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「悪に染まりし天使の名は」最終話『愛に染まった悪魔』
グシャッ
生々しい音が耳に響く
だが、猛烈な痛みや生暖かい感触は感じなかった
🍆「え…っ、?」
目を開けたそこには、
💗「ぐ……っ、!」
俺を庇うようにして立ったラヴァーの姿があった
足元には血溜まりができている
🍆「ラヴァーっ!?なんで…っ!!」
俺は今にも倒れそうなラヴァーの身体を支えた
`デスター「…貴様…なぜだ…っ!?」`
ラヴァーは荒い息を落ち着かせて言った
💗「私は…っ、悪魔だ、、」
💗「でも…っ!!」
俺を見てラヴァーは、笑った
笑って言った
💗「たとえ悪魔でも…っ、大好きな人を死なせたくなんてないから…」
🍆「…っ!!」
震えた手が俺の頬に触れる
💗「大好きな人を死なせてまで…、私はお前に仕えたくない…っ」
💗「私は悪魔なんかじゃない…っ!」
💗「人間を愛する、大天使だ…っ!!!」
彼女の羽が白く光る
🍌「…天使、、」
⛄️「ほんとにいるなんて…」
4人も言葉を失っている
俺も開いた口が塞がらない
`デスター「今更貴様に何ができる?」`
`デスター「貴様の心臓は貰った」`
`デスター「悪魔だったから今は息ができているが、」`
`デスター「天使になった以上貴様は死ぬ」`
そう言ってデスターは消えていった
💗「ごふ…ッ、!?」
🍆「おいっ!!しっかりしろっ!!」
血を吐いて倒れるラヴァーを支えながら寝かせる
🍆「MENっ!!救急車!!」
🐷「は?え、は、はい…」
💗「い、ぃの…ッ」
💗「わた、しは…もぅ、死…ぬから、、ッ」
🍆「でも…っ!!」
俺は必死にラヴァーの胸を抑えた
どんなに抑えても血は止まらない
🦍「ぼんさんっ!!心臓を取られてるんです!!」
🦍「止血なんか出来るわけないでしょ!!」
🍆「そんなの分かってるよっ!!!」
ただ、
ただ俺は、
🍆「ラヴァーに…死んでほしくないんだよ…ッ」
💗「…ある、じ…様」
俺はいつの間にかラヴァーに惹かれていたんだ
🍆「確かに、お前は悪魔だったよ…」
🍆「操られて強制的に恋人にされたりした」
🍆「でも…っ」
🍆「俺に殺しをさせたり、俺を殺したりなんて、、」
🍆「そんな素振りは1回もしなかった…っ」
本当は…
ラヴァーは心の底から優しいやつなんだと思う
俺と過ごす時間を思いっきり楽しんでいた
あの時のラヴァーは、
初めて会った時に見せた笑顔より、
明るく眩しく見えた
心の底から笑っていた顔だった
💗『…ねえ、主様、やっぱり…』
ドスさんに声をかけられる前に、
ラヴァーが言いかけた言葉
きっとあの時、ラヴァーは俺に、
「契約なんてやめましょうよ」
そう言おうとしてくれたんだと思う
ラヴァーは俺を悪魔にしたくなかったんだと思う
🍆「でも…なんで…俺を助けたんだよ」
🍆「んな事したら、お前生きれないだろうよ…っ」
💗「なん、で…かしら…ね、?」
💗「大好き…だから、生きて…ほしかった、、」
💗「ただ、それだけよ…」
彼女の目に涙が浮かぶ
死ぬ間際でさえ綺麗な笑顔を浮かべていた
🍆「んだよ…それ…っ」
🍆「ふざけんなよ…っ」
ラヴァーの握る手の力が段々と弱くなっていく
🍆「な、なぁ…っ!!ラヴァー!!」
💗「まだ、辛いことは…沢山あると、思うの…」
💗「でも、主様なら…っ、貴方たちならきっと…乗り、越えら…れる」
💗「私…、最期に…主、いや…」
💗「ぼんさんのこと…好きになれて、良かった…ニコッ」
俺の涙がラヴァーの頬に落ちる
その衝撃を感じて幸せそうに、
ラヴァーは目を閉じた
もう、身体が動くことはなかった
そして光に包まれてラヴァーの姿は消えていった
ただ、泣くことしかできなかった
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🦍「…ぼんさん?」
あれから数日経った
いつも通りの日々が過ぎていって
平凡な生活をしていた
でも未だに、
俺の隣には彼女がいる気がして、
ふと横を見てしまうことがよくある
🍆「…今行くよ」
でももうラヴァーはいない
やっぱり俺は、あいつのことをちゃんと好きになっていた
女の子なら誰でも好きになると思っていたが、
ラヴァーは特別なやつだ
きっとそれはこれからも変わらない
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🐷「…」
会社を出て、少し離れた路地へと向かう
🐷「…いらっしゃいますか?」
?「ああ、MEN。お疲れ様」
冷たく冷淡な声で言う彼女に、
俺は跪いた
🐷「全て…計画通りです。ニコッ」
おつなこ!!!