公開中
【怪物カフェ】 ~ 妙なカフェと気さくな店主
[本日のメニュー]
1.最高の親友
2.懐かしの味 カロリーバタートースト
3.怪物カフェ
[お食事の際の注意事項]
・この物語に登場する人物、場所などの大部分はフィクションです。
ただし、道中で出ている「〇〇の作り方」のレシピ等はノンフィクションであり、実在しているものが殆どです(もしかしたら稀に、異界の料理があるかもしれません)
・ファンレターは常時受付しています。
誤字脱字、レシピの間違いの発見、お食事の感想/質問/リクエスト、など…沢山のファンレターをお待ちしております。
ただし、お食事/人物などのクレームは一切受け付けていませんので、礼儀正しくコチラをお楽しみ頂けるよう、送られたものがそういった部類の文だと判断した場合は一度忠告し、その上で繰り返された場合は入店拒否といった処置をさせていただきます。
・元の「怪物カフェ」とは全くの別物ですので、知っている人物の名が出ても、それは別人です。気にせずお楽しみ下さい。
【オープン】
「スパァ…
‥今日は…雨かな?」
---
[最高の親友]
---
こんな《《ウワサ》》を聞いたことがあるだろうか…
--- **`人ならざる者`たちが営む 妙なカフェがある** ---
---
side{??の仕事仲間}
time{早朝 朝3:30}
「ゲッ!!!!」
憐想「うわなんだよ!?」
「…いや‥血ぃが固まって引き金が‥」
憐想「…ああそう言う‥うわぁ、カワイソ」
「棒読みすぎてツッコむ気力すら失せるわ!!
ったく‥ア〜もう、めんどくせぇ〜!」
憐想「w」
俺の名前は“憐想”。苗字とかファミリーネーム〜なんて、そんな大層なものは持ち合わせていないただの一般《《殺し屋》》だ。
…え?俺の名前知ってる?はは、んなわけ!!__…って、俺は誰に話しかけられたんだ今‥?__
ま、まあ…ともかく!!モブみたいな感じの立ち位置にいる俺の横で悲しそうな顔してるのがJOKER…__あ〜、名前言って平気かな?__‥本名は“神宮寺 朧”だ。俺のオシゴト仲間。
コイツは今、めんどくさがって現場で拭かなかった血が固まって、銃の引き金引けなくなったから修理しなきゃいけないらしい。
ウワァカワイソー!!
……なんだよ。
憐想「いやいや心の底から思ってるってカワイソーってさw」
朧「笑ってんじゃねェか!」
憐想「www!!」
朧「だ〜ッ俺コイツ嫌ぁい!!!」
憐想「俺はお前大好き〜」
朧「__うわ__キモッ」
憐想「wwww!!!!」
コイツは俺にとって、ホンットに良い友達…いんや、最高の親友だよ!!
仕事の都合上嫌でも血を目にする毎日で、俺はコイツが居るから心を病まずに済んでいる。ま、仕事に慣れてきたからって言うのもあるだろうが…。
朧「_っと。そうだった、店今日やんなきゃ」
憐想「、マジ?」
朧「マジマジ。昨日依頼立て込みすぎて開けなかったんだよなァ…ホント申し訳ねぇ…__お客さんはもちろんシフト入ってた奴らにも‥__」
朧はこんな生々しい仕事してるくせに、自分が店主のカフェを営んでいる。《《コッチ》》の仕事の都合で開店時間は定まらないが、基本的に毎日開店するようにしてる。それなり頑張ってるってこったな!
従業員もそれなりにいて、その殆どがカフェの上にあるシェアハウス的な場所で生活してる。店の客は基本的に決まってて新しい奴は滅多に来ないが、___カフェの名前のせいでもあるよなコレ‥__朧の謎のセンスで黒字経営だ。
憐想「w なら、俺ちょっとお邪魔しよっかな〜。__風呂入りてぇし、腹減った!__」
朧「金払うなら開店前に入れてやる」
憐想「えーっ友達じゃんか俺たち!!まけてくれよ〜」
朧「何言われても無理デス〜。
つか、いつもツケてやってんだから今回分くらいきちんと払え!」
憐想「ちぇっ」
ド正論過ぎてこれ以上は何にも言えねぇなぁ……。
でも、“今回分”という言い方をするあたり、ツケた分はまた今度でもいいらしい。丁度手持ちがなかったから助かった。多分朧もそれを分かってそうしてくれたんだろう。
ホ〜ント、さいっこうの親友だ!!
