
『速報』
キャスター【速報です。〇×会社に務めている△□ 〇□さんが、突然と姿を消しました。】
【警察は、今もなお、捜査を続けています……】
ぶつっ テレビのリモコンをつかってテレビを消す。
「最近物騒な事件が多いな……」
私は手元にあるスマホを見る。
『苦痛屋さんってどんなところ?徹底的に解説!』
ライター:????
皆さんは最近SNSで話題の、『苦痛屋さん』とはご存知ですか?
~~~~~~~~~~~~~~~~、~~~!~~~~~~?
『~~~~』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~、!~~~~~~~~
『~~~』
~~~~~~~~、~~~~~~~~~!
『~~~~』
~~~~~~、~~~~~!
『最後に』
苦痛屋さんは見ている人たちの苦痛をお金で売ってくれるらしいです
なんとも、最高ではないですか?(感想)
「苦痛屋さん、ねぇ......」
私は行ってみたくなった。