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【こどおにっ!】王様げぇむ?をしてみよう!《1》
**猫葉「王様げぇむ?をするぞっ!!」**
猫葉が唐突にそう言い出した。
私たちは、特に私以外はきょとんとする。
灯和「え…?何それ…?」
竜翔「知らない遊びだね……」
火影「急にどうしたんだ?」
天舞「あー、この前の街で見かけたやつだな。」
猫葉「そうじゃ!!楽しそうだったからワシらもするぞ!!」
沙雪「ルールはわかるの?」
猫葉「……………」
沙雪「……私が説明するね!」
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**ー 王様ゲームの用意 ー**
①人数分の棒を用意する
②一つには『王』の印をつけ、それ以外には順番に番号を書く
③それが見えないように箱や筒に入れたら完成
**ー 王様ゲームのルール ー**
①全員で「王様だーれだっ!」と言い、一斉に棒を引く
②王になった人が番号でしてほしいことを指示する(例:2番と4番が変顔 etc…)
③棒を元に戻し、①~②を繰り返す
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沙雪「………よしっ!準備できたよ!」
竜翔「沙雪ちゃん、この箱でいいかな?」
沙雪「うん!これを入れたら……できた!」
灯和「楽しそう…!」
天舞「じゃあ早速するか!」
火影(……すごく嫌な予感がする……)
沙雪「じゃあ…」
**猫葉「王様ゲーム、スタートじゃっ!!」**
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**全員「王様だーれだっ!!」**
王様:竜翔
1番:沙雪
2番:火影
3番:灯和
4番:天舞
5番:猫葉
竜翔「あ、ボクだ!」
火影(ふぅ…)
沙雪「どうする?」
竜翔「じゃあ〜…3番が5秒間逆立ち!!」
猫葉「おーきつそうじゃのー。ワシは違うぞ?」
灯和「あ…僕だ……」
天舞「お前逆立ちできんのか?」
灯和「一応できるよ…よいしょっ…と!」
ひょいっ…
猫葉「うおっ…!?」
竜翔「やっぱり灯和って運動神経いいよね…」
灯和「種族が種族だからね…」
火影「…すごいな。」
灯和「照れるからやめて…////」
とんっ…
灯和「……はい!やったよ!」
竜翔「はーい!じゃあ次行ってみよー!!」
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**全員「王様だーれだっ!!」**
王様:天舞
1番:灯和
2番:猫葉
3番:沙雪
4番:竜翔
5番:火影
天舞「っしゃあっっ!!!俺だっ!!」
竜翔「あ…」
灯和「嫌な予感……」
火影「………」
天舞「ん〜、じゃあ3番が4番をおんぶしろっ!!」
竜翔「え…?ボク4番だけど……」
沙雪「…私3番………」
沙雪「……////」
竜翔「………っ!!/////」
火影「姉弟だな。」
灯和「姉弟だね。」
猫葉「おぬしらお似合いじゃのぉ〜!!!」
竜翔「……猫葉は許さない…!!////」
猫葉「おーこわいこわい。」
天舞「おし!じゃあ次行くかっ!!」
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**全員「王様だーれだっ!!」**
王様:灯和
1番:天舞
2番:火影
3番:猫葉
4番:竜翔
5番:沙雪
灯和「あ、僕だ。」
天舞「一番安心感あるな。」
沙雪「ね。」
灯和「じゃあ…1番と2番は10秒手を繋いで!」
天舞「俺一番だぞ?」
火影「…2番だ。」
天舞「………は…?」
沙雪「あ。」
天舞「屈辱だ…なんで俺がこいつと…!!」
火影「…………」
猫葉「にゃはははっ!!!おぬしら何しとるんじゃっ!!」
灯和「……8…9…10…!!もういいよ!」
**天舞「だあ゛あ゛あ゛ああああ!!!!」**
**ブゥンッ!!**
竜翔「そんなに嫌なの?」
天舞「嫌に決まってんだろっ!!」
灯和「次行こっ!」
---
**全員「王様だーれだっ!!」**
王様:沙雪
1番:天舞
2番:竜翔
3番:猫葉
4番:灯和
5番:火影
沙雪「あ…私だ…!」
猫葉「どうするんじゃあ?」
天舞「ヤバいのはやめろよ…?」
沙雪「そうだなぁ…じゃあ4番が3番をよしよしして!」
猫葉「ワシ3番じゃが……」
灯和「あ、4番僕だ…」
猫葉「!!はよう撫でろっ!!」
灯和「あ、うん!」
よしよし…
猫葉「……ん〜♡」
竜翔「平和だね〜。」
天舞「だな。」
沙雪「よかった…それじゃあ次行
***ピカーン!!!***
沙雪「!!?」
突然目の前の箱が光りだし、みんな目を疑う。
光が収まってそこを見ると、謎の人物がそこには浮いていた。
??「ふぉっふぉっふぉっ……」
沙雪「!?」
そこには小さなお爺さんが浮いていた。
長い髭を撫でて、雲のようなものに乗っている。
まるで仙人のようだ。
灯和「ひっ…!!」
火影「……お前は誰だ?」
??「わしは投稿主の分れ……いや、『ご都合展開』を司る仙人じゃよ……」
竜翔「ごつごうてんかい…?」
天舞「何言ってんだこの爺さん。」
仙人「お前達は今『王様ゲーム』をしておるのじゃろ…?」
沙雪「は、はい……」
仙人「そんなの『どうぞご都合展開起こしてください』と言っとるものじゃ…」
「……画面の前のお前達もそう思うじゃろ…?」
沙雪「……?画面の前…?」
仙人「だからわしはここに来たのじゃ…感謝しなさい……ふぉっふぉっ……」
猫葉「……このジジイ頭がイカれておるのか?」
灯和「こら猫葉っ!しー!」
仙人「今回はお前達のために、わしが力を授けてやろう……」
火影「力?」
仙人「そうじゃ…詳しく言えば、王が望めばどんな願いだって叶う力じゃ……」
「まさに『ご都合展開』って感じじゃろう…?」
竜翔「はぁ…」
火影「なんでそんなことするん
**仙人「わしがみたいからに決まっておるじゃろっ!」**
火影「食い気味だな……」
仙人「…‥まだ信じておらんな?……ならこれで信じてもらえるかのぉ…?」
**ぼわわわんっ!**
パッ
**華竜「わぁ!!?」**
**どすんっ!**
竜翔「!?華竜!!?」
火影「!?」
華竜「いててて…あれ、兄さま…?……しかもここ灯和お兄ちゃんのお屋敷…?」
灯和「………本当に仙人さんなんだね……」
仙人「ふぉっふぉっふぉっ……ようやく信じてもらえたか……」
「……それじゃあわしは失礼するかの…是非面白いゲームを見せておくれ…」
どろんっ!
突然煙が巻き上がり、それが消えることには仙人の姿はもうなかった。
華竜「……えっと、まず状況を教えてくれる?」
天舞「実は カクカクシカジカ っていう訳なんだ。」
華竜「何それ楽しそう!わたしもやるー!」
沙雪「わかった…!じゃあもう一本作るねっ!」
火影「……なぜこうなった……」
沙雪「………よしっ!できたよ!華竜ちゃん、ルール知ってる?」
華竜「うんっ!知ってるよ!」
竜翔「ならもう始めよっか!じゃあ…せーのっ!」
**全員「王様だーれだっ!!」**