---
朧「とりま俺先店行くわ。下準備とかあるし……
‥あ、来るんなら今から一時間半くらいしてから来いよ?」
憐想「はいはーい」
---
---
[懐かしの味 カロリーバタートースト]
---
side{神宮寺 朧}
time{一時間半後 朝5:00}
朧「〜‥。ふー……」
いやあ…深夜から頑張り過ぎて体ダルいわ‥。
朧「‥、アイツ結局来るのか?」
来るならそろそろなはずだけど…。
--- カランカラン__ ---
朧「お。マジで言った時間ピッタシじゃん、キモ〜」
憐想「はあ??お前が言ったんだろ一時間半してからって!」
朧「だとしてもこんなピッタリ来ることあるか〜?w__とりまここ座れよ__」
|俺が指差した場所《カウンター席のド真ん中》に、憐想はドカッと音を立てて座ると、すぐさまぐで〜っとカウンターの内側の方に腕を伸ばして顔を伏せた。
朧「オイカウンター入んな」
憐想「指の先っぽ入ってるだけじゃ~ん…__マジ今日疲れたから、一瞬休まして‥__」
朧「ー‥。」
俺は軽く息を吐いてから、カウンターの奥へ行き、目覚めの一杯…とはならないが、目の覚めるようにアッツいクソ苦コーヒーを淹れてやる。
自分の分のブラックコーヒーも淹れてから憐想の方へ持っていき、目の前にクソ苦コーヒーが入ったコーヒーを置いてやると、もぞもぞと最小限の動きでカップを傾けてコーヒーを啜った。
憐想「___ィっがァァアアッヅウ!!!!「?」
朧「だハハハハハッッ!!!!!ww」
憐想「ちょ、マジ、お前ェッ!!!」
憐想は思いっきり顔を上げて舌を出し、熱さと苦さを誤魔化した。よくよく見ると、頭には今さっきまでなかった虎の耳が、尻には虎の縞々柄の尻尾が生えている。だが、耳は元気なく倒れていて尻尾は垂れ下がっている。
…犬かよコイツ‥
まあともかく、今の説明で分かる通り、憐想は《《虎の獣人》》だ。
普段から人間に紛れて、耳とか尻尾はすんげぇ綺麗に隠してるけど、驚いたり過度に嬉しくなると勝手に出てくるんだよな…。
憐想「もー‥ちょ、水くれ……__苦ぇ…うげぇー…__」
朧「ははっ、悪い悪い‥__ほら水。__」
憐想「ん」
俺は肩を震わせながらも水をコップに入れて憐想に渡した。憐想がコップを受け取ると、俺はカウンターの中にある椅子に座った。
憐想「……たはーっ、マジ苦かったァ‥。お前、マジで何してくれてんだよ〜」
朧「悪かったって。仕事終わりだし、少しくらいいいだろ?」
憐想「ったく…。代わりに俺の飯作れよなー」
朧「エッ…」
憐想「そりゃそうだろ!!大事な大事なご友人サマにイタズラしたんだからな〜!」
朧「__それ自分で言っちゃうのか‥__ マジか、やらんきゃ良かったわ‥」
憐想「それはそれで寂しくなるからやめて??」
コイツマジ何言ってんだよ…w やって欲しくないのかやって欲しくないのかどっちなんだ??
朧「ww
ま、簡単なものなら作ってやるよ。__もちろん、金は払うんだよな?__ニコッ」
憐想「ピュィ〜(口笛」
朧「おい」
憐想「はははっジョーダンジョーダン。冗談だって!__ちゃんと払うよ〜__」
朧「じゃなきゃ困るわ。
んで?何をご所望で?」
憐想「《《いつもの》》オネシャース」
憐想の《《いつもの》》は…
朧「“バタートースト”ね。了解」
アイツはほんとにトーストが大好きだよな…特にバターとんでもないくらい塗りたくったトースト。__正直俺はカロリー気にして食えない__
俺は軽く笑いながらカウンターの奥へと姿を消す。トーストだから、ポップアップトースターに食パンセットして、バターを取り出すだけだが…まあ良しとしよう(?)
