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錨を抜く
歌詞変ありというか半分小説化
忘れていけないのはこの歌つくったのがシルヴプレジデント作った人ということ
忘れられないことがよいこととは限らないように
忘れてしまうことがよいこととは限らない
悲しいことだけが人生とは言えないけど
嬉しかったことよりどうしても長く忘れられないものだろう。
『船よ 船よ 荒波の中で
流されずいられたでしょう』
水底に根差す錨のように
私の中に深く刺さっている少女時代。
別れを告げるとき強いられるのは?
私のせいで死んだ人。
その数を数えて
一つ余った小指は
太宰「私のぶんかい?」
つらいこともあった
それでも笑顔で
「貴方のせいよ」
それでも未だ赤い糸を切ることができずにいるのは、「何故だっけ」
|底知れない存在《記憶》だけが怖いわけじゃないんでしょう
手の届かない存在だけが羨ましいものじゃないでしょう
優しさだけが
本当のやさしさじゃないでしょう
それでも常に本音だけでは
「ちょっとむずかしいかな」
あぁ|あの天使《アマネ》は
光を望み
光に拒まれては
『みんな願ってるんだよ』
葛藤の少女時代
「|私が逃げたんじゃない。彼女が悪いんだ《私が悪いんだ》」
熱に浮かされるかのように遠ざけられていく
髪の長さをそろえて
ネクタイを締めて
鏡を見て毎朝つぶやく
『人を救う人になれ』
|叶うこと《『私は闇の花じゃない』》もありましょう
|叶わぬ人《『私は光には立てない』》もおりましょう
それゆえ慰めずにはいられないのでしょう
羽よ 花よ 水面に
「散って」
傷の数を数えて
痛みの数
指を折る
一つあまり
小指は
|愛しさのぶんね《「貴女の分ね」》
悔やむこともありましょう
|私の所為もありましょう《「私のせいなんでしょう?」》
いつかは|赤い糸《最後の執着》 断ち切るのでしょう
花びらにささやきを
哀れみから口づけを
懐かしんで初めて
過ぎ行くのでしょう
惑うこともありましょう
誰かの所為じゃないでしょう
「難しいものだったのね」
『愛せない』、ということは
多分ラストシーンに近いところなんだろうなぁという。
この作品も考察しようがあると思います
本編に関係ある考察ができるものは『迷ヰの謳い』というシリーズになりました!
てことでお待ちしてます((