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9話 歩美と私
今日は少し気分が良かった
歩美「美穂おはよう!なんか久しぶりだね〜」
私もそんな気分だ。三連休なだけだったのに久しぶりと感じる。
歩美「美穂ちょっと今日休み時間いい?えっと体育館裏で」
どうしたんだろいきなり。展開が早い。今までこんなことあっただろうか?まさかまだ世界が狂ったままなのだろうか。
美穂「まぁいいよ」
それから授業が終わりあゆみとの約束の場へ
しかしそこには歩美と``が待っていた
私はまだ歩美と『もう一人』にばれていないと思いこっそり逃げた。
いや逃げようとした。
しかし、歩美の速さでは逃げられなかった
そこに取り残された『瑠璃』は戸惑っていた。
歩美「どうして逃げようとするの?私の友達の瑠璃を紹介しようと思っただけなのに」
困ったようなわざとらしい笑み。歩美にはいつも瑠璃たちにいじめられていることを話していたと思ったのだが。でも、瑠璃が私のことを、、、
美穂「じゃあなんで?こんなところに?」
瑠璃「私がここがいいって言ったからだよ?」
私は歩美に視線を向ける。知っていたよね?っていう意味を込めて。
歩美「もちろん知ってたわよ!だからこう瑠璃と友達になってちゃんと話してみたの」
それからこの休み時間は歩美の話を聞くだけで終わった。
その後の休み時間は気まずくて、ずっと一人で過ごした。
いつもなら歩美と一緒に話したり、移動教室に向かったりしていたが。
それから私は、家に帰って今日のことを振り返っていた。
今日の一件により、私は歩美を一気に信用できなくなってしまっていた。
友達を比べるなんてよくないが、花に比べて話もあまり聞かないし、
だが、瑠璃とはもう一度ちゃんと話してみるべきだと思った。