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消えた声
書くの初めてなので、至らぬところもあると思いますがよろしくお願いします!
主人公の名前=羅奈です!!
ここに転校してきて一か月。普通ならば学校にはもう慣れる時期だろう。だが、私の中の、恐怖心はまだ消えない。教室に入った瞬間、自分の机にすぐに目をやる。机の中には当然のように虫や枯れ葉が入っているからだ。ああまたか、と泣きたい気持ちを抑えながら、それらをゴミ箱に捨て、椅子に座る。誰か仲のいい人が一人でもいたら良かったのだが、そんな人さえもいない。私は空気のように、誰にも触れられず、気づかれないような存在。それが一番、辛かった。
すると、教室のドアが勢いよく開く音がした。その音は、私にとって地獄の始まりを意味する。なぜなら、いじめの主犯格、足立真衣が来たからだ。
真衣は私の机にドンっと荷物を置き、机の下から私の足をける。私はあまりの痛さに顔を歪める。
「痛っ...」
「ねぇ羅奈ちゃん、またぼっちなのー?あたし優しいから、一緒に遊んであげるよ!さ、行こ!」
遊ぶ、と言っても、私が一方的に殴られたり蹴られたりするだけであって、全く楽しくない。当然私は抵抗しようとするが、真衣以外にもいじめのメンバーがいるため、圧倒的人数不利で負けてしまう。
強引に腕を掴まれ、強制的に連れていかれた場所は、トイレの個室だ。
真衣は意地悪っぽく微笑み、私の耳元でこうささやいた。
「今日もたっぷり可愛がってあげるよ。みんな、やって!」
その瞬間、私は一斉に身体中を殴られたり蹴られたりし始めた。顔の感覚がなくなって、ぐちゃぐちゃになるのを感じる。真衣は、そんな私の姿をスマホで撮影している。ああ、もう体の感覚がなくなってきてしまった。いつもは感覚がなくなり始めるのがもう少し遅いのに。私は意識があるまま倒れた。体が限界を迎えたのだろう。
「はぁ?もう終わったの?ったく、ふざけんなよ...」
真衣は最後に私の顔をぐりぐりと踏みつけ、仲間たちと共に立ち去って行った。顔のどこかから生温かい液体が流れているのが分かる。これは血なのか、何なのかもうわからない。トイレの鏡をのぞき込むと、私はひどい顔をしていた。顔は醜く歪んでいて、血と唾液でぐしょぐしょになっていた。
「なんで..私...こんなことに...」
瞳から涙が零れ落ちた。涙でさらに顔がめちゃくちゃになってしまった。
そんな私の顔がおかしくて、一人で小さく、はは、と笑った。なんて私は可哀想なのだろう。
しばらく経つと、顔の感覚がゆっくりと戻ってきているのを感じた。保健室に行く元気が出てきた。
私はふらふらと立ち上がり、保健室へ向かった。
微妙なところで終わってすみません!!
1000文字行けたのでうれしいです!!
続編書く予定なので、温かい目で見守ってください...!