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避けちゃう…
久しぶりの小説投稿だぁー!!
いえーい…。
リクエストくれた方本当にお待たせしました。
一応、こっちは全年齢対象なので流れで読んでみてください!
私は、美玖。
今月で、中学二年生も卒業となるが…。
最近を振り返って、思うことがある。
それは、あの一軒以来お姉ちゃんとのあっち系の事が出来ていてないということだ。
私は、私は…いらない子なの!?お姉ちゃん!!
的な視線を向けても、あっさりそっぽを向かれてしまう。
「あー、お姉ちゃんせーぶんが足りない!!…お姉ちゃん、全然構ってくれないよぉ~」
ベッドの上で、ごろごろと転がりながらそんなことを喋っていると…。
ドアの隙間から冷たい視線で覗いているお姉ちゃんと目が合った。
「…」
そのまま、お姉ちゃんは行ってしまったが…正直、こんな日が何日も続けば嫌でも現実を実感する。
どうやら私は、お姉ちゃんに嫌われているらしい。
まぁ、あんなことがあった後だから仕方がないとは思うんだけど…。
まさか、好感度上昇じゃなくてダダ下がりになるなんて…。
「お姉ちゃん。私は、悲しいよ…しくしく」
視点は変わり…
私は、美玖の姉だ。
名前は…一先ず、黙秘権を行使しようと思う。
っと、いまはそんなことはどうでもいいのだが…。
あの、保険体育の課題の後…どうしても、美玖とのかかわり方に悩んでいる。
正直に言うと、異性的な感じで意識してしまうのだ。
あと、関係ないのだが…その後課題について聞いたら、そんなもの出ていないと友達に言われてしまった。
本当にあれは何だったんだろうか…。
…一先ず、美玖についてにもどそう。
異性的な目で見る…つまり、私は美玖に恋をしてしまったと言う事なのだろう。
いや、私自身そんな軽い女じゃないと思ってたけど…。
昔から、お菓子買ってきてあげたり…してたし、シスコンしてたと言われても文句は言えない…と思うけど…。
でも、そ、そんな…妹を恋愛対象として見てたなんて…。
「あー!!どうしたらいいのぉ!!」
枕に口をうずめながらそう叫ぶ。
頭の中では、妹だから恋愛的には見ちゃダメとは思っているのだけど…。
どうしても、心の中では好きと言う風に思ってしまっている。
この思いが、偽りだったら…。
この想いが、嘘だったらいいのにぃ…。
そんなことを思いながら、またベッドの上でゴロゴロと転がる。
「二人とも~降りてきなさい、夜ご飯食べるわよ!」
結果、何も解決しないまま夜ごはんになってしまった。
「美玖、明日は学校行ってみる?」
「んん~…。まだ、行けそうにない。」
「そう、そういえば一花明日から冬休みでしょ?宿題とかは早めに終わらさえておいてよね?」
「うん。」
食事の場でも、本来ならワイワイやっているはずなのに…。
意識してしまって、箸も話もあんまり進まない。
「あんた達、仲悪くなったの?」
「ううん、全然そんなことないよ…。」
そんなことを言ってしまったが、やはり顔を見る事ができない。
「おねえちゃ…」
美玖が何か言おうとした瞬間、母のスマホが鳴った。
家族のルールで、誰かが通話中は出来る限り静かにしよう。
そんなルールがある。
そのため、私も美玖も無言で箸を進めることにした。
「…はぁ、また?分かったわ。今から行くから…はーい。」
「また仕事?」
「そう…。今日くらい一緒にご飯食べたかったけど、ごめんね。」
「何時くらいに帰ってこれそう?」
「分らないけど、多分明日の夜だとおもうわ。じゃ、行ってきます。…あ、仲直りしておきなさいよ!」
そう言って、嵐のように母は仕事に向かっていった。
というか、二人だと…その、気まずい。
「そういえば、美玖なんか言おうとしてなかった?」
「う、ううん。大丈夫。…ほんとに」
そんな風に、悲しそうに言われると…。
うぅ…。
「きょ、今日一緒にお風呂に入らない?」
「え…きゅうになんで?」
「あれ以来、あんま顔合わせてなかったから…。それも合わせて話しながらゆっくり一緒にお風呂入りたいかなぁ…なんて、ごめん。気を悪くさせたよね…。今のなかったことに…」
「せない…。そんな事させない、私お姉ちゃんとお風呂入る。色々聞きたいし…。」
…。
なんとなく言ったことが成立してしまった…。
何やってるんだ私!!あー、心臓の鼓動が早い。
うぅ、恥ずかしい。