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これでも太宰の相棒です
麗華side
ノックして彼の寮の部屋に入る。
『敦君、おはよう』すぐに返事が返ってくる。
「おはようございます麗華さん」『本題だが_ 』
『君、武装探偵社に入らないか?』「へ?」
『いやね、君が入るとちょーっと面白いことがあるんだよお』嘘…ではない。
「いやですよ!!!僕なんか役に立たないし…」
『何言ってるの。君がいるだけで《《奴等》》が寄ってくるんだから』
「奴ら…?」『ま、そんなことはどうでもいいけど!太宰が仕事を
紹介してくれるから!一緒に行こう』「僕でもできますか…?」『よゆーでしょ』
だって君、強いから。それに、いい子だもん。
『太宰、連れてきたよ』「もうすぐくにきぃ↑だくんも来るし歩いてようか」
太宰…国木田に怒られるだろ…。取り敢えず僕は探偵社に向かうとしよう。
探偵社にて
谷崎くん、だったね。確かこの子が犯人役。
その妹、ナオミちゃんが被害者役か。
僕はそーっと様子を覗いていればいいのだから特に関係はないのだが。
僕は隠れていようか。若しくは被害者役に…。よし、交渉しよう。
『谷崎くん。』「あ、はいなんでしょう?」『被害者役、やらせてくれない?』
「へ」『だーかーらー、』「いやわかってますけど!」『いい?』
「えぇ…ナオミがいいなら…」「私はお兄様に従いますわ!」『てことで』
案外あっさりいったな…。ラッキーだが。
どれだけ困惑した様子を見せられるか、だな。そしてポーカーフェイス。
敦side
『探偵社が襲われた_?』
正直、パニックと混乱で押しつぶされそうだった。これから向かわなければいけない
場所が襲われたなんて…。それに先ほどから麗華さんの姿が見えない。
途轍もない不安に襲われた。
_怖い。
ただそれだけだった。
探偵社につくと茶髪の男性が麗華さんを人質にして、そして爆弾をもって
探偵社の社長を出すように要求している。
怖い。怖い怖い怖い怖い。
でも、助けないと。僕なんかどうなったっていい。だって、《《そういう存在》》だから。
麗華side
僕はいつも、だれに対しても偽名を使っている。
勿論探偵社も、だ。
敦君はだれにでも正直だと思う。僕とは違って。
こうやって嘘を平気でついて、笑って、任務であろうと人を殺して、騙して。
僕はきっと《《そういう存在》》だから。
ここで問題☆
麗華ちゃんと敦君が言っている
そういう存在とは具体的になんでしょーか!
麗華ちゃんと敦君、それぞれお答えくださーいっ!