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真実
「…分かったでも嫌いにならないで」
「えぇ嫌いにはなりません」
と手を握りながら優しい声をかけたコビー
--- 今から10年前 ---
「母上今日もコビーと一緒に遊んできてもいい」
と元気がいい女の子が母に言った
「ふふっいいですよでも暗くなる前に帰ってきてくださいね」
「うんじゃあ行ってきます」
と手を振りながら走った
---
海辺
「コビー!!!」
「うわぁぁびっくりしたぁ」
「ふふコビーっておもしろぉいww」
と笑いながらコビーの隣に座った
「そういえば僕といていいの?」
「?なんで」
「だって僕と一緒にいていいこともないよ」
「…ねぇコビーこの言葉知ってる」
と言ったらコビーは首を傾げた
「|孤立無援《こりつむえん》ていう言葉」
「その言葉の意味ってなんなの?」
「意味はね助けもなく、一人で孤立している状態を表します。誰にも頼ることができないという意味」
「つまり今の君と同じだよ」
と言ったらコビーはギクッとなった
「でも僕がいる限り孤独じゃないし他の奴らにいじめられることもないから」
「貴方がそう言ってくれて僕は嬉しい」
ってコビーがいった
---
「って言うこと貴方と僕は幼馴染っていうことですか?」
「もしやコビー思い出せへんかぁ」
と少将さんが言った
「ま、まじかコビーと少将幼馴染って」
「まぁしゃあないか名前も顔も思い出せへんか」
と言ったらコビーはうんと頷いた
「僕の名前は《《マーティン・アハト》》どう思い出したか」
「うぅう(涙)アハトさぁんやっと会えたぁ」
と言ってアハトに抱きついた
「ちょ、コビー離れろぉ!」
「やれやれ困ったなぁ」
「💢おいヘルメッポコビーを一旦剥がせ!」
「いやぁ一応俺の一個上の階級だからな」
「おいこれは少将命令だぞ!」
「まぁまぁコビーは幼馴染に会えて嬉しいんだ少しはそうしてやってやれ」
とヘルメッポが言った
終