公開中
夢のセカイ
イ 「ん?ここは…。あ!!薔薇がない!!」
イ 「マネキン、目玉、気持ち悪い…。」
夢 「イブラヒム〜!!どこ行ったの〜!!早くしないと追いつかれちゃうよ〜!!」
イ 「あ、」
夢 「どうしよう、こんなに探したのにどこにもいない…。」
イ 「いなくなっちゃった…。」
イ 「薔薇、あ!あった!!」
ペチャっ
イ 「溶けた…。どうしよう…。」
加 「イブラヒムさん!!どこですか!!どうしましょう、このままでは帰れません…。」
イ 「社長まで、」
ダッ
女たち ふふふふっ
イ 「早く、見つけないと、」
イ 「えっ、二人…とも?」
イ 「っっっ、」ダッ
この先出口です
イ 「早く帰らないと!」
虚空 うぅぅぅうぅぅう
イ 「はっ」
黛 「あ、よかった。目が覚めた?」
イ 「うん。」
黛 「気分はどう?」
イ 「怖い夢見た…。」
黛 「無理もない…か。あんな目にあったらね。」
イ 「……。」
黛 「イブラヒム。ポケット見てみ?」
イ 「あめ?」
黛 「いちご味の飴。俺刺激物食べられないから。」
イ 「ありがと。」
黛 「あ、イブラヒムの薔薇は活けてあるから。」
イ 「うん。」
イ カーディガン拾う。
黛 「あ、拾ってくれたの?ありがと。」
イ 「まゆ先輩って、なんでメッシュ?インナーカラー?入れてるの?」
黛 「インナーカラーね。これは生まれつきだよ。」
イ 「美術館一人できたの?」
黛 「うーん。本当は友達と来る予定だったんだけど、うるさかったから置いてきた。」
イ 「え?」
黛 「イブラヒムっていくつなの?」
イ 「俺は25歳だよ」
黛 「え、俺より年上じゃん。年下だと思った。」
イ 「え〜若見えじゃん。」
黛 「そうだね。」
イ 「それじゃあ、そろそろ行く?」
黛 「体調は大丈夫?」
イ 「大丈夫だよ。」
黛 「そっか。じゃあ行こう。」
イ 「さっきっから思ってたけど、壁の色めっちゃ変わるね。」
黛 「そうだね。」
イ 「あ、ミルクパズルだ。」
黛 「知ってるの?」
イ 「一応。」
黛 「ミルクパズル、俺は好きだけど、嫌いな人って多いよね。」
イ 「絵がないからね。」
黛 「また謎解き的な場所だね。」
イ 「ぽ◯も◯みたいな?」
黛 「そうだね、が正しいのか?」
イ 「とりあえず、どういう謎なんだろう。」
黛 「ボタンがあって片方が沈んでもう片方が出てくるやつだね。」
イ 「つまり?こう行って、こう行って、こう?」
黛 「あと、ここだね。」
イ 「えっと、こうか?」
黛 「たぶんね。」
イ 「よし。これで出られた。」
黛 「また鏡があるよ」
イ 「ほんとだ。」
黛 「できることならもう見たくはなかったけど…。」
イ 「あ、本棚もあるみたいだね。えっと?」
パタン
黛 「イブラヒムには早いよ。」
イ 「え?」
黛 「とりあえずこの部屋に入ってみよう。」
イ 「うん。」
決別
イ 「なんか、嫌な絵。」
黛 「だね。」
バツン(停電)
イ 「うわぁぁぁぁあ!!!」
黛 「急に電気が?イブラヒム、いる?」
イ 「いるよ〜」
黛 「じゃあ、そこにいてね。」
イ 「けど、暗いな…。」
黛 「そういえば不破くんからライター借りてたんだった。」
イ 「え?」
カチッ ぼぅ
お客様にご案内いたします。当館では火気厳禁となっております。万が一スタッフが発見した場合
黛 「…なに、これ」
イ 「床が文字だらけ。」
黛 「もういいや。出よう。」
イ 「うん。」
がちゃっ
イ 「うわあぁあ!!血?」
黛 「絵の具だよ…多分。」
イ 「ていうか、うわあの関連が上顎何だけど。」
黛 「スマホ使えるんだ。」
イ 「使えない。」
黛 「え?」
イ 「って、また像がいる。」
黛 「とりあえず、段ボール使ってどかすね。」
イ 「おお。」
黛 「どかしたけど、あんなところにドアってあったっけ?」
イ 「たしかに?まぁ、行ってみよう。」