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血混じりの雨
花音「本当だっ!誰かが倒れてるよぉ…!」
#名前#「ねっ?助けないと…」
私たちはその子に近づいた。その子の頭にはなんとキツネの耳がついていたんだ。
花音「種族は妖怪ぎつね…か…?」
#名前#「え?」
花音「いや、それより。はい、これで手当して」
花音は私に手当用具を3つくれた。私はすぐにその子を手当した。手当してもらって、落ち着いたのか。その子はむくりと起き上がった。
#名前#「あ!起きたね!君は?私は#名前#!こっちは花音ちゃんだよ」
リア「僕は天狐リア。妖怪ギツネさ」
#名前#「へー!リアっていうの!君はどうしてここにいたのさ」
リア「…この近くで異変が起きているということを聞いてさ。ちょっときてみたんだ」
花音「ふーん…なんで倒れてたのよ?」
リア「変な奴に襲われたんだ」
…異変の元凶だろうか?とにかくここはやっぱり危険だ。絶対にここに元凶がいる!
花音「変な奴って…?どんなやつか覚えてる?」
リア「僕と同じ妖怪ぎつねだったね…。なんかオレンジ気味の赤い髪をしてたかな…?」
花音「元凶ももしかして妖怪ぎつね…?なんか厄介だな…」
#名前#「え?なんで?」
私の質問に花音は気難しそうに答えた。
花音「妖怪ぎつねは結構魔法を使えるし、魔術師並みの魔力なのよ…。だから相手も強いはず。気をつけないとね」
…確かにそれは厄介かも…。いや、リアさんも強うそうだしね。きっと勝てる!
花音「じゃあ、行きましょうね。あ、リアさんも…くる?」
リア「もちろん。異変の元凶を倒したいしね」
リアさんは頷いた。私たちは雲をどんどん歩いて行った。異変の元凶は強いかもしれないけど…。なんとか倒すしかないよね。
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?「来たか…」