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宝石世界と一体化?
嫌な音がしたあと、私は床に跪いた。
髪の先が痛い。
「レイ…さん?」
私はレイさんを見上げた。
「こんなことになるから、絶対に宝石に触れてはダメ!」
レイさんは心配そうな表情で言った。
「ごめんなさい…」
私が謝ると、レイさんはしゃがんで、私を撫でてくれた。
「でも、宝石化がほんの少しでよかった。」
レイさんの手は暖かくて、私は思わず泣いてしまった。ずっと寂しかったから。
レイさんはそんな私をずっと、優しく撫でてくれた。
私が泣き止んで落ち着くと、また食料探しに戻った。
宝石世界には、綺麗なものがたくさんあった。
今まで気づかなかっただけで、お花もあったみたい。
「これ、食べられます?」
「色的に無理ね。」
だれも食べたことないから、正解が分からない。
「これとかはどうでしょうか?」
「これなら食べられそうね。」
14回目、ついに食べられそうなものを見つけた。
トマトの宝石版みたいだった。
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