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3 人付き合いの3日目
今日はくろれが日直さん。
「みんなに相談したいことがあるんだって。」
「うのこ。出てきて。」
その顔はどんなものだっただろう。
苦いチョコレートを食べたような顔だった。
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「あの…」
その声は震えていて、今にも途切れそう。
「未奈美ちゃんと仲直りしたいんです‥!!」
うのこは決して友達が少ないわけではない。
しかし未奈美とは仲がいいのではなかっただろうか‥?
クラスのみんなは勝手に考えていた。
「児童館を私が辞めて、クラスが変わって…それで仲良くなくなっちゃったの‥」
「だから‥」
「みんなに手伝ってほしいの。
**この絡まった糸のような関係を直すために」**
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みんな嫌がるとうのこは思っていた。
しかしそのようなことはなかった。
「いいじゃん!!手伝うよ!!」
「元のかんけーもどそ~」
「また仲良くなってよ!」
「みんな‥ありがと!!」
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そして「うのこの仲直り大作戦」が決行された。
休み時間に話をし、また、仲良くなれた。
「ありがとう!みんな!」
その笑顔は向日葵のように明るかった。