---
朧「お待ちどーさまぁ。《《いつもの》》、当店特別メニューカロリー“ゼロ”バタートースターだ」
憐想「詐欺やん。__わーい!__」
朧「うっせ。こう言うのは名前でつるんだよ、定石。
憐想「つか『バター』って言ってる時点でカロリーゼロじゃなくね?__アーん__」
朧「…確かに?
でも、そうなったらある意味詐欺である意味詐欺じゃなくね?」
憐想「意味分からんw モグモグ」
朧「ねー 一口目からこのトラさん口の周りバターでテッカテカなんですけどーー!__ヤダー__」
憐想「この感じがいいんじゃんコレは。サク
ほら…ガキん頃とか、母さんが焼いてくれたトーストに、『味薄いから!』ってバター塗りたくりたくなるじゃん。」
朧「分からんねぇ‥」
そもそも俺母親の顔見たことないし。
そんなふうに思いながら、俺は少し冷めたブラックコーヒーを飲んだ。
その時飲んだコーヒーはまるで、親友との、この時間を楽しんでいるかのように、ほんのりと甘くなっているように感じる。
朧「アー……そう言えば、今日って誰が仕事しに来るんだっけな‥」
憐想「ん…。この前来た時は〜_」
---
---
[怪物カフェ]
---
これは、森の中にひっそりと佇むこじんまりとした奇妙なカフェの日常を描いた物語
カフェの外観は至って普通だが、中に入るとあら不思議!中にはちょっぴり態度の悪い気さくな店主と、訳アリ従業員たちが元気いっぱいで働いている。
「今日はあのカフェ、空いてるかな?」
さあ、気まぐれな店主はお店を開く時間も毎日バラバラ。もし空いている時間に来れたのなら…それは、とっても幸運かもしれない。
今日も今日とて、このカフェは“オープン”の看板を掲げる__。
[カロリー量]
3638 kcal(文字)
[裏メニュー]
バタートースト美味し美味し。カロリーやべぇけど、パンの表面バターだらけになるくらい塗ったバタートーストが僕大好きです。
……こんな食生活してるからデブんなるのにネ‥(遠い目)
さてさてそんな僕のデブ食生活なんて置いておいて〜!!
怪物カフェ“再投稿開始”です!!!(どっかの誰かさんは学活!をお持ちのようですが多分無理デスネアレ!!)
いやぁ、シリーズ復帰は無理でしたね‥。
朧「俺は自分がメインの小説が投稿されることにスゲェ安心感を覚えたわ…」
ハハハハヨカッタネ〜。
朧「……マーファが先越されたこと知ったら、どうなるんだろうな。ニッコリ」
…えマーファに言ってないよね…???
朧「さあ?」
ゑ???
待って待ってマーファに殺されるんだけど何してくれてんの???
朧「俺別に『言った』なんて言ってねェし〜」
あの言い方は確信犯だろッッ
コホン と、ともかく…基本単話での投稿となりますでしょうが、少しずつキャラ募した彼らの登場も頑張ります!!
朧「…そいやこれって完結とかあンの?」
?ん〜‥今の所、キツくなったら一旦やめるって感じだからなぁ…。
まあ三シリーズ投稿はキツイだろうからヴァレストとマーセンの投稿始めたら一旦お休み‥かな?ましばらくないから安心してくれ。
朧「わ〜、マーファもエラトマもカワイソ‥」
…あれ、エラトマといつ知り合ったの??
朧「クソ野郎(ヴァフィ)に、親睦会とか言って強制的に呼ばれた時」
は僕呼ばれてないんだけれども?!!!書けないジャマイカ!!?
朧「一部始終をいつの間にか撮ったヤツがあるらしいけど」
ヴァフィが用意周到すぎる…ッ
朧「んまぁともかく、ようやくみんな(従業員、客、読者様)とまともに会えるからスゲー嬉しい俺!!!
だから絶対読めよ?(⁇)」
うんちょって意味分からないけどとりま読んで欲しいって直接言えないから照れ隠ししてるんだよね〜!!!ニンマリ
朧「は?ニッコリ」
ぴえ……ナンデモアリマテン‥。
朧「よろしい。
っつーことで…ん?つーことで?なんでだ?
…まあいいか。ともかく!!応援してくれたら超嬉しいッ!!!俺も料理頑張るぞー!」
うん…??
ま、まあ…朧のいう通り、僕も執筆頑張るからよろしくねーッ!!!!