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#20 熱はまだ消えない
だるま「`たった5人、それに怪我を負っている状態で私に挑むとは…`」
だるま「`無謀だ。あまりにも無謀すぎて戦いにならないぞ`」
🐸「はっ!散々煽ってくれるねぇ?」
カキンッッ
シヴァさんの素早い動きでだるまに攻撃を与える
が、
だるま「`非力すぎて痛くもない`」
ズシャッッ
🐸「が…っ!?」
🦖「シヴァさんっ!!!」
血がポタポタと流れていく
息もかなり浅い
このままじゃ、まずい…っ!!
👻「だるま、こんなこともうやめてよ」
バクが俺たちの前に立って言う
だるま「`誰だお前は、カラフルピーチのメンバーではないだろう?`」
👻「__…やっぱり覚えてないよね__」
何かを呟いたような気がしたが、気のせいだろう
だるま「`私も少し力を解放しよう`」
だるま「`出でよ、狂気共`」
👹「`…我は、殺す、お前らを`」
👓「おい、、嘘だろ、?」
だるまが謎のオーラを解き放つと、
今まで倒した拾の鬼
🧸「`私、メリーさん。また会えて、嬉しいなぁ♪`」
🤡「`いひっ♪わたくしもです、今宵はスプラッシュショーですね♪`」
メリーさんにブラックピエロが出てきた
🌷「そんな…5人でこれを相手するなんて、、」
無理、死ぬ、そんな単語しか出てこなかった
黒く濁っただるまの瘴気がじわじわと迫りくる
肩で荒く息をつきながら、それぞれが武器を構えるが、
🐸「…っがぁ…、っ」
🦖「くっそ…っ、!」
振るう腕は震え、足は鉛のように重かった
🍪『…絶対生きて、絶対帰りましょう』
🍗『…俺はもう、子供じゃないからニコッ』
仲間を失い続け、
🌷『た、たっつんさんが…』
🍗『消えた、』
⚡️『`俺は帰らない、ここでお前らと一緒に死ぬ`』
希望を失い続け、
それでもここまで辿り着いた
🦖「うおおあああああああああ!!!!!!」
だが、
グシャッッ
カキンッッ
ズシャッッ
もはや限界は近い
ポタポタッ…ボタッ
🌷「はぁっ、はぁっ……っ!」
なお兄は額から流れる血を拭うこともできず、
視界を歪ませながらも前を睨む
👓「なお…っ、き、さん…っ」
もふくんは盾を構えてなお兄の前に立つが、
その腕は何度も砕けそうに揺れている
🐸「……俺たち……ここまで、なのか?」
シヴァさんが低く呟く
その声に、誰も否定の言葉を返せなかった
俺らの周囲を、闇が嘲笑うかのように渦巻く
👻「こんなところで…死ねない、のに…」
絶望が喉元までせり上がり、心を飲み込もうとする
🦖「…っ!!」
俺は唇を噛み締めて俯いた
仲間を守れなかった後悔、
強さが足りなかった自分への怒り
そして、
🦊『じゃっぴ!』
🍫『じゃっぴ〜!』
🐏『じゃぱぱさん?w』
🎸『じゃぱさーん!』
🍪『じゃぱぱさんっ!』
🍗『じゃぱぱ、』
胸に刻まれた仲間たちの声
俺たち……こんなとこで終わっていいのか、?
それでも、誰も次の一手を打てずにいた
だるま「`じゃあな`」
俺らはただ、闇に呑み込まれる寸前だった
ごめん、、皆んな、、
ごめん、、たっつん…
目を瞑り覚悟する
その時だった
?「はっ!!!」
カキンッッ
俺達に迫りくる闇を切り裂いて前に立つ
🎸「まだ、終わってねえだろ?」
🦖「う、うり…っ!?」
🦖「なんで!?死んだんじゃ…っ!!」
何が起こってるんだ!?なんでうりが!?
🎸「俺が簡単に死ぬわけねえだろ…お前ら置いていくわけにはいかねえからさ!!」
そう言って、うりは短剣をくるりと回し、闇へと構えた
その横に、もうひとつの影が現れる
🐏「もう…危ないところだったなぁ!w」
笑いながら現れたヒロくん、
その目は闇を睨んでいた
🐸「ヒロくん!?」
シヴァさんが叫ぶと、ヒロくんは小さく笑って振り返った
🐏「言ったでしょ?貴方を守るのが俺の役目だって、」
続けざまに、澄んだ声が響く
🍫「絶対こんなところで死なせないからっ!」
ふわりと光が広がり、現れたのはえとさんだった
🌷「えとさんまで……!」
🍫「ほらね?生きて会えたでしょ?w」
えとさんは涙ぐみながらも笑顔を浮かべた
🦊「おっしゃー!どぬくー?参上っ!」
カッコつけながら現れたのはどぬ
👓「どぬ…っ!!」
🦊「もふくんが生きててくれて良かった…よーし、こっからは俺活躍するからね!」
そして、優しい声が響く
🍪「私だって活躍しますから!」
👓「のあさんっ!!」
シヴァさんともふくんが涙を拭う暇もなく駆け寄ろうとする
🍪「私も一緒に戦います、最後くらいいさせてください!」
剣を構えて、俺の前に立つ
🍗「全員揃ったな、」
静かながらも力強い声
姿を見せたのはゆあんくんだった
🦖「ゆあんくん…っ!!」
なお兄と俺はゆあんくんに駆け寄る
🍗「俺たちの戦いは、まだ終わってない。」
🍗「だるまを倒して、たっつんを助けるまでは。そうだろ?w」
ゆあんは剣を構え、仲間たちの先頭に立つ。
6人の影が、俺達の前に並んだ
🦖「これでやっと全員…」
ゴゴゴゴゴオオオオ…
大地が震え、空が裂ける
まばゆい光と共に、巨大な装置が姿を現した
👓「な、なに!?空から何かが…!!」
ゆっくりと降り立ったそれは、
タイムマシンだった
扉が開き、風が吹き抜ける
?「遅くなりましたが…」
❄️「天才達も来ましたよ〜!!」
先頭に立っていたのは懐かしい仲間、
るな
見慣れない服装に杖を持っている
少し大人びた表情を浮かべて、皆んなを見渡した
🌷「るなさん!?どうして…」
❄️「シェアハウスに皆んないなくて、嫌な予感がしたんです。」
❄️「なので仲間を連れて助けに来ました!」
後ろから現れた人たちを見て驚いた
⚜️「うふふ、私もいるわよ。」
エレナが髪飾りをきらりと輝かせ、
💫「お前らを助けろってるなから言われたんだよ」
🍫「ミノル…っ!?でもミノルは…!!」
❄️「私達と出会う前の世界線から連れてきたんですよ!」
ミノルが鼻で笑いながら杖を取り出し、
🌻「あなたが別の世界での私なのね、助けに来たわ」
ヒマワリは魔法書を片手に杖を構える
全員が揃った
仲間達と共に闇に立ち向かう
⚡️「`…なん、で`」
たっつんの表情が少し揺らいだ気がした
🐸「これ以上、心強いことってないよな…!!」
全員で武器を構える
🦖「皆んな…っ!!行くぞー!!!!」
全員「おおおおおおおーーー!!!」
光達は闇へと走っていった
おつなこ!!