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prison girl
〜からぴちが異世界に飛ばされる数日前、???にて〜
?「くっそ、開かない・・・っ!」
どこかにある檻の中で、1人の少女が鍵を開けようとあれこれやっている。
しかし、鍵はかなり硬く、なかなかうまくいかないようだ。
?「いつもなら余裕なのに・・・!やっぱり“ライア”が作ったからかしら・・・」
少女は諦めたのか、カバンをゴソゴソとまさぐった。そうして取り出したのは、鼠が入っている瓶。
少女はメモ帳とペンを取り出し、何かを書き記した。その紙を鼠にくくりつけ、窓の鉄格子から逃がした。
?「お願い、このメッセージを誰か受け取って・・・!」
〜からぴちが飛ばされる当日、オーシャンパイレーツの船にて〜
ウニ「おやぶーん!こいつが荷物に紛れ込んでたっす!」
ダイオウ「ん?鼠・・・?何かついているな」
ダイオウは鼠にくくりつけられていた紙を取り出し、内容を確認した。
そこには、この世界の運命を握る恐ろしい秘密が書かれていた・・・。
ダイオウ「・・・⁉︎お前たち!今すぐに???に行くぞ!」
ウニ「え、今からっすか⁉︎」
ザリガニ「まずは目的地に向かわないと。用事なら荷物を下ろした後よ」
ダイオウ「ああ・・・すまん」
やがて船は港につき、ホタル、たくみ、シヴァ、もふは船を降りた。
ダイオウ「それじゃあ頼んだぞ。ホタル、たくみ、シヴァ、もふ」
たくみ「もちろんだ。必ず無事に帰り、レインボーダイヤを取り返してこよう」
ホタル「待ってて、パパ。私、これをきっかけに強くなってみせるから!」
シヴァ「まあ、死ぬようなヘマはしませんよ笑」
もふ「信じて待っててください!」
そう言うと、4人はかけだした。
ダイオウ「ホタルももう、大人なんだな・・・」
ダイオウは少し天を仰いだ後、子分の3人に向き直った。
ダイオウ「お前達!これから向かうは???だ!船を出せーっ!」
3人「サーイェッサー!」
そうして4人を乗せた船は出航した。
行き先は・・・後ほど判明するだろう。
のあ「ん・・・?あ!あれほたるじゃない⁉︎」
じゃぱぱ「おーい!ほたるー!」
ほたる「みんなー!久しぶりねー!」
バク「まずは4人合流できたね!」
たくみ「バクにケイじゃないか。無事だったんだな」
もふ「バク⁉︎のあさんの夢の中にいた・・・!」
シヴァ「は⁉︎じゃあお前敵じゃねーか⁉︎」
バク「話聞けよ・・・。まぁいいや、ケイ」
ケイ「わかってるわ。バクはあなた達に危害は加えない。生命のヒーローより人間の心と体をもらい、光堕ちした状態よ」
もふ「え?敵じゃないの⁉︎」
バク「だから違うって。ボク達の敵は|ClariS《クラリス》だよ」