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西の王現る!?
みんと
ほとけを救い出した2人は、3人で西の王国を目指す。
西に向かう途中に立ちはだかる謎の影。
そして、無事仲間を救い出せるのか。
💎「まだなのぉ〜?」
💙「もうちょっとなはずやけど…」
💖「きっと、あとちょっとだから頑張ろ?」
💎「早く戦って、みんなのこと助けたいっ!」
💖「まぁまぁ、あんまり無茶しないでね?」
💎「もちろん!みんなで頑張ろうっ!」
💙「そういうないこも無茶すんなよ?」
💖「しないよ‥たぶん。」
💎「だめだからね?」
💖「はーい」
ドンッ
そう話していたら、突如俺らの前に大きなゾンビが現れた。
💙「おわっ…」
💎「わっ あぶないなぁ…」
ほとけっちは余裕で避けてたけど正直俺らはギリギリだった。
🧟♂「ココハトオサンゾ…」
💎「僕たち急いでるからどいてくんない?」
🧟♂「ムリダ。」
💎「はいはい…じゃあ殺すからいいよ。」
顔は笑っているけど、目の奥が全く笑ってない…
こんなほとけっちは初めて見た。
💎「ギュー…パッ」
🧟♂「ゥグッ…」
遠くから矢を放ってもそこそこの威力なのに、
至近距離からほとけっちの攻撃を受けたゾンビが無事で居られるわけがない。
なんてことを考えていたら、ゾンビが倒れた。
もう息なんてしているわけもなく、色が変色していた。
💖「強っ…」
💎「ふふんっ どう?ないちゃん、いふくん!」
💙「…すげぇ…」
💎「へへっ、頑張って近距離もできるようになったんだ〜」
💖「ほとけっちすごいよっ!」
💙「よく頑張ったな…ナデナデ」
💎「えへへ」
元々ほとけっちは近接戦が苦手だった。
弓矢を扱って攻撃するということもあるが、遠くで狙って打つほうがほとけっちは強かった。
なのに、今は近接戦でもめちゃくちゃ強くなっていた。
💙「じゃあ、行くぞ」
💖「よしっ…」
💎「はーい!」
まろの合図で一斉に城に足を踏み入れた。
東の城の時みたいに部下らしき人物はいなかった。
そのかわり居たのは…
❤「ん〜〜っ!」
💖「りうらっ…!」
手足と口を縛られたりうらが居た。
💎「りうちゃんっ!」
ほとけっちがりうらに駆け寄ったとき…
❤「ん〜っ!!んっ!!!」
💎「へ?」
バコッ
💖「ほとけっちっ!!」
💙「あっぶねぇ」
床が開いた。その瞬間、まろがほとけっちを引っ張った。
💎「…っ!いふくんありがとうっ!」
💙「はぁ…ちゃんと考えてから動けよ」
❤「ん…ニコッ」
その瞬間、りうらは涙を流しながらにこっと微笑んだ。
床が抜けているから俺たちはりうらのもとにいけなかった。
でも俺は…
💖「だだだだだだだ…ぴょんっ!」
💎「ないちゃん!?」
💙「ないこっ!?」
助走をつけて一気に飛んだ。
💖「よしっ!」
❤「っ…!」
💎「え…?え?え?」
💙「は?」
そしてりうらの手足、口の付いている枷を破壊した。
❤「〜〜〜〜〜っ!!!ぎゅぅぅぅぅ」
💖「よしよし…頑張ったね…」
💙「…待てないこ。」
💖「ん?何?」
💙「それどうやって戻ってくるん?」
💖「・・・あぁ〜〜っ!どうしようまろっ!!!」
💙「ほとけと同じかよ…笑」
❤「大王のとこにスイッチがある…」
💎「じゃあ…だいおう?ってやつ倒したらいいの?」
❤「たぶん…でもめちゃくちゃ強かった。」
💎「おっけぇ〜じゃあ僕たち倒してくるね!いふくんいくよっ!」
💙「ないこ、りうら、まっとってな?すぐ戻ってくるから」
💖「…気をつけてね。ニコッ」
そう言って視線をりうらの戻すと、ほとけっちのときと同じくらいの、いやもっと酷い傷があった。
