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ごめんねごめんね
肋骨を殴る。胃を直接掴まれたような…そんな気持ち悪い感じ。
…パパは、楽しそうに、愉快そうに、腹高く笑ってる。
私は笑う余裕なんて無い。苦しい…苦しい。
だけど、パパが笑ってくれるなら、喜んでくれるなら私をすぐに差し出すよ。
監禁された私は、排便も食事もできないね。動く事も許されないね。
だから、漏らしちゃう事だって、吐いちゃう事だってある。
私の体はどんどん崩れていく。でもきっと、パパはこれで満足してる。だから大丈夫。
パパ、ごめんなさい。私は、いけない事しちゃうの。
ネットで募集をかけ、今日始めて出会った青年が教えてくれた。
「傷だらけで…可哀想な体だな。その『パパ』から逃げ出して、僕のところに来ないか。」
お父さんごめんね。私、パパがよく言ってくれる『良い子』じゃないから、あの青年のところに行かせてよ。ごめんね。パパから逃げるのは悪い子って分かってる。
ごめんね。ごめんね。パパの事はもう好きじゃないの。
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青年は私の大きく膨れたお腹を擦ってくれたり、xxをxxしてくれたりと優しくしてくれている。
パパのせいで壊れた私は醜いんだって。僕が上書きしてあげるって。
ごめんね。私、こんなんじゃだめだと思うの。
私にこんな事してくれるのは嬉しいけど、あなたはこれを作業だと思ってる。
私に飽きたら、きっと醜いって捨てられるだけ。
皆、私を許して。寂しがりでダメな子の私を。
ごめんね。助けてくれた貴方から逃げてしまう私を許して。
あなたはひどい親と言うけれど、私はパパしか好きになれないの。
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家に帰ると家には沢山のパパぐらいの人達がいた。
この人達全員で、私の帰りを待っていたんだって。
こんな崩れて、ぼろぼろになった私の体を食べ尽くしたい、そう言ってくれたの。
ごめんね。私、きっと悪い子だから、可哀想だから、許して欲しい。
ごめんね。崩れた私は美味しい?パパは温かい私に満足したかな。
この社会から私が消えようとも、どんなに痛くてもパパが満足してくれてるのなら嬉しいよ。
さよなら。心も全て、あなたにあげる。