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5階探索
初音ミク…
この学園に潜む21人目の高校生…
超高校級の絶望と呼ばれる女子高校生…
瑞希にそう言われたのは事件が起こる3日前だった…
私たちが…次の殺人と直面する3日前…
あの最悪の事件が起こる3日前…
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類「では、学級裁判後の捜索を始めるとしようか」
絵名「前置きも無いわけ!?いきなり本題なんて…」
類「まぁいいじゃないか」
えむ「………」
穂波「えむちゃんは随分無口だね…?」
えむ「………」
愛莉「ど、どうしたのかしら…?」
えむ「………」
みのり「何も言い返してこないね…」
類「…さぁ、どうしてだろうね?」
神代さん…絶対なにかしたよね…?
瑞希「無駄話してるけど…探索はしないの?」
類「そうだね…では始めるとしようか」
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奏「ここが5階…」
奏「なんか…嫌な雰囲気…」
奏「とりあえず歩いてみようかな…」
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ガチャガチャ…
奏「鍵かかってる…せっかく長い廊下歩いてきたのに…」
奏「えっと…生物室みたい…」
奏「閉まってる生物室…ホラーゲームにありそう…」
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奏「室内なのに桜の木が植えられてる…?」
奏「しかも満開だし…」
奏「ここは武道館…だよね」
瑞希「あっ、奏!」
瑞希「なかなか風情あるよねーここ…」
奏「風情って言うのかな…」
瑞希「…奏、覚えてる?ニーゴのみんなで桜を見た時のこと…」
奏「あ…うん…ミステリーツアーした時だよね…覚えてるよ」
瑞希「なんか…それを思い出してさ…」
奏「…あの時の桜も、すごく綺麗だったよね」
奏「じゃなくて…!瑞希…その…」
瑞希「ごめんけど、何も答えないよ?」
奏「え?」
瑞希「何も答えられないんだよ」
瑞希「……((監視カメラを見る」
つまり…黒幕に知られるとまずいほど重要な情報…?
瑞希は…そんな情報どこで…?
瑞希「じゃ、この話は終わりだね〜♪」
奏「…そうだね」
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奏「ここは…植物庭園?」
奏「それに…この天井…」
絵名「あ…それ、壁とか天井にペンキで塗ってあるだけだったんだよね…」
絵名「でも、緑は本物みたい。草木の匂いとか…久しぶりだな…」
奏「なんとなく、癒される気がする…」
奏「それで…これは飼育小屋?」
奏「こんなところに…しかもにわとりまでいる…」
奏「主食が人間だったり、爆弾生んだりなんて無いよね…?」
奏「………」
奏「大丈夫みたい…よかった」
奏「壁には…エアコンか何かを操作するパネル…かな」
モノクマ「スプリンクラーなのだ!」
奏「スプリンクラー?」
モノクマ「植物庭園の天井にあるスプリンクラーの制御パネルなのだ!」
モノクマ「毎朝7時半に水が撒かれる設定になってるの。勝手にいじっちゃダメだからね」
モノクマ「…とは言え、キーロックが掛かっているから、設定の変更は出来ないんですけどね!」
奏「この植物庭園は、毎朝7時半にスプリンクラーが作動するって事…?」
モノクマ「上手くまとめたね。ユーザーフレンドリーだね。最低だね。」
モノクマ「でも、あんまり朝早く来るとびしょびしょになっちゃうから気を付けてね!」
奏「わかった…」
奏「こっちのは…大きい花?」
奏「見るからに異様で不気味で…しかも遠近法を無視した大きな花…」
奏「こ、これ本物なのかな…?」
モノクマ「あっぶなーい!」
奏「わっ…!な、なに…?」
モノクマ「ディスイズモノクマフラワーだよ。ボクが名付けたんだけどね」
モノクマ「下手に触るとドキドキもんだよ!」
モノクマ「ドキドキしてパクッとされてグチャっとなって、ドロドロってなった後にズタボロって具合になるよ!」
奏「つまり…とんでもないことになるんだね…」
モノクマ「えっへん!すごいっしょ!」
モノクマ「希望ヶ峰学園の生徒が改良に改良を重ねて生み出した、ミラクル級に特殊な品種だからね!」
モノクマ「超高校級の植物研究者…絶望の末に死んだ元希望ヶ峰学園生だけどね…」
モノクマ「ちなみに、その花って見た目はあれだけど、実はすごく実用的だったりするんだよ!」
モノクマ「ゴミでもプラスチックでも人間でも食べるから、地球環境にもメチャ優しいっす!」
モノクマ「つまりエコってヤツだね!これからの社会には必要だよね!」
モノクマ「ま、ボクは知ったこっちゃねーけどさ!アーッハッハッハ!」
奏「とにかく…これには近づかない方が良さそう…」
奏「あとは…あそこの物置かな…見に行ってみよう」
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奏「乱雑に物が詰め込まれてる…芝刈り機、植木鉢、肥料に農具…」
奏「それと…奥にあるのはツルハシ…?」
奏「…柄の部分に字が彫り込んであるけど…」
奏「WEEKEND GAREGE…?」
奏「聞いたことある…確か、白石さんのお父さんがやってるカフェだったよね…」
奏「なんでこんなところに…」
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奏「ここは…」
奏「っ…!!な、何この教室…!」
奏「う…この匂い…」
類「酷い匂いだね…」
奏「こ、これって…」
類「宵崎さんならわかるんじゃないかな…?ここでは何度も見てるからね…」
奏「あ…もしかして…」
類「そう…人間の血と脂の匂いだね」
奏「………」
奏「そっか…」
不思議と驚きはなかった
類「それにしても酷いね…まるで戦場みたいだ…」
奏「やっぱり、これもモノクマが…」
モノクマ「またボクのせいですか!?」
モノクマ「そうやって、何でもかんでも、ボクのせいにしないでよねっ!!」
奏「モノクマが何もしてないならこんな事になってる訳無いよ…」
モノクマ「いやいや…寧ろ逆なんですけど…」
奏「逆…?」
モノクマ「えー、ヒントを教えましょう」
モノクマ「この部屋に関しては本当に何もしていませんよ」
モノクマ「掃除もしないで、当時の状態にしておいただけなのです!」
奏「え…?」
モノクマ「以上、意地悪なRPGのヒントよりも、ほんの少しだけマシって程度のヒントでした!」
モノクマ「それにしても血だらけって物騒だよね」
モノクマ「でもさ、外の世界でも、人って毎日死んでるんだし…」
モノクマ「だから、大した事じゃないさ!上を向いて歩こうぜ!」
奏「な、何言ってるの…?」
奏「掃除もしないでそのままにしておいた…?」
奏「どういうこと…?」
奏「床に書かれた白線、人形になぞられた不気味な白線…」
奏「これ…知ってる。刑事ドラマの死体発見現場とかで…」
奏「………」
奏「まさか、ね…」
奏「教室中に血痕が飛び散ってる…」
奏「血痕はすっかり乾いてるみたい…茶色になってるし…」
奏「…全部本物なのかな」
類「あぁ、そうだと思うよ…鉄の匂いがすごいからね…」
奏「一体、ここで何が起きたんだろう…」
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奏「これで一通り終わったみたい…」
奏「今回もよくわからない物が多かったな…」
奏「一旦食堂に戻って、みんなに報告しないと…」