💖「りうらごめんね…」
そう言って、服をめくってみるとお腹に大きな傷があった。
❤「りうら弱かった…」
💖「え?」
❤「だってりうら、銃ないとなんにもできないもん…」
💖「そんなことないよ?」
❤「大王に…勝とうと思って戦った。でもだめだった。りうらが弱いから。みんなを守れなかった。」
💖「そんなことない。りうらは俺より強いじゃん…ね?」
りうらは俺とちょっと似てるのかもしれない。
💖「生きてるだけで俺らは嬉しいよ…」
❤「うぅっ‥ヒグッ…ないくん…りうら偉い?りうら頑張った?」
💖「うんっ!りうらは偉いよっ!生きててくれただけで、めちゃめちゃえらこだよ…ニコッ」
❤「えへへっ…りうらえらこ。」
💖「うん!えらこえらこ。よしよし」
青組side
💎「あっ!ここじゃない?」
💙「え?…おん…なぁほとけ?」
💎「ん?どうしたの?」
💙「一回落ち着いて?」
💎「…?僕は落ち着いてるよ?落ち着いてないのはいふくんのほうじゃない?」
💙「は?」
俺は落ち着いている…はず。
💎「ねぇいふくん…らしくないよ?どうしたの?」
・・・あれ?なんか足がすくんで動けない…?
なんで?早くないこ達を助けないと行けないのに…
💎「大丈夫だよ…大丈夫。」
コイツに励ましてもらうのは嫌なはずなのに今は、今だけはもうすこしそうしてほしかった。
💎「いふくん、全部一人で背負ってきたんでしょ?全部ないちゃんから聞いたよ。頑張ったね…」
💙「ぎゅ…」
💎「ぎゅぅ…よしよし。」
💙「ん…よし、行くぞほとけ。」
💎「ん‥おっけぇ〜」
ぎぃぃぃ
扉を開けると、大きな広場みたいなところにでた。
奥に、大きな画面があり、そこにはさっきの場所にいる、ないことりうらがいた。
😈「ん?なんだ来たのか…」
💎「ねぇ…あなたがだいおうさん?」
😈「ん?あぁそうだが?」
💎「床をふさぐスイッチってどれ?」
😈「チラッ 床をふさぐ…これだが?」
💎「じゃあどいてくんない?」
😈「あ…しかたないな。いいぞ? ニヤッ」
💎「おっけーありがとう」
ポチッ
😈「は?なぜそっちを押した?」
💎「床を塞ぐスイッチはこっちで、お前が言ったのは違うスイッチ。でしょ?いふくん。」
💙「あぁ。ほとけのくせによくわかったな」
💎「まず〜敵にわざわざ親切に教えないでしょ?そもそも目線と表情でまるわかり。」
😈「なっ!」
💎「まぁ画面を見てたあたり、りうちゃんたちに危害を加えるスイッチでしょ?」
コイツは昔から、心理戦が得意だった。まぁ俺は負けたことないけど。
感情を悟られるのはもちろん。考えていることや、行動までバレることも度々あった。
だからこんなあからさまな動揺を見逃さないわけがなかった。
😈「はっ 少しは頭の切れるガキだな。りうらは頭の悪いクソガキだったがなっ」
💎「あ”?」
あーあ怒らせちゃった。
怒らせたら一番やばいのになぁ…
💎「死ね。」
そう言って放った矢はあいつの腹を貫通した。
💎「きっしょっ 早く死なないかなぁ〜」
😈「う”ぅ”…」
💎「うーわ まだもがいてんの? さっさと死ねば〜?」
死なないギリギリのとこに矢を放ち、罵っている画はまさに拷問と化していた。
💎「もういいや。お前、おもんないから。じゃあね〜」
そう言って、急所を突き刺した。
💎「はぁ…帰ろっ?」
ニコニコした表情でそう言ってきた。
💙「お、おう…」
💎「りうちゃ〜んっ!!」
❤「ほとけっちっ!まろっ!ぎゅぅぅ」
💎「ぎゅぅぅぅぅっ!!」
💙「ぎゅっ」
❤「ないくんもっ」
💖「ぎゅぅぅぅ〜」
❤「えへへ」
次回、北の王国をぶっ潰すっ!!!!!!