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捜査再開
瑞希「ねぇ奏、まずは死体が見たいな」
奏「死体が見たいって…」
瑞希「死体は嘘をつかない。生きてる人より確かな真実を教えてくれる…」
瑞希「でしょ?」
奏「でしょって言われても…」
瑞希「とにかく急ごう、早くしないと学級裁判が始まっちゃうよ?」
奏「……そうだね」
瑞希「それじゃあ行こっか」
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瑞希「……一歌ちゃん…杏…」
一瞬だけ、瑞希の表情が強張った気がする…
でもほんとに一瞬だけで…
瑞希「…始めようか」
なんの迷いもなく死体に触れてるのすごいな…
瑞希「……ねぇ奏、早速見つけたよ」
奏「え、な、何を見つけたの…?」
瑞希「杏が左腕に時計をつけてるのは知ってる?」
奏「うん…覚えてるよ」
瑞希「その腕時計が壊れてるの…ほら、針が動かなくなってるよね?」
瑞希「おそらく、誰かと争った時に壊れたんだろうね…」
瑞希「それに、針は6時を過ぎたところで止まってるよ」
奏「つまり…その時計は6時過ぎに壊れたってことだよね」
瑞希「うん…でも昨日の夜…杏の時計は壊れてなかったと思う…」
奏「昨日アルターエゴが無くなった時…白石さんは腕時計を見てたからね…」
奏「じゃあこの時計が壊れたのって…今朝の6時?」
瑞希「そうなるね…あとこれも気にならない?杏の左手…」
奏「左手…あ、何か握ってるね…」
瑞希「取ってみようか…」
奏「これって…紙の切れ端?」
奏「手掛かりにはならなそう…」
瑞希「いや、それはどうかな?」
奏「え…?」
瑞希「ほら、次は一歌ちゃんの死体を調べるよ」
奏「う、うん…」
奏「瑞希、どう?何か分かりそう…?」
瑞希「うん、結構手掛かりがあるね」
瑞希「まずは…これ」
奏「…丸められた紙…?」
瑞希「一歌ちゃんのポケットに入ってたよ。メモ書きみたいだね」
--- 抜け穴らしき穴を見つけた ---
--- 外が見えるからここから出られるかも ---
--- モノクマに勘づかれるとまずいから、みんなに内緒で早朝6時に物理準備室に集合 ---
瑞希「…なんか聞いたことあるよね?」
奏「あ…雫さんが言ってたのと同じ…」
奏「やっぱり雫さんが言ってたのって本当だったんだ…」
瑞希「でも全く同じではないね…時間帯と集合場所が違う…」
瑞希「雫ちゃんの話だと、彼女は深夜1時に呼び出されてたよね」
瑞希「だけど…このメモには早朝6時って書いてある…」
瑞希「それに、一歌ちゃんが持ってたからって、一歌ちゃんの物だと限らない…」
奏「え…なんで?」
瑞希「そのメモ、右端の部分がちぎられてるでしょ?」
瑞希「そこに重要な意味があるはず…」
奏「重要な意味…」
瑞希「よく考えてみて、そもそも一歌ちゃんは…どうして紙の切れ端を大切に握っていたのかな?」