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人生はは「生まれたときの運」で決まる
私は、神。
色々なことを決めるリーダーみたいなものよ。
私は、その人の一生の運を生まれたときに決めるのがお気に入り。
ラッキーかアンラッキーかはその時の私の気分によって変わるの。
そういえば、この前地球を覗きに行ったときに変なことしてる人間たちがいたの。
変な木造の建物に、お金を投げ入れ、手を合わせて何か願ってる。
調べると、それは神社とかお寺とかそういうのらしい。
そして、人間たちは私に願い事をしているらしい。
何を願っているのか気になった私は人間たちの心の声を聞いてみることにした。
聞いてみると「ラッキーになりたい」「運がよくなりたい」とかが多かった。
私は、バカなその心の声達に思わず笑った。
自分の決められた運、変えられないものを変えようとする。
無理なことをお金を使ってまで願う。バカみたいで超ウケる。
そう思って大笑いした。
その次の瞬間……。
ガチン!
私は拘束されていた。
「なっ!なに⁉」
必死に周りを見渡すと、辺りには屈強な男たちが私を包囲していた。
「私は神よ?はなしなさい!」
私は彼らに恐れず、命令する。
が……。
バチン!
私は頬に鋭い痛みを感じた。
叩かれたのだ。
男達は私を見下ろしていった。
「やっと捕まえたぞ。迷惑な妄想家め」
私は怖くなり、手足を必死に動かして抵抗した。
「私は神よ!こんなことして許されないわ!殺すわよ!」
彼らは顔を見合わせるとため息をつき、私を捕らえた。
後に、私は自分が妄想の中で神をしていたという事を知らされた。
私は、その妄想で大勢の人々を困らせたのだという。
妄想、辞めた方がいいのでしょうね……。
END