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🌤️くんと☔くん ⑧
`8.エピローグ`
『ありがとうございました。』
僕は礼を言って病院から家に向かった。今も家はあるのかな。
『アメ、家は?』
『変わってないよ。ユキさんが管理してくれてた。』
『そっか。』
あいつに任せてたら大丈夫だろう。それに、アメは嘘をつく子ではない。
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『ただいま〜』
一週間ぶりの我が家。なにも変わっていない。
『今日のご飯はハンバーグね!退院祝い!』
え、まじか。すごく嬉しい。実はハンバーグが大好物なんだよな…。
『いただきまーす!』
食べ進めているうちにアメがなぜかそわそわしてるように見えてきた。口数も少ない。
『ねぇ...兄ちゃん...』
『ん?』
『俺…兄ちゃんのことが好き。』
『は...?』
俺は開いた口が塞がらなかった。これは夢か?
『いや、別に大した意味はないよ...!それじゃあ―』
『待って。今幸せすぎて頭の中バグってる。』
『えっ』
『あはは。僕も大好きだよ。アメ。』
『うわああああああああああああああああああ(泣)』
その後はものすごく大変だった。まずアメを泣き止ませないといけないし、ユキとハルカにお礼を言わないとだし。あと、リスナーのみんなに謝罪しないといけないこともある。色々大変だ...。
色々しているうちに日付が変わっていた。アメには先に寝てていいと伝えていた。
『よし、じゃあ寝るか...って、え?』
ソファで寝ているアメを発見した。
『はれく…ん?』
寝ぼけているのかわからないけどひとまず寝かせる。
『でもなぁ…』
そう、ソファからアメの部屋までは遠い。
『僕の部屋でいっか。』
アメをお姫様抱っこして自分の部屋のベッドに運ぶ。
『ふふっ、可愛い。それじゃおやすみ。』
僕も寝ちゃおっかな…。そう思いながらベッドに入る。
『今日はいろいろなことがあったな・・・。』
あ、みつみさんとしなさんにお礼言わないと。また今度でいっか。ふわぁ…とあくびをした僕はいつの間にか寝ていた。
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その日の明け方―
『ねぇ、君どうしたの?』
赤色のマッシュゲソのボーイが路上で見つけたのは、黒色のマッシュゲソのボーイ。
『…お前は誰だ。』
『君こそ、どうしたの。こんなところ危ないよ。』
『...俺には家族もいなければ家もねぇ。職業は...殺し屋さ。』
『じゃあ僕の家においでよ。』
『は?話聞いてたか?俺は殺し屋だぞ?』
『なら僕のこと、今ここで殺してみてよ。』
『…それはできない。』
『まだ善良な心残ってるじゃん。ほら、立って。家に帰ろ!』
『…ついていくけど、後悔すんなよ。』
『この世に後悔なんて言葉はありまっせーん!』
『ははっ、何だよソレ。』
『僕の持論!』
―Continued in other stories―
こんらえる!作者のTukiraeです!
最終回まで皆さんにお届けできたことがすごくうれしいです!!!!
ハピエンですよねこれ!!!まあ最後は…ねぇ?マッシュボーイくんを登場させたい欲が…(笑)
続編は少々お待ちください!!!それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!!!