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第一話
冴えない中学生
「あら、神楽坂先輩よ!今日もお美しい、、、」「前回の中間試験も総合一位だってよ。」
(そんなにジロジロ見ないでよぉ。寝坊して寝起きなんだから!!もしかして、なな、寝癖ついてる!?)
ここは由緒正しき名家の出の者、将来社会を引っ張っていく学生が通う私立明秀院学園。
そんな名門中の名門、明秀院のトップに立っている者こそこの|神楽坂《かぐらざか》ななみ。
明秀院学園中等部の生徒会長を務め、成績は毎回決まって一番。
勉学、運動、芸術、武術、人柄、家柄。どれをとってもななみの右に出るものはいない。
そう噂のななみだが、すべては表の顔だった、、、
(あぁ、テスト勉強疲れたよぉ。もういやだ、帰りたいよぉ。しょうがないから、教室行くかぁ)
「おっはよーーー!!ななみ!!!」
「おはよ。結乃。なんか今日すっごい正門でみんなに見られたんだけど、寝癖ついてないよね!?」
「大丈夫だよ!今日もかわいい!!」
「ほんと???ありがと大好き!!!!!」
この子は|紅莉栖結乃《くりすゆの》。ななみと同じクラスで仲の良い友人の一人だ。美術に所属している。でも、ちょっと勉強は苦手で、、、
「おい!紅莉栖!!!補修の日程票を出せ!(先生の声マネ)って鈴木先生がブチギレてたけど」
「あ。やっべ、、、忘れてた。」
「早くいかないと今日が命日になるぞ」
こいつは|九頭竜律《くずりゅうりつ》。ななみとはクラスも同じで部活も同じで剣道部の所属。一応こんなんでも部長らしい。
「そんな律はテスト直しだしたの?」
「それがなぁ、学。出してるんだな!しかも、昨日!!!」
「えっ!うっそ、、、」
「おジャス、流石に失礼だよ??」
「あ、ごめん。律」
この二人は、|梅園学《うめぞのがく》と|橘《たちばな》ジャスティン。学とジャスティンはななみに続き、学年二位と三位。二人とも結乃と同じく美術に所属している。ちなみに、ジャスティンは名前が長いという理由でおジャスと呼ばれている。
一方、その頃正門では、
キーンコーンカーンコーン♬
「セーーーーーフ!!!」
「ギリギリ、アウトじゃない?秀哉」
「伶弥だってまだ門にいるじゃん!!!」
「今日は、遅刻するって連絡してあるから。僕はいいの。」
この二人は出雲伶弥と月城秀哉もななみたちと同じクラスであり、本日遅刻中である。