公開中
-1- オカ研部員は六人まで。七不思議壱の依頼書▽▲
ファンレターありがとうございます!!!!
嬉しい!ユイネ好き?ありがとう!!!めーーちゃ嬉しすぎ~~~~~~!!!
Asami126さん!!ありがとう!
(まえがきでは、ファンレターの返事を書きます!嬉しすぎて語彙力無くなるのすみません。)
今朝から、オカルト研究部の扉はガチャリガチャリとうるさかった。
理由は、入部希望者が大量に部室を訪問していたからだ。
その度にユイネは_
「くそう!また人間!しかも少しも魔術に向いていない!けーれけーれ!」
と、叫んでいた。
ユルは、毎度生徒が追い返される度に無言だが申し訳なさそうに頭を下げている。
その時、部室の扉が独りでに開いた。
ユイネは扉を覗き込む形で見る。
入ってきたのは、人形のようなゴスロリ系の真っ白な服、陶器のような白い肌。
影は薄そうだが美形の女子。
彼女は小さな声で、「…麦咲さん、友達が…入部したいそうなのですが」
「そこはお前が入部しろーい!!」
ユイネは部室の外までも聞こえそうな大声で叫ぶ。
その声に、その女子生徒もユルもびくりと肩を震わせる。
「ごめごめ、わたしは、君のような逸材様を探していたんだ。というか君を」
「わたしを…??」
「うん、|雪琵綺《るびき》 ユヅ。君人間じゃないね。このオカルト研究部に入部する気はない?」
「気持ちはないけど…無理に入らすのなら入ります。昨日先生に入部しろ、と言われたばかりなので」
「えーめっちゃあっさりしてんじゃん^_^」
ユイネは腕を組みながら頷いている。
「君は、除霊好き?」
「除霊…ですか??嫌いです、でも、成仏させるのは好き」
「そうか……((くそ)」
「僕は聞こえてたですよ」
「まじか。」
「じゃあ、このダンボール箱たちは…あれ」
今朝まで置いてあったダンボール箱の山が消え失せている。
「あのダンボール箱、大事な物、入ってなかった、ので消滅魔法で、消しときました。生徒の大群が来る前に、やったので、部の印象は悪くなってないと…」
「お前、仕事出来る!!いい子だね!」
ユイネが明るい顔で言う。
「ぶちょーの、子供になった覚えは……無いけど」
冷め半分嬉しい半分の表情で、ユルが呟いた。
「依頼形式だと聞いたんですけど、届いてるんですか…?」
「結構届いてるよ」
「七不思議、とか?」
ユルが聞くと、ユイネは頷き、部長机の引き出しをまさぐりはじめる。
やや強引に取り出したのは、[七不思議:壱{廊下の底なし血沼}の除霊について]と書かれた書。
「それの、調査、するんですか?」
「もちろん。場所は呪術受講棟の屋上下廊下。最近そこに行ったきり帰ってこない生徒が増えてるんだよ多分」
少し間を置いて、
「じゃあ、二日後の夜に除霊成仏式を行いたいと思う、部員ら諸君はそれまでに準備しておくこと!!」
と言い、部屋を出て行った。