公開中
猫の集会〜消えたサンマの謎〜
イチョウの葉がオレンジ、黄色に色づき始めた季節。
4人のリーダー格の猫とそのしもべたちが次々と路地裏に集まってきます。
全員を取りまとめるボス的存在、『ぎんなん』
みんなの相談に乗るが解決はしないお姉さん的存在、『くり』
全ての問題は力と圧で解決する、『きのこ』
一番怒らせると怖いのは暗黙の了解、『もみじ』
そしてしもべでやんちゃで問題ごとを起こしまくる『ぶどう』、一番の苦労人の『まいたけ』
その他諸々…計14人。
今回はその一癖も二癖もある仲間たちの不思議な集会のお話。
---
ぎんなん「おーい!集会始めるぞー」
みんな「はーい」
くり「みんななんか2週間で変わったことあった?」
きのこ「俺の周りではなかったなー」
もみじ「私の周りでは子猫ちゃんが産まれたわ〜今度連れてくるわね!」
まいたけ「あのぅ…」
ぎんなん「どうしたまいたけ」
まいたけ「えっと僕とぶどうの範囲からの報告なんですけど…」
みんな「おう」
まいたけ「サンマが、お供えもののサンマが消えました!」
もみじ「嘘でしょう…!?」
きのこ「サンマが…!」
くり「大変ね…!」
ぎんなん「みんなで消えたサンマを探し出すぞ!名付けて…」
**「消えたサンマ事件を解決するぞの会!」**
みんな(ネーミングセンスは壊滅的なのよね…)
---
きのこ「で?どうやって消えたサンマを解決すんのさ」
ぎんなん「だから消えたサンマ事件を解決するぞの会だってば」
もみじ「そのクソダサい会は置いといて…」
ぎんなん「クソダサい!?」
ぶどう「とりあえず現場に行ってみるのはどうだ?」
みんな「さんせー」
まいたけ「来たはいいけど…」
もみじ「特に証拠はなさそうねぇ」
証拠を探すこと3時間……
くり「うん。なくね?」
ぶどう「ないな」
もみじ「ないわぁ」
ぎんなん「んーじゃあ解散ってことで…」
コツコツコツ
まいたけ「待ってください!誰か…人間が、二人きます!」
みんな「まじか!」
女性「あら?今日は猫ちゃんいっぱいいるのね…?」
子供「ママー!お魚、ちょうだい!」
女性「はい、どうぞ。ちゃんと謝ってね」
子供「はーい!」
くり(謝る…?)
もみじ(どうゆうことかしら…?)
ぶどう(とりあえず犯人はこの子供でいいな)
子供「ほとけさま、かってにお魚取って行っちゃってごめんなさい。もっとしんせんなお魚をあげたかったの。代わりにたくさんのさんま、持ってきたからゆるしてください」
女性「できた?帰るわよー!」
子供「うん!待ってママー!」
ぎんなん「なんか…」
ぶどう「あっけなかったと言うか…」
くり「もうよかったよな。悪いやつじゃなくて」
もみじ「そうね…」
まいたけ「つかれましたー!」
ぎんなん「じゃあ、今日は解散ってことで!」
みんな「さよならー!」
---
今日も、|彼ら《猫たち》は集まっています。私たちにとってはどうでもいいような。でも猫たちには一大事の問題を、事件を解決